2023.9.16-18 day1 新穂高ビジターセンター〜槍ヶ岳山荘
5:30 鍋平駐車場発
5:48 新穂高ビジターセンター
6:55 穂高平小屋
7:25 分岐
8:23 避難小屋
9:10 槍平小屋(30分休憩)
10:55 分岐
12:00 飛騨乗越
12:12 槍ヶ岳山荘
西鎌尾根に行きたく、新穂高を起点に周遊コースを設定。前日までの予報では三連休の天気は落ち着いているよう。
家を出て車で一路新穂高ロープウェイを目指す。ガムを噛みまくったからかいつもほどの眠気はなく5時間ほどで新穂高に到着。
ただ予想通り無料駐車場が満車で、鍋平の300円/日の駐車場に停める。
鍋平から新穂高ビジターセンターまでは山道を30分ほど下ることをなるが、この時、体調があまりよくないことを感じる。それでもやめるほどではないので出発。
新穂高ビジターセンターからしばらくは林道歩き。ほぼ寝てないからか、ここでは道で寝たいと思うほどの眠気あり。STYのことを思い出した。最近、寝不足登山がかなりしんどくなってきた。これを解消するには、金曜日フレックスで早あがりして、現地で仮眠するやり方を選択した方がいいのか。
新穂高から槍へ向かうルートは初めてで、槍平小屋も初。沢沿いを歩いて進んでいて、なんとなくこういう場所かと思っていたが、想像していた地形の場所と違っていた。一段登ったところというか。
実はここで体調が復調しなければ帰ろうかと考えていた。だるさと、腹の状況が落ち着いていないことをがその理由。微妙な状況だったため、休憩を取ることにした。自分にしては珍しく30分ほど滞在。10分ほど横になる。
この10分が大きく回復につながり、この後進むことにした。こういう状況になると自分の体との対話と、どうすればどこまで回復するかの知識が必要だと改めて感じた。いいペースの時ほど休むことを躊躇することに対しても気をつけないといけない。
ただここからが核心だった。
ガスが濃くかかり、先が見えなかったことが逆良かったのかもしれないが、槍へのルートはやはり最後がしんどい。
行き交う人達に声をかけ、自分のテンションを維持するように努める。先程かなり復活したものの全快とはいかないし、なかなか笑顔がつくれない。それでも、自分の考えである、登りは止まらない、を意識してゆっくりでも進み続ける。結局は止まらないことが一番早い。
必死に登ってる時はまだかまだかと考えていたが、今思えばそうこうしてしたら飛騨乗越に着いた。ほぼ着いた。今日の幕営エリアを通り、まだ空きが多いことを確認し安心しながら槍ヶ岳山荘に到着した。
12時過ぎに着いて受付順番は20番目くらい。
結局14時過ぎにテントの受付は終わっていた。1day組だとかなり早い時間で来ないと槍ヶ岳のテントに間に合わないようだ。山の人気はいいことかもしれないが、今後は早い者勝ちのテント場へは到着までの戦略が必要そう。
着いて早々受付を済まし、隣にある食堂できつねうどんを食べる。出汁は濃かったが、疲れた体にはちょうど良かった。俗にいう、沁みた〜!ってやつ。
テント場に向かい、テントを建て、ガスと風でやることもないため、仮眠をとった。
疲れているのに、最近やはり眠れない。
それでも横になり疲労回復を努める。
途中目が覚めた。16時くらいか。
起きるとシュラフに入っているのに体温も上がっていないし、何より指先がピリピリしている。あわせて喉の渇きがひどい。
脱水症状だろう。
起き上がり、小屋までポカリを買いに行き、戻って早々に夕食を取ることにした。
雨が降ったり止んだりで、前室のない自分のテント(シェルター)では湯を沸かせず、止んだ瞬間を狙って、湯を沸かし、カレーライスを食べた。ここからようやく体温が上がり出し、ようやく体が動き出した。少し安心する。
少しでも槍が晴れているか期待して、山小屋の方に向かうが、やはりダメ。
ただ、うっすら見える槍が天空の城、空島のように見えて、テンションが上がる。
ガスと風と雨がひどく、星空は期待できない。
体も休めと言っているようだったので、18時には横になった。
雨風が強く、テントも揺られ、今晩は安眠は出来なさそうだ。寝れたら寝ようくらいの感じで、気楽に寝始めることにした。