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札幌ガストロノミーツアー

個人的に北海道にはよく訪れていて、今年も数えてみると計4回ほど訪問しています。ただ札幌とはあまり縁がなく、今回6年ぶりの札幌訪問となりました。
札幌は大都会なので、自然や景観を楽しむというより街中で食事を楽しむのも良いだろうということで、札幌のローカルグルメをいくつか食べ歩きしました。それを「ガストロノミーツアー」と言ってよいのか言葉の厳密な定義はよくわからないですが、そんな記事を書きます。
今回はいつものように日帰り旅行だったので、撮れ高不足を補うために末尾には過去に訪問した際に食したものの写真も載せていきます。

マツコこんなところにも進出してるんだ

大通: かま栄 / どんぐり

新千歳空港から札幌市街に行くときに、普通は札幌駅まで行ってしまうと思いますが、今回は新さっぽろ駅から地下鉄東西線に乗り換えました。最近インバウンド観光客が増えたせいかエアポートライナーはめっちゃ混んでますが、その反面地下鉄はガラガラで、大通など都心部にダイレクトにアクセスできるので便利です。

地下鉄専用一日乗車券。土日はもっと安い。

まずは大通駅で下車し、近くにあるお店を色々はしごしました。
今回訪れたかったのが、蒲鉾屋さんの「かま栄」。見た目パンにしか見えない「パンロール」を食べるために訪問。丸井今井の地下一階にお店がありました。

ピントがあってないが、パンロール

春巻きか揚げパンにしか見えない見た目に反して中身は蒲鉾。揚げたパン生地の中のすり身の食感と塩味がなんともくせになる味わいで、個人的にはこれは生まれて始めて経験した味覚でした。この日は細切れに色々食べようと思っていたのですが、あまりに美味しくて「もうこれだけで良くね?」と思うくらいに美味しかったです。
保存が効かないようで北海道物産展等では見かけることができず、食べるためには北海道にいかないといけない、という典型的なローカルグルメ。次札幌に訪れるのはまた6年後くらいかもしれませんが、その時にも絶対に食べたい一品でした。

大通周辺には、大変有名なパン屋「どんぐり」もあり、そちらにも訪れました。店は地元の人、とくに高校生くらいの人で満杯で、地元で愛されていることを感じさせる店内でした。

どんぐりと言えばちくわパンで、これも買って食べました。想像以上に脂っこい感じでしたが、パンロールが成立するのだからちくわパンも成立するな、と感じさせる味わい。
それ以外に目についたのが「串ザンギ」。巨大な唐揚げが串に刺さっておりなかなかの重量級で、片手で持つと若干不安になるくらいの存在感。

さっぽろテレビ塔に負けない存在感を放つ串ザンギ

揚げたてサクサク、中身もジューシー、ザンギならではの甘い味付けが心地よいです。これで300円ちょいで、からあげくんとは一体何だったのかと思わせる北海道価格です。

大通近辺に訪れたので、札幌時計台やHTBにもあわせて訪れました。大通近辺は見るべき所が多くてタイパよく回れる場所ですね。

Haste not, Rest more (急ぐな、もっと休め)。家訓にしたい
どうでしょうテーブル

琴似: チロリン村

チロリン村は札幌に何店舗もあるようですが、今回の旅程で一番行きやすかった琴似のお店に行きました。熱々パスタが食べられるお店。
今回訪問時は気温が氷点下だったので、寿司よりはこちらだろうということで訪れました。

あとで調べると人気メニューはチーズミートソースなのだそうですが、見た目美味しそうだったのでボロネーゼにしてしまいました。パスタはもちろん、ナスが甘くてとても美味しかったです。

ボロネーゼとなす

あまり意識しないで訪れたのですが、平日のランチは各種パスタが1100円で食べられ、お得です。サービスドリンクの年間パスポートというのもあるらしく、こちらで1ドリンク無料でいただけ、さらにお得の盛り合わせです。
私は外でメニューを見てたら店から出てきたおばさんにチケットを譲っていただいたので、初訪問なのにコーヒーをゲットできました。譲っていただいた方ありがとうございます。

二回目のチャンスがあるかわからない、年間パスポート

札幌は魚はもちろん美味しいですが、野菜も美味しいですね。よく知られている名産でなく、地元で愛されているものやありふれて見えるパスタを食べてみると、よりそのことを感じます。

宮の沢: 白い恋人パーク

北海道を代表する圧倒的知名度の銘菓「白い恋人」。その工場兼ショップが「白い恋人パーク」。知名度はそこまで高くない印象でしたが、訪れてみたら中国人中心にインバウンド客が満載でした。

白い恋人パーク

ここはお金を払うことで工場見学や「白い恋人」作りの体験とかもできます。もちろん無料でも楽しめて、白い恋人パーク限定のお土産や、チョコレートをふんだんに使ったスイーツやソフトクリームなどが味わえたりします。

白い恋人ソフトクリーム

ちなみに私はチョコレートが苦手で、じゃあなんで訪れるんだという話になりますが、ここはお土産の調達にはちょうどよい場所でもあるのでよく訪れています。札幌訪問時はほぼ毎回訪れていて、今回が4回目くらいの訪問でした。

過去訪問時の工場の風景

その他

月寒あんぱん、これも今回食べてみようと思っていましたが、新千歳空港のコンビニで普通に売っていました。なんなら地元(東京)に帰宅後、近くのデパートでも売ってました。砂糖が大量に入っているのか、なかなか普段味合わない甘い味付けが特徴的。

月寒あんぱん

新千歳空港ではロイズの工場「ロイズチョコレートワールド」にも訪れました。空港の中でも奥まった場所にあるせいか思ったより人は多くなかったですが、チョコレート好きには天国みたいな場所ではないでしょうか。苦手な僕には地獄。限定品の調達のために訪れました。

ロイズチョコレートワールド

過去

今回ではなく、以前訪れた際に撮った写真をもとに。

寿司

二条市場のあたりが観光地としては人気ですが、個人的には札幌場外市場の近辺の方が好みです。完全に観光地価格の二条市場よりは比較的安く美味しいお寿司がいただける印象です。場外市場も東西線沿線から近いですね(二十四軒駅)。

札幌場外市場近くの店。当時はこれでも1000円しなかった。
これは二条市場で食べたもの

ジンギスカン

「どうせ豪州産の羊なんでしょ?」というような意地悪な気持ちは置いておき、札幌の文化を楽しむのが良いと思います。名店と言われる店は「だるま」しか訪れたことがないですが美味しかったです。松尾ジンギスカンは食べ放題のお店という印象。

だるまのジンギスカン

みよしの

なぜか餃子がカレーの中に入っているのが「みよしの」。まったく味が調和しないので別々に提供すればよいのに、という気持ちになりますが、メニューによっては別々の皿でも提供はされているようです。

ぎょうざカレー

ぎょうざカレーの写真を知り合いの中国人に見せたら、「祖国の料理が侮辱されている!!」と激キレしてしまったことがありました。まあたしかに中国では水餃子が主流だし、焼き餃子であっても餃子のパリパリ感も旨味も全部カレーが台無しにする食べ方ではあります。
自分だったらどんなことをされたら嫌だろう?と考えたら、天ぷらから何から、どんな料理でもウスターソースをかけられたりすると「すべてがぶち壊しじゃねえか」と同じような心境になるかも、と思いました。文化の衝突というのはどこでも発生しうるものですね。

やきそば屋

昔は大通駅近くの地下にあったと思いますが、2022年に移転をしたようです。移転前に一度訪れました。

この店が人気なのは、とにかく大盛りでコストパフォーマンスが良さそうなこと、据え置きのソースを使って味付けを自分でする必要がある等、カスタマイズ性が高いことでしょうか。個人的には「味付けして出してくれよ」という気持ちになったのでこの店の文化には馴染みきれてなさそうです。色々特徴のある店があるのは良いことです。

移転前のやきそば屋の焼きそば

ニッカウヰスキーのビル

札幌、そして最大の繁華街であるすすきのの代表的な景観は、ニッカウヰスキーの巨大な看板。

この看板があるピルの最上階に当時は海鮮バーみたいなものがあったので訪れました。調べると今でも店は続いてそうです。ウイスキーはもちろんニッカウヰスキー。

ニッカウヰスキーはじめ、日本のウイスキーは最近はなかなか手が出ない価格帯になってしまいました。今行ったらどれくらい取られるんだろう。

サッポロクラシック

札幌、もしくは北海道に訪れると、無条件で飲んでしまいます。個人的にはもう少しコクのあるビールが好みなのですが、そういう理屈で考える代物ではないですね。どのコンビニでも、どの場所でも手に入るビールかなとは思います。

サッポロクラシックの隣にはセコマで買った鮭とばコーンチップス



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