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あなたが組織にコミットする理由は?

あなたは、なぜその組織に所属していますか?
会社への帰属意識(ロイヤルティ)について問われるとモヤモヤする人も多いと思います。
最近では、パーパスマネジメント、従業員エンゲージメント向上、ビジョンへの共感や目的意識を持つことを求められるます。しかし、そんなものは無いぞって会社も(笑)。まずは、個人の目的を明らかにすることから考えてみましょう。

組織コミットメントの3次元モデル(情緒的コミットメント・規範的コミットメント・継続的コミットメント)を参考にチェックリストをつくってみました。

組織コメットメント
組織コミットメントの定義として長らく受け容れられてきたのが、Porter, Steers, Mowday, & Boulian(1974)によるもので、「組織の目標・規範・価値観の受け容れ、組織 のために働きたいとする積極的意欲、組織に留まりたいという強い願望によって特徴づけら れる情緒的な愛着」という定義

情緒的コミットメント


組織あるいは、組織内のメンバーに対する感情的な愛着、組織に対する同一化、一体感などです。そこが好きだから、そこに居続けるというもの。例えば、以下に思い当たるものがありますか?
☑ 信頼している、されている
☑ 平穏である、安心している
☑ 容認している、されている
☑ 期待がある、されている
☑ 尊敬している、されている
☑ 成長の実感
☑ 仕事の面白さ

規範的コミットメント

組織に居続けることへの義務感、忠誠心、恩義ですなどです。
☑ 知り合いに会社紹介を頂いた恩義がある
☑ 家族が心配する
☑ 適正な給与
☑ とりあえず〇年がんばろうと思っている

継続的コミットメント

組織をさることによって失うデメリット、組織に居続けることのメリット、代替的な選択肢の欠如などです

☑ 他の所属先を探すのが大変だし面倒だ
☑ 他に良いところが見当たらない
☑ 社内制度(テレワーク・副業・福利厚生など)
☑ 退職金
☑ 社会保障
☑ 有休休暇

まとめ

どうですか?正直どれも会社にいる理由だと思います。
組織マネジメントは、これらの動機を満たしながら、会社への貢献意欲を引き出だし、転職を防ぐ必要があるのです。組織と個人の目的を協調する難しさが良く理解できると思います。組織マネジメントの永遠のテーマです。

組織の目的への理解や共感は、一人では難しいです。チームや仲間と一緒に、高めていく必要があります。24時間ある一日のうち8時間は、仕事をしています。寝ている時間を6時間とすると活動している時間の約半分を仕事に充てている。やっぱり仕事は、楽しくしたいですね。

「早く着きたいなら、ひとりで行け。遠くまで行きたいなら、みんなで行け」ーーアフリカのことわざ





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