百円の恋 安藤サクラが主演した最強の青春ボクシング映画
あらすじ
斎藤一子(安藤サクラ)は32歳にもなって、実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。
やがて離婚や家族との大ゲンカを経て、一子が家を出ることに。あてもお金もない一子は、仕方なく、100円ショップの深夜労働を始めるが、そこは様々な問題を抱える、個性豊かな底辺の人間たちの巣窟だった…。
負けっぱなしの人生から這い上がろうとする女と挫折を経験した男の、再生の物語。R-15+
感想など
なんと言っても、安藤サクラの圧倒的な存在感につきます。
安藤サクラの無気力で怠惰な心身が鍛え上げられていく中で研ぎ澄まされていく過程や細かい描写、主人公が勤めている百円ショップや主人公のくたびれたファッションやコンビニのお金をちょろまかしたのに残飯目当てにたむろするおばさんやギャンブル狂のバツイチのコンビニ店員や中年ボクサー狩野などの愛すべき負け犬たちの魅力、「憎まないと殴れないだろ」「そしたらまたあんたの風邪もらってあげる」「年食って自分に自信がないのは惨めだからな、お前はそうならなくて良かった」「下を向くな!相手を見ろ」などの印象的なセリフ、ラストの追い込まれながら出し切る試合、クリープハイプの主題歌が沁みる傑作ガールズファイト映画です。
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