割と重要な介護現場での【オリエンテーション】
どうもです。今回のテーマは「オリエンテーション」です。
新人さんが来たときに一番最初に実施すると思うのですが、これが結構手抜きされていると最近感じております。
「最初に行う教育的指導」といったイメージで、職員のみならず、新規の利用者様にも実施させて頂きます
病院でもセラピストさんが評価前に行っていますね。
今回は新人職員さんへのオリエンテーションを中心にお話しさせて頂きます。
私は、このオリエンテーションを軽く考えていると、後々で相互不信の種になりかねない等の問題が出てくると思っています。
まず、新人スタッフに対してのオリエンテーションで
「とりあえず今日は利用者さんに挨拶してきて」
「最初はコミュニケーションを中心にお願いします」
「顔と名前を覚えてからね」
といった抽象的な指導を行っている場合があります。
私の施設でもありました。
通常業務などを含め、まだ出来ることが少ないからです。
※即戦力の方も居ますが…
もちろん、利用者様の事を知ることも、利用者様に覚えて頂く事も大切です。しかし、利用者様にコミュニケーションをはかるのもスキルが必要なのです。
突然、放り出される様に現場にポツン…といった状況ではいけません。
チューターを付けて倫理的に仕事の流れを指導する必要があります。
オリエンテーションは「指導」です。
チューターが上手に伝えられなければ、新人さんからの信頼は得られず、無駄に「指導しているつもり」の時間が流れるでしょう。
こちらで意識することは 【 全体から部分へ 】 の考え方です。
流れ→内容→理由といった感じです。
大項目【仕事の流れを伝える】
中項目【個々の仕事の内容に触れる】
小項目【個々の仕事の流れの理由などを伝える】
例として
大項目【今日は入浴介助の補助をお願いします。主に誘導になります。】
中項目【○○さんは先に入浴。△△さんは後に入浴します】
小項目【○○さんはバイタルが安定してるから。△△さんは便失禁のリスクがあるから】
といった感じですかね。
とまぁ…つまりは「ほったらかしはダメ」と言うことです。
ちゃんと指導してくださいということです。
簡単な記事となりましたが、細かく書くときりが無いのでこのくらいにしておきます。
介護現場での新人オリエンテーションを意識していけば、定着率にも一定の寄与が出来るのではと、個人的には考えています。
「普通でしょ」と思いがちな事が、案外出来ていないものです。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました😊