次元大介 モンキー・パンチ氏に絶賛された玉山鉄二版次元大介が、帰って来た!
あらすじ
愛銃コンバットマグナムに違和感を覚えた次元大介(玉山鉄二)は、世界一のガンスミス(銃職人)を求めて日本にやってくる。
辿り着いた先に待っていたのは、さびれた時計店を営む女性・千春(草笛光子)だった。
「銃の仕事はもう辞めている」と修理を断る千春だが、そこへオト(真木ことか)と名乗る少女が時計を持ち現れる。
図らずも始まった疑似家族のような暮らしの中でオトが抱える悲しい過去が徐々に明かされる。
次元大介は、千春から銃の修理と引き換えにオトの護衛を頼まれた。
そんな矢先、謎の集団がオトを連れ去る!!!
謎の集団の正体は、悪名高いスラム・泥魚街のボス、絶世の美女にして伝説の殺し屋アデル(真木よう子)とその元傭兵の右腕・川島(永瀬正敏)と率いる私兵。
なぜ彼らが、オトを狙うのか。
アデルは、養護施設から子供を攫い、ある冷酷なビジネスに手を染め、オトを「適合者」として狙っていた。
次元は、アデルの指揮によって要塞と化した街から囚われの少女を無事に救い出すことができるのか、そして彼女に感情を、笑顔を取り戻すことができるのか。
組織に連れ去れたオトを助け出すべく、次元は孤独な戦いに身を投じる。
ルパン三世の相棒、次元大介を主役にしたプライムビデオオリジナル映画。2014年の「ルパン三世」以来9年ぶりに玉山鉄二が、次元大介を演じる。
感想など
今回は、ウォーターフロントの開発で置き去りにされたアウトローの吹き溜まりの街「泥魚街」を舞台に、コンバット・マグナムを使えない状態になった次元大介が、組織に狙われた孤独な少女オトに笑顔を取り戻すため、巨大な組織と戦う次元大介の孤独な戦いを、気難しいが情に厚い次元大介と過酷な過去の為に声を失ったオトや元ガンスミスの千春の擬似親子関係、次元大介と片腕の博徒の金城(本宮泰風)や情報屋の広重(波岡一喜)とのベタつかないアウトロー同士の男の友情、時計職人になる夢に破れ心ならずもガンスミスになった千春や川島の情婦だが娼婦を守る瑠璃(さとうほなみ)やヤクザと警察に逆らい巨大な力を手に入れようとするアデルのアウトローの世界に生きる女たちの過酷な誇り高い生き様、クライマックスの傭兵部隊とのバトルや優れたステルス能力を持つ川島と次元大介の暗闇の中での一騎討ちやアデルと次元大介の早撃ち対決の松田優作の「遊戯」シリーズを彷彿とさせる東映セントラル風味の迫力満点のガンアクション満載で、ハードボイルドな世界観で描き、次元大介を演じる玉山鉄二や真木よう子や永瀬正敏や草笛光子など名優揃いのアンサンブルを楽しめるハードボイルド・アクション映画。
「長い休暇だったな」
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