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2023.8.26-27 day.1 中房温泉〜燕山荘〜大天荘
中房温泉 6:03
第二ベンチ 7:00
合戦小屋 8:40 発8:50
燕山荘 9:50 10:30発
大下りの頭 11:28
大天荘 13:20
最近山にハマっているご近所Aちゃんとの今シーズンの目標としていた大天井岳山行の話。
Aちゃんは去年から急に山に興味を持ち、道具も揃え、あちこち行くようになった。とてもバイタリティが高い人だ。
決行一週間前の天気はあまり良く無かった。ダメなら別案も考えたが、Aちゃんのテンション高く、少し天気悪いから中止とかは無い!というコメントもあり、自分も感化された感もあり、少し天気が崩れるくらいなら無理なくゴー!となった。このノリがいい。
直前の天気予報は、土曜日14時くらいから雨。ただ1mm/hくらいが断続的に続く程度なので問題なさそう。コレは行かない理由がない。
25日の金曜は22時頃と早めに出発。今回は奥さんとAちゃんの3人パーティー。
翌26日の4時過ぎには有明山神社の駐車場に着いた。車の数はまぁまぁというところ。
用意をして、直後の4:56のバスに乗ることができた。
ここからは少し仮眠。結構眠れた。
6時前に中房温泉に到着。なかなかの人の数。駐車場はすでに埋まっていたようだ。前日、かなり早い時間に着かないと停められないというコメントをどこかで見たが、本当にそのようだ。
身支度をして出発
ここは日本三大急登と言われる合戦尾根。。。いつも思うが、そうかな?という感じで登る。
ただこのルートは、かなり以前になるが、登り途中の『平地』で過去1の捻挫をしたことがある場所を通過する。この時は3泊4日で立山まで行く工程の、1日目開始1時間半で終わった苦い経験をした。場所は第二ベンチを過ぎたところ。ここは最要注意場所だ。気を抜かずに行く。他の人は注意するところではないが。。。
そうこうしてると合戦小屋に着いた。
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ここはスイカが食べられることで有名。出されれば食べるが、自ら食べたいものでもないのでここはいつもスイカスルー。
ただここには一つ目的があり、それを探す。見当たらない。合戦小屋の手ぬぐいだ。
小屋の人に確認するが、どうやら売り切れよう。かなり残念だ。あの柄は確かに人気だろう。仕方がない。
失意の中、合戦小屋を出発。
ここからも淡々と進む。
しばらく行くと森林限界を越えそうな景色になった。燕山荘が近い。
この辺りから対向の人たちが増えてきた。この日は土曜日だったので、金曜日から山に入っている人たちだと考えだが、そうするとみんな平日をうまく使って山に行ってるんだな。
燕山荘が見えた。ここで一気にテンションが上がる!と思いきや、そんなにでも無かった。やっとか〜という感覚。誰かと来ると1人より楽しい。その分自分のペースではないから、ペースが遅くてもなんだか疲れる。不満ではないけど、実際そう思う。疲労度は自分のペースかそうじゃないかの違い、そう感じた。
コレがレースでも一緒なんだけど、だからこそ基礎のレベルを上げておかないと、現場でただただ疲れて、気合いだけで進むしかなくなる。普段のトレーニングは基礎をどれだけあげられるかかと思う。プロは違うだろうけど。
燕山荘に着いたら、燕岳に行く?という話になるが、この日は先の行程もあり、そのまま進むことになった。とはいえ、ここでエネルギー補給するとこになった。
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ビールはエネルギー。。。
奥さんはお酒飲まないのでココア。Aちゃんはお酒好きなので同じくビール。ただこのビールがこの後Aちゃんを苦しめることになるとはこの時は思いもしなかった。
30分のほどの休憩の後、出発。
燕岳は時間の関係で、翌日戻ってくる時に持ち越すことになった。
ここから大天井岳までは最高稜線!のはずが、もともと天気悪い予報で、ガスガスの状態。時折穂高方面が見えるが、十分ではない。
ただこの景色にAちゃんは大興奮。
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この稜線は、もう10年以上前になるが、今でも知り合いになった人と最初に会った場所。
当時、芦屋のお店のロゴが入った服を着て奥さんと歩いていたら、「知ってますよ、ハードコア!」と突然声をかけられた。当時小さかったお子さんを背負っていた。その人は新潟から来てて、芦屋のお店にも行ったことあり、オンラインでも買い物するくらいその店が好き。お店のロゴだけで知り合いになれる山っていいと今でも思う。そんな思い出深い稜線だ。
そんなこんなで最高稜線を進むがガスは晴れない。穂高とかの眺望は望めなさそうだ。
とはいえテンション上がってるAちゃんには関係ないかと思ってたら、なんだか静か。しかもペースも上がらない。顔を見ると少し険しい顔。おかしい。
声をかけたら、どうやらしんどいらしい。自分の負荷感覚より心拍数が高いようだ。なのでペー上がらない。ゆっくり行くから、気にせず進んでほしいと言われる。
原因は酸素薄いからか、さっきのビール。。。
どちらにしても無理せず行くしかない。
一方奥さんは快調。この人昔から、酸素薄いとかの影響受けてるのをみたことがない。山向きの体でいい。
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燕岳方面からの大天井岳といえば、最後の激登り。ここは各自のペースで進むことにした。
自分は一回止まり出すと、止まりグセがつく。なので特に登りは止まらないで進みたい。
この登りは一気に進んだ。
そして大天荘に到着。いつ来てもこの登りがあるから着くと感無量。好きな場所だけにそれはひとしお。
少し待つと2人とも上がってきた。みんなお疲れさん。
テン場はそんなに人がいない。小屋の人に聞くところによると、この前の週までがピークだったよう。
早速テントを張り、待ちに待ったビール(笑)
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しばらくするとAちゃんは元気になっていた。よかった。
改めてビールで乾杯。
この日はやはりガスが抜けず、眺望はなかった。大好きな大天井岳からの眺望を2人にも見て欲しかったが、こればかりはどうしようもない。この時間を楽しむ。
そういえば小屋でテント受付した時に、夜は小屋の中でレストラン営業をすることを聞いた。興味があったし、そこ時間を待つ。
19時頃になり、小屋に向かう。Aちゃんは寝ていたので奥さんと2人で向かう。食堂がレストランになっていた。
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あまりにも良かったのでAちゃんを起こしに行くことに。この雰囲気見たら気に入ってくれそう。
ちょっと前のめりではない感じだったが、用意して行くとのこと。
レストランに戻り、しばらくすると来た。
テンション高い、いつものことだけど。
3人でこの時間を堪能していい時間になったのでテントに戻って寝ることにした。
ガスがかかっているからか、そんなに寒くはなかった。
大天井岳来る時は大体天気がいいが、この日はそうではなかった。2人にはあの景色を見て欲しかったなと考えながら眠りについた。