カリートの道 私が偏愛するギャング映画 その3
あらすじ
かつて街を牛耳り麻薬の帝王として君臨したカリート(アル・パチーノ)が刑務所から帰って来て見たものは、以前には闇の世界にもあった仁義やルールが時の流れと共に姿を消し、今や殺伐とした雰囲気に変貌していた街の姿だった。
今度帰ってきたら待っていてくれた恋人との純粋な愛に生きようと思っていた彼は、そんな街からは出ていくことを心に決めていたが、彼にはどうしても返さなければいけない1つの“借り”があった……。
感想など
もしトニー・モンタナが生き延びて、娑婆に出ることが出来たらどんな人生を歩んだかという感じのストーリーです。
アル・パチーノが演じるカリートは、トニー・モンタナよりも、より仁義を重んじて、情が深い昔気質のギャング。
カリートはかつて愛した女と南の島で余生を過ごすために、親友の弁護士やかつての仕事仲間とのしがらみに抗いながら、カリートは自分なりの道を貫いていく。
スカーフェイスよりも枯れた渋みのある男っぷりを、アル・パチーノが見せています。
特にラストの駅の構内での華麗な銃撃戦は、デパルマ独特の長回しを生かしたスリル満点のアクションシーンで、見応えがあります。ジョン・レイグイザモやショーン・ペンの好演も、見応えあります。
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