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わたしの魔境 人はなぜカルト宗教という魔に入られるのか

あらすじ

普通の新卒OLの湯川華(近藤里奈)。彼女は、騙されてマルチ商法企業に入社してしまい、上司から理不尽な叱責を受ける毎日を送る。同僚から性暴力を受けたことから、何かを見るようになっていく。
ある日、人気YouTuberの紹介動画をきっかけに、カルト宗教「ニルヴァーナ」に心の救いを求め、のめり込んでいく彼女。
そこには、自分が会社員生活で見出す事の出来なかった、心の平和を見いだせたかに思った。
しかし彼女は、やがて教団の恐ろしい実態を知り、引き返せなくなっていく―。
元NMB48 近藤里奈 映画初出演。
ひかりの輪の上祐氏などに取材したインタビューパートと現代を舞台にしたフィクションパートを通して、コロナ禍でSNSオンライン動画メディアが発達した現代に、もし同様のカルト教団があった場合どうなるかを描く。

感想など

イジメによるトラウマを秘め、家族と疎遠になりながらも、利他愛による奉仕活動している華は、生活支援の相談支援すると謳っている会社に入社するが、実は生活支援アプリの会員にさせて法外な入会費を払わせて、次々に会員を紹介させて紹介料をふんだくるマルチ商法の会社で上司から高いノルマを科されてパワハラで心身をすり減らして優しい同僚に相談したらストーカーされ性暴力を受けてしまい、トラウマから神秘体験のような幻覚を見たりして、カルト宗教にハマっていく過程を描くドラマパート。
オウム真理教から分裂したひかりの輪の上祐氏やアーレフに潜入したジャーナリスト村田らむやひかりの輪の会員などに取材したインタビューパートを、交錯させることにより、悩みがあっても家族とのトラウマなどで疎遠になってしまい相談出来ずにいる孤独な若者が自分で判断して決める事に耐えられず擬似家族的なカルト宗教に判断や思考を委ねることでカルト宗教にハマっていく心理や肉体疲労が激しい修行を重ねて得た脳が見せた錯覚や幻覚を神秘体験と信じ込む心理のメカニズムや宗教団体のリーダーが弟子を引きつけるために肉体疲労が激しい修行をさせていくところから修行中に体験した変性意識状態が真理のように思い込むようになっていく心理や恐怖などにより教祖に対する妄信を強化するために暴走していくメカニズムを炙り出していくところが、高校や大学などで研修の材料として見せることで神真都Qなどの陰謀グループなどにハマって人生台無しにしないように啓蒙する為の目的とした実話ヒューマンサスペンス映画。

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