レクイエム・フォー・ドリーム ドラッグとダイエットと悪夢
あらすじ
ブルックリン。孤独な未亡人サラ(エレン・バーンスティン)のもとに電話抽選によるTV番組出演の話が舞い込む。
スリムなドレスを着こなそうとダイエットを開始したサラは、医師に処方されたダイエットピルで瞬く間の減量に成功する。
一方、ドラッグ漬けで文無し生活を送っていた一人息子のハリー(ジャレッド・レト)は仲買人から得たヘロインを不当に捌く密売で、恋人のマリオン(ジェニファー・コネリー)と共に成功者気取りの羽振りの良さを見せるようになっていた。
ドン底の生活から見違えるまでの活気を取り戻した母子は、やがて束の間の再会を喜び合うのだが・・・。
感想
「ブラック・スワン」でも自らの心の闇に取り憑かれ破滅していく主人公を冷徹に描ききったダーレン・アロノフスキー監督が、ちょっと背伸びして夢を追った普通の人間がドラッグのせいで、もろく崩れて破滅に向かっていく姿を冷徹にリアルにブラックユーモアたっぷりに、独特の編集や映像で、ドラッグの幻覚や破滅を描ききったアンチドラッグ映画であり、最強のトラウマ映画です。
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