ヴォイス・オブ・ラブ セリーヌ・ディオンの自伝風音楽映画
あらすじ
1960年代カナダ。フランス語圏ケベック州の田舎で、音楽一家の14人きょうだいの末っ子として生まれたアリーヌ(ヴァレリー・ルメルシェ)は、幼い頃から歌の才能を発揮。
12歳の時、母(ダニエル・フィショウ)が有名音楽プロデューサー、ギィ=クロード・カマラウ(シルヴァン・マルセル)にデモテープを送ったことをきっかけに、レコードデビューを果たす。
ギィ=クロードの指導の下、コンサートツアーを重ね、着実に人気と実力を獲得していくアリーヌ。
ギィ=クロードとの関係は、やがて恋愛に発展。
親子ほども歳の離れた関係は、一度は母に反対されたものの、最終的には家族全員の祝福を受け、2人は結婚する。
ギィ=クロードの持病や不妊治療、心労を重ねたことで声帯を痛め、数ヶ月の休養を余儀なくされるなど、様々な困難に直面しながらも、それを乗り越えたアリーヌは、映画の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」で大成功を収める。
まもなく待望の第1子も生まれ、ラスベガスに新居を構える2人。
やがて愛する父を失いながらも、精一杯歌い続け、世界のディーヴァの地位を不動のものにしたアリーヌは、3人の子どもに恵まれる。
その一方で、最愛の夫ギイ=クロードに病魔が忍び寄っていた……。
世界の歌姫セリーヌ・ディオンの半生をモデルにした音楽映画。
感想
最初のうちは、家族全員でやっていたファミリー・バンドの看板歌姫として活躍したセリーヌ・ディオンは、母が有名な音楽プロデューサーのギィ=クロードにデモテープを送ったことで運命が変わった。
ひとつは、ギィ=クロードがプロデューサーでプロの歌手としてデビューしたこと。
もう一つは、二人三脚で歌手活動する中でプロデューサーのギィ=クロードと歌手のセリーヌ・ディオンの間に愛が芽生え、生涯のパートナーになったこと。
早くから欧米での活躍を見越して、英語やダンスの訓練をセリーヌに受けさせたり、有能なプロデューサーのギィ=クロードの先見の明とセリーヌ・ディオンの努力があって、世界的なディーヴァにセリーヌ・ディオンがなったのがよく分かる。
両親の反対を押し切ってのギィ=クロードとの結婚、不妊治療の苦労、歌手活動と育児の両立の苦労など、あまり知られていないセリーヌ・ディオンの人間としての秘話が興味深い音楽映画。
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