そういえば昔こんなことやってたな…
どうもです。今回のテーマは「仕事観の変化」です。
理学療法士として13年目を迎えた今年、過去一番でバタバタしております。
どうでも良いかもですが理由は先日の記事にて…
若手の頃…1年目から3年目までくらいかな…。
新人と呼ばれていた頃、私はほぼ毎日上司から色々な指導を受けていました。
避けられるほど、「教えてください」と向かっていました。
リハの知識や技術…予後予測や発表に至るまで、本当に色々学びました。
1年目からデイサービスだったので、学校で習った事はあまり活かせない環境に有りましたが、続けられたのはその上司のおかげとも言えます。
「利用者様に変化を起こせない…」と、心が折れそうになった時も励ましてくれました。
その頃の経験でも、今考えると中々興味深い事をやってたなーと感じる内容があります。
その中の一つが「電話」です。
脳卒中で運動性失語のある70代の利用者様に対するリハで、電話の受付をして頂いた事があります。
元々話し好きな方が失語によって殆ど話せなくなる。本人も家族もかなりのストレスを抱えており、リハの際の意思疎通も少々の苦労が必要でした。
その頃、個人的に興味のあった脳の可塑性の勉強をしておりました。たとえ発症6ヶ月を過ぎていても脳は変わる可能性を大いに秘めている事を信じて、家族の協力の下、デイのお迎え時間の電話をその利用者様に受けて頂くことにしました。(ほぼ毎日)
結果として、電話でのやりとりを始めてから1ヶ月ほどで失語の程度は大きく変わった経験があります。誰でも意思疎通が図れる程の口腔機能と、以前と比較して発声機会が多くなった事も確認できました。
その頃の取り組みを思い返すと、
・電話の内容(パターン)
・家族様の協力体制(混乱したら代わる)
・経過の評価
など、細かくやってたなーと感じます。
今が適当と言う訳ではありません。
今現在、個別機能訓練加算の5人程度以下という枠組みの中で、いかに効率的に効果的な機能訓練を提供するかという考え方に移行しました。
正直なところ、現在は1人に対して集中して訓練を提供する余裕が無い状況です。制度の中で自分に与えられた役割をしっかり果たすことが重要となっています。
しかし、新人の頃の、1人1人に対する集中した取り組みを行ったという経験は、今もとても役に立っています。
当時は残業の嵐でしたが、苦にならず楽しんでいました。
様々な経験をして、少しずつ仕事観が代わってきたなーと感じます。
今後も自分の為になる経験をたくさん積み、過去を時々振り返って新しいイノベーションを起こせればなと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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