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2023.10.8-9 上高地バスセンター〜涸沢〜徳沢園 涸沢の三段紅葉

3連休の2日目、3日目を利用して涸沢の紅葉を見に行った。天気予報は初日の14時頃から雨。逆を言えばそこまでは雨はもちそう。紅葉見たかったし、これは行くしかない。

メンバーは奥さんとご近所Aちゃん。
雨降るかもだったが、少しの雨くらいではやめたくなかったし、Aちゃんもテンション高かったので決行となった。

3連休の中日は人の移動が少ないのか、高速道路の車は少なめだったが、あかんだな駐車場にはそこそこの量の車が停まってた。
ただ、天候が良くないせいか予想よりは少なかった。なにせ3連休前の金曜日が天気悪く、そこからの天候不良が続いてたことが影響していることはわかりやすい。

6時前に上高地に到着。
到着するや、穂高連峰に雪が積もっていることに気がつく。テンションが上がる。

普段は食べないが、この日はお腹が空いていたのでオープンしたての食堂で朝食をとることにした。ここで朝食をとるのは久しぶりだ。温かいご飯はやっぱりいい。

6時半頃に出発。
この日の工程は、まず徳沢に向かいテント設営。その後、涸沢に向かい、また徳沢に戻ってくるというものだ。

1時間半ほどで徳沢に到着。

前日が休日だったこともあり、テントはそこそこある。8時くらいなので、まだ出発してない人が多そう。徳沢はいるだけで気持ちいい。ここは快適だ。

テント設営を済ませ、30分ほどで出発。
ここからは荷物も軽くなり、足どりも軽い。

横尾も通過して、涸沢に向かう。

ここからようやく山
屏風岩の存在感はいつもすごい

途中からなんとなく気づいていたが、上から降りてくる人が多い。昨日は意外と天気が良かったようで、前日涸沢は900張りのテントだったという情報も。。。恐ろしい。
あと降りてくる人の半分以上が日本人ではない。なんとなくだがタイとかベトナムとか、東南アジアの方が多い。多分、現地のガイドブックか何かに涸沢が載ったか、情報があったのだろう。

それにしても多い。何百人と見た。

少し困ったのが、登り下りで行き違うときに、対向を待とうとか、そういう感覚が全くないので、次から次へと乗りてくる。みんなそこそこの団体なのだ。このままだと全然進めないので、声を出して先に行く、先に行ってを伝え、なるべく停滞の時間を減らすよう努力した。そう、久しぶりに「気ぃ使ぃ」を発動させた。2時間くらいやり続けたこともあり、正直疲れたが、まぁ進めたので良かったとしよう。なるべくなら、やりたくないな。

そうこうしてると時間帯的に降りてくる人も減り、開けた場所まで来た。
ここまで来てテンションが上がる景色が飛び込んできた。冠雪した穂高をバックにした光景が広がっていたのだ。これはここまできた甲斐があったと、感じることができた瞬間だ。

冠雪した穂高が素晴らしい

ここからは景色も良く、テンポ良く進んでいく。

絵のような風景が続く
紅葉が進んでいる

涸沢小屋とヒュッテの分岐に来た。
この日はモツ煮を食べたくて涸沢小屋の方面に向かう。

少し登ると、想像を超える景色が飛び込んできた。

想像を超えた景色
この対比が最高に素晴らしい
紅葉が帯のよう
いつまでも見てられる
地球じゃない別の星にいるよう

本当に最高の景色。
来てよかった。

ただ、ここに来て気分が悪くなることがあった。
涸沢小屋直下の分岐で年配の男性から声をかけられる。「横尾はどっちですか?」と。
山に来て、道は誰かに聞けばわかるから地図を持たない、地図を持っていても開かないひとが本当に嫌いだ。
自分的には北アルプスで道迷いはありえないと思っていて、それはいつも行ってる六甲のような低山に比べて道が整備されていて、高速道路のような道しかないからだ。
自分が山のどこにいるかわかっていないことは本当に怖い。
先ほどの男性に声を返す。「地図は持ってます?」答えは「あ、はい。」。
地図を出して確認するのが面倒な類だ。
横にいた女性があからさまに怪訝そうな顔をする。聞いたらなんでも答えてくれるのが当たり前だと思っているのか?蹴飛ばしてやろうかと思った。
これ以上は生産性がないので、無言で立ち去った。いい気分だったのに不快になった。

ただ山を見れば、素晴らしい景色は変わらず、気持ちは和らいだ。山に感謝。

涸沢小屋までの最後の登りを登り切り、とうとう到着。モツ煮へ一直線!

THE最高

そこそこ寒いのでビール飲みたくるのはもはや習性か?モツ煮は自分たちので最後だったよう。ラッキーである。寒い場所で食べる煮込みは本当に美味しい。奥さんが頼んだ豚汁もまた最高だった。

食べ終わり、涸沢を散策。

ずっとこの景色
別の惑星でテント泊しているよう
さっきまでいた涸沢小屋
この景色を見に来た
いつまでも見てられる風景

涸沢は紅葉の時期に来たいと思う。人が多そうなのが難点だが、今年は天気が悪かったからか、そこまででもなく、よかった。

この後、涸沢ヒュッテを少し寄って、下山。

ここからの景色もまた良し
下山を始める
少し見える常念方面
こんな高いところまで猿がいる
何度も見返してしまう

下山は順調で、横尾を通過し、徳沢に着く。徳沢園ではピザが食べれるみたいだが、この日はすでに提供の時間外。次の日に食べるかどうかはその時の気分ということになった。結局食べないんだが。。。

横尾を過ぎた頃から降り出した雨は、予報では1mm/h程の予定だったのが、強くなるばかり。結局夜半から土砂降りになり、それがずっと続いた。久しぶりの環境だ。断続的に寝ては起きての繰り返し。テントの中は水浸しだった。不便だが、久しぶりで楽しかった。これが続くと滅入るけど。

朝もそんな天気で、一気に撤収して、雨の中帰ることになった。
履いて行ったあの靴は防水とうたっていたものだが、早々にずぶ濡れになり。まぁ想定内だったが、登山靴としてはなかなか使いづらいかな。

上高地バスセンターでは、知り合いのJJと久しぶりの再会。元気そうだ。色々面倒見てもらい、別れを告げ、上高地を後にする。

荷物はいろんなものがベタベタで、なかなかの環境だったのがあらわれていた。久しぶりにいい経験になった。

安曇野まで行き、風呂に。そのあとは松本で買い物。最後は念願の豚さん食堂で〆。

中毒性のあるうまさ

今回の山行はただただ楽しいまったりとしたものだった。ゆっくり山を楽しむのはいい。

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