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2024年の日帰り旅行振り返り

私は日々最高の日帰り旅行を研究している立場の人間ですが、2024年も色々な箇所に出かける事ができました。
もともと私が「日帰り」にこだわっているのは、子育て家庭のため色々制約がありなるべく家を空けたくないことからの工夫でした。昨今はホテル代の激しい高騰もあり「日帰り旅」は金銭的にもReasonableなメソッドになってきているように思います。

この記事では、2024年の日帰り旅行の内容と、それにかかった交通費をまとめていき、どの程度の費用感で旅が行えるのかをまとめていこうと思います。

3月: 北海道(釧路)

冬の花咲線の車窓を味わうために出かけました。その内容は以下の記事でもまとめています。

釧路まではAirDoの飛行機で出かけましたが、チケットはANAのマイルで取得しているためお金は掛かってません。とくたびマイルを活用したので往復で9000マイルですみました。

  • 交通費

    • 羽田空港-釧路空港(0円:9000マイル)

    • 釧路空港バス往復(950円+490円)

    • 在来線(青春18切符 1枚使用。日割り計算で 2410円)

3月: 八戸

JR東日本が発行する「キュンパス」を活用して旅に出かけました。キュンパスの活用が目的で旅行先はあとから考えましたが、10年近く訪れていなかった八戸の蕪嶋神社を訪問しました。以下の記事でもまとめています。

  • 交通費

    • キュンパス(1枚使用。10000円)

    • 岩手県交通バス(170円 x 2)

4月: 北海道(日高地方)

春の北海道に訪れたかったことと、馬産地めぐりをしたかったこともあり北海道の日高地方に訪れました。気候もよく、ゴールドシップとも会うことができて最高の体験ができました。以下の記事でもまとめています。

なお、私が訪問後しばらくしてから牧場見学者のマナーが問題になったようで、今後はゴールドシップが繋養されているビッグレッドファームでは見学期間に制限がかかるようになったようです。残念な話ですね。私はできるだけ牧場側の気持ちを尊重して行動したつもりで、上記noteでもゴールドシップの写真は掲載していません。

交通手段としては新千歳空港まではマイルで訪れ、空港からレンタカーを借りて移動しました。

  • 交通費

    • 羽田空港-新千歳空港(0円:9800マイル)

    • レンタカー(6236円)

    • 高速料金(650円)

    • ガソリン給油(2050円)

5月: 北海道(網走地方)

昔から春の網走に訪れたかったのですがあまり機会がなく、冬ばかりに訪れていました。主に流氷が目的です。そういう事情もあったので、春の自然豊かな季節に網走~弟子屈あたりの地域をレンタカーで巡りました。
この内容はnoteには書いていませんが、「晴れの摩周湖」を眺めることができたり、東藻琴の芝桜を堪能することができたりと、大変楽しい旅になりました。

「晴れ」の摩周湖
ひがしもこと芝桜公園

この旅は少し特殊なルートを辿っていて、新千歳空港にまず訪れ、そこからプロペラ機で女満別空港まで訪れました。理由は気分的な問題もありますが、早朝の羽田-女満別の直行便がなくなってしまったことが理由です。チケット的には無駄が多く見えますが、ANAキュンの減額マイルキャンペーンを使うことで消費マイルはできる限り節約しました。

  • 羽田空港 - 新千歳空港(ANA051 07:00 - 08:30 4900マイル)

  • 新千歳空港 - 女満別空港(ANA4861 09:30-10;20 3900マイル)

  • 女満別空港 - 羽田空港(AirDo 80 19:10 - 21:05 4900マイル)

交通費は以下のような感じ。この回も空港でレンタカーを借りて周遊しました。

  • 交通費

    • 羽田空港-新千歳空港 - 女満別空港 - 羽田空港(0円:13700マイル)

    • レンタカー(7118円)

    • 駐車場(500円)

    • ガソリン給油(2839円)

7月: 名古屋

これは旅行とは言い難い部分もありますが、所要のため名古屋に訪れました。普通に訪れると新幹線での往復になり、この時もそのような感じになったため、あまり節約テクニック的なものは存在していません。

一応、ご存知の方も多いでしょうが、EXアプリを用いると時間帯によっては「EX早特21」という早期予約割引サービスが使えて、10%ちょっと安く購入することができます。割引が効きづらい東海道新幹線の、せめてもの節約術です。

  • 交通費

    • 品川-名古屋(11300円 + 9700円)

    • 在来線移動(2730円)

7月: 岡山

私はANAのマイルを中心に貯めているので、飛行機の搭乗もANAが多いのですが、一応JALのマイルも蓄えてはいるので、たまにはJALのお得なマイル特典を使用して旅をしています。
この時は「どこかにマイル」と呼ばれる、4つの候補地のうちどこか一つがランダムに選択されるキャンペーンを使用して岡山行きの飛行機のチケットをゲットしました。

この時は旅先であまり良くない人たちに遭遇してしまったため気分が少し沈んでいました。あとものすごく暑くて体力を消耗してしまい、あまり思ったような旅をすることはできませんでした。今の日本で、夏に旅行をするのはそれなりに覚悟が必要ですね。

  • 交通費

    • 羽田空港-岡山空港(0円:7000マイル)

    • 空港バス(780円 + 1150円)

    • 在来線移動(1080円)

9月:名古屋

夏の青春18切符が1枚余っていたため、それを消化するために名古屋に日帰り旅行をしました。私は18切符で長距離移動をするということは最近はほとんどなく、関東圏や旅先での近距離移動、JRのスタンプラリーの企画の際に活用してきました。
18切符については「そろそろ廃止になるのでは」という雰囲気はこの頃からも感じており、長距離移動する体験を一度してみたいというのが動機の旅でした。とは言っても名古屋までの往復を全部在来線だけで行うのは酷なので、往路は飛行機でセントレアまで訪れ、そこから東京に戻る道程を18切符を用いて移動する、という方法で旅をしました。
私は鉄道の乗りつぶしにはほとんど興味が無いのですが、この機会に未踏だった武豊線を完乗してきたりもしました。

途中で立ち寄った「海老どて

東海道本線の神奈川以西を18切符で移動するのもかなり久しぶりでしたが、18切符ユーザーと思われる人たちのマナーの悪さはかなり目がつきました。大量の荷物を電車のドア付近に無遠慮に置いたり、混み合った車内でも背負ったカバンも降ろさなかったり、乗車時の他者への配慮が皆無でした。当の本人はスマホに夢中でまったく我関せずの様子。普段使いしていると思われる地元の人が眉を潜めて、明らかに迷惑そうに不機嫌になっている光景も何度か目の当たりにしました。
他にも、乗ろうと思った電車に乗れなかった腹いせに駅員に掴みかかったり、大声で罵声を浴びせたりするような姿も見かけました。「青春18切符」という名前のイメージに反して、そういう人たちは概ねいい年をした「おっさん」ばかりです。

2024年12月から18切符のルールが大幅に変更され、自動改札が利用できるようになった代わりに「連続した3日、もしくは5日」の乗車、という風に変わりました。この決定にだいぶ反対の声もあがったようですが、私は18切符ユーザーのマナーの悪さを考えると「さっさと廃止したほうが良いのに」と思っています。

そんな18切符、結果的にこの機会は旧来のルールによる最後の乗車となりました。なんだかんだ最後に体験できてよかったのかな、とも思います。

  • 交通費

    • 羽田空港-セントレア(0円:5000マイル)

    • 在来線(名鉄)(830円)

    • 在来線(青春18切符 1枚使用。日割り計算で 2410円)

9月:福井

北陸新幹線が延伸した福井、敦賀あたりに訪れたいと思っていたのですが、確実な手段ではなく、なぜか「どこかにマイル」を使うというギャンブルを選択。結果「小松空港」を無事引き当てたので、マイルを節約してお得な旅をすることができました。ちなみにその時の他の選択肢は「伊丹」「セントレア」あたりだったので、これらを引いても強引に福井まで行こうかなとは思っていました。

旅の様子は以下のnoteにもまとめています。新幹線は乗ってみると極めて快適で手放せないですが、どうしても交通費は高くついてしまいます。

  • 交通費

    • 羽田空港-小松空港(0円:7000マイル)

    • 空港バス(280円 x 2)

    • カーシェア(5170円)

    • 駐車場(500円)

    • 北陸新幹線(4560円 + 2730円)

    • 在来線移動(1610円)

12月: 北海道(札幌)

所要をこなすことを目的にした札幌訪問でしたが、ついでにローカルグルメを堪能しようといくつか食べ歩きを行いました。
その内容は以下のnoteでもまとめています。

冬の季節の北海道は飛行機のチケットが比較的取りやすく、この回はANAキュンの減額マイルを使ってお得にチケットを取得できました。

  • 交通費

    • 羽田空港-新千歳空港(0円:7800マイル)

    • 地下鉄1Dayパス(830円)

    • 在来線移動(880円 x2)

まとめ

表にしてまとめてみます。

$$
\begin{array}{|l|l|l|} \hline
\text{目的地} & \text{交通費(円)} & \text{使用マイル} \\ \hline
\text{釧路} & \text{3850} & \text{9000(ANA)} \\ \hline
\text{八戸} & \text{10340} & \text{-} \\ \hline
\text{日高} & \text{8936} & \text{9800(ANA)} \\ \hline
\text{網走} & \text{10457} & \text{13700(ANA)} \\ \hline
\text{名古屋} & \text{23730} & \text{-} \\ \hline
\text{岡山} & \text{3010} & \text{7000(JAL)} \\ \hline
\text{名古屋} & \text{3240} & \text{5000(JAL)} \\ \hline
\text{福井} & \text{15030} & \text{7000(JAL)} \\ \hline
\text{札幌} & \text{2590} & \text{7800(ANA)} \\ \hline
\text{(合計)} & \text{81183} & \text{} \\ \hline
\text{(平均)} & \text{9020.333333333334} & \text{} \\ \hline
\end{array}
$$

まとめると、飛行機のマイルを有効活用した日帰り旅は、内容にもよりますが概ね1回あたり1万円の予算で出かけることができる、大変コストパフォーマンスが良い体験だと言えると思います。かかる費用が安いから、年10回近く旅に出ることができる訳です。上記に宿泊が伴うとそれだけで1日あたり1万円超の予算が上乗せになり、そこまで頻繁に旅に出ることができなくなります。

もちろん、先立つものはマイルであり、マイルをどうやって貯めていくのかというのが大事なポイントにはなってきますが、その話は機会があれば別の記事でしようと思います。
また、うなるほどのマイルや現金があったとしても、私の場合は結局「日帰り一人旅」の頻度は高くなりそうです。家族と休みを合わせることが難しいし、長期間不在にすることもできない。そうした状況下において平日に有給を取得して「サッ」と出かける日帰り一人旅こそが、比較的自由に選択できる旅の手段という現実もあります。

2025年以降は、私もJRE Bank に加入し各種特典をゲットしているため、飛行機だけでなくJR東日本の新幹線のお得旅も含めて旅の計画をしていこうと思います。


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