令嬢アンナの真実 偽セレブ?詐欺師?
本作は、ドイツの大富豪の令嬢アンナ・デルヴェイになりすまし、ニューヨークの社交シーンで人気を集めてセレブから富を巻き上げた詐欺師に、ある記者が迫るサスペンスドラマ。
アンナ・デルヴェイ役を務めるのは、「オザークへようこそ」でエミー賞ドラマ部門助演女優賞を獲得したジュリア・ガーナー。『マイ・ガール』のアンナ・クラムスキーや、アリアン・モーイエド、アレクシス・フロイドらが共演する。
制作は、「グレイズ・アナトミー」シリーズや「殺人を無罪にする方法」「ブリジャートン家」など数多くのヒット作を手掛けたションダ・ライムズが務めた。
資産家令嬢アンナ・デルヴィになりすましてセレブや銀行から大金を巻き上げたアンナ・スローキンとある取材でミスをして週刊誌の部署に左遷されたヴィヴィアン・ケント記者。
詐欺師と記者と立場の違いはあるが、男社会の中で成功と何者かになりたくて手段を選ばず頑張ったという共通点から反発しながら共感し共犯関係になるアンナ・スローキンとヴィヴィアン・ケントの関係が軸になっている。
セレブの世界をアンナの目線から、一流レストランやパーティーや豪華クルーズなどを垣間見れるのが楽しい。
被害を受けたにせよ取材相手になったり弁護士のクライアントになったにせよ、アンナ・スローキンにみんな執着していくのが、面白い。
野心的で大胆で勤勉で傲慢なアンナ・スローキンに、みんな憧れ憎み惹かれる周囲の人たちの狂わされぶりが、まさに何故セレブが簡単に騙されたかの理由になっている。
アンナ・スローキンを演じるジュリア・ガーナーなどのキャスト陣のアンサンブルが楽しめる実話系クライムヒューマンドラマ。
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