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【デイサービス】個別機能訓練の制度に対する愚痴

どうもです。今回のテーマは「デイの機能訓練の意義」です。
あくまで私の妄想記事となりますので、ファンタジーと思って流してください。

デイサービスの機能訓練に携わったことのある方なら共感頂ける部分もあると思うのですが、今回は私が普段感じている不満を述べていきたいと思っています。

①改定された個別機能訓練加算

今年の4月の報酬改定から様々なルール変更がありました。
令和3年3月以前は、個別Ⅰ(身体)と個別Ⅱ(生活)に分かれてて色々とややこしかったのですが、今回の改定からLIFEというさらにややこしい制度が加わりました。
人員要件も緩和されたと謳っていますが、上位加算(ロ)をとるに当たっては結局の所あまり変わっていません。
個別Ⅰと個別Ⅱが統合されて算定のしやすさが少し向上しただけです。

②個別機能訓練加算の算定における問題点


・居宅訪問
…なんでこうなったの?と国に聞きたいところですが、介護職さんの訪問を業務時間に含めなくしたのは何故でしょう?
事業所の体制が整っていれば困ることも少ないのかも知れません。
しかし、人手不足で介護職さんにも訪問の協力をして頂いて書類の時間の捻出していた身としては、非常に困っています。

・類似目標を設定した5人以下の小集団で訓練を行うこと
私の事業所は定員35名です。普段、2人の機能訓練指導員で5~7時間の提供時間の間に機能訓練を実施しています。
入浴や食事、静養などが提供時間内にも必要です。
バイタル異常のある方に機能訓練は提供できません。
機能訓練に使える時間は、大体午前2時間・午後2時間です。
(あくまで私の居る事業所の話です)
その他の時間を利用して記録や書類作成や評価を行います。

この状況で、上記の「類似目標を持った5人以下の小集団」という実施上の制限がかかってきます。

目標が類似していても身体状況は皆さん異なります
身体面・精神面が同等の方ならある程度の内容を提供できます。
しかし、あまりにもかけ離れた方をグループとするわけにはいきません。

「訓練を効率的に提供するために、プランを妥協する結果になっている」
つまり、訓練プランの種類(選択肢)を少なくして、ある程度みんな一緒の内容にしてしまおうという流れが出来ている気がするのです。
機能訓練指導員として、最近自分が情けなく感じる事もあります…。
加算上の問題は無いけど…「こんなことで良いのか?」という感じです。

・直接実施
個別機能訓練加算の算定要件に
「機能訓練指導員等の直接実施であること」という文言があります。
国が言っていることも分かりますが、看護職を1人機能訓練指導員としている事業所としては、提供が困難となる場合もあります。
体調不良の利用者様への対応など、看護職が機能訓練業務から外れる場面も多くあるのです。
その場合、満足に訓練の提供が出来ません。
臨機応変に介護職のヘルプが受けられたら良いなと感じています。

デイサービスの機能訓練は、病院のように個別に行われることは殆どありません。そんな対応していたら35人も訓練を提供できないからです。


③こうなれば良いのに…個人的に思うところ

個人的には…
・どの職種でも訪問OKにしてほしい(勤務時間としてほしい)。
・介護職でもリスクやポイントを把握していれば機能訓練の提供OK
・同一目的では無く、同一訓練内容の集団を認めてほしい
・5人までという制限を緩和してほしい。

柔軟な訓練提供体制が整えられる様になれば、今まで妥協していたプランや時間の使い方を修正できると考えています。

④結論

タイトルに戻りますが、機能訓練の意義は自立支援であり、「ADL・IADLの改善、QOLの向上」です。
現在の制度では、改善されられる利用者様も満足に導けないようなシステムになっているのでは無いかな?と感じています。
もっと純粋に、身体機能・生活能力の改善を目指せるようになったらいいなーと思っています。
様々な立場の方に現場の状況を知って頂き、よりよい制度改正を今後に期待したいですね。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
半分以上愚痴になってしまいました笑

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