配偶者DV 最大の被害者は子供
ドメスティックバイオレンスDVという言葉は浸透してきたけどなかなか発生件数は減らず、通報からDV被害者の保護に繋がらなかったり、通報せず家庭内で収めようとするケースもいまだにある。
最近の研究で、虐待や両親が虐待されているのを見たり聞いたりしたことが、子供の脳に多大な影響を与えることが明らかになった。
福井大学の友田明美教授の研究では、日常的に夫婦の暴言や暴力を目撃すると脳の海馬や扁桃体に異常をきたし、怒りや不安を感じ易くなる上、視覚野の一部が萎縮し記憶力や学習能力が低下しキレ易くなったり、女性の場合は男性に恐怖を感じ恋愛が出来なくなったり、母親に強く依存したり自己肯定感が感じられなかったり、頭痛や発育不全などの身体的症状が出る場合もある。
この影響を減らしていく自己肯定感を増やしていくセラピーなどがあるが、回復まで時間がかかるし、大人になった時にドメスティックバイオレンスの加害者である父親に対する怒りなどを持ち越し加害者に対する暴力や傷害事件に繋がる恐れもあり、実際近年ドメスティックバイオレンス加害者に対する傷害事件が起きているし、夫婦喧嘩は子供に影響がないように喫茶店や公園など家から離れてやることや「決めつけた言い方をしない」「主語を私にして自分の気持ちを伝える」などちゃんと問題解決に繋がる言い方のノウハウもあるし、ドメスティックバイオレンスの影響で子供の暴言や暴力が出た時には専門家に相談し早めな解決が肝心です。
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