炎の剣士+焔聖騎士 2024-11
どうも。だーくんです。
YCSJ大阪2024で使用したデッキの紹介です。
解説と使い方・プレイングなど、幅広く書きます。
「炎の剣士」+「焔聖騎士」
結果は、プロテクターまで1歩届かず。。。
ここ半年は、CSやランキングデュエルすらもほぼ出てない中、対面や環境の状況をよく読んで対処できたなと思います。(自分を褒め讃えたい)
こんなデッキですが、ある程度の反響があった為、一旦備忘録的に記事を書きます。
(マスターデュエルに来る事もあり)
目次
戦士族炎属性デッキについて
主要カードの紹介
コンボ紹介
デュエルで意識する事(プレイング)
ルールと環境への適応
まとめ
1.戦士族炎属性について
まず、戦士族炎属性デッキはどういったデッキなのかを説明します。
〇特徴
皆さんもご存知の、戦士族といえばこのカード
「聖騎士の追想 イゾルデ」(以下イゾルデ)のリンク召喚から焔聖騎士へ繋げていくデッキです。
イゾルデをリンク召喚するまでの1枚初動に、”手札誘発”をもらい、その他の2枚初動目を特殊召喚して、”イゾルデを成功させる”事を主軸に動きます。
そこには、”手札誘発”を使わざるを得ない1枚初動にする必要があります。過去で言うと「ネオスペース・コネクター」などの事です。
今回は、「炎の剣士」としての初動「闘炎の剣士」を妨害してもらってから、イゾルデの成立を狙います。
明らかにアドバンテージの量が多く見えるこのカードに妨害をもらいます。
実際、この大会環境なら、メリット多いカードです。(後述、プレイング)
〇「炎の剣士」デッキとは?
傍から見たイメージは
「極炎の剣士」を使用して一瞬でLPを削りきる
です。
もちろん、攻撃力を倍にして、複数回攻撃されようものなら、LPは一瞬でなくなります。
基本戦術はココです。
いわゆる”手札誘発”で相手の先攻展開をいい所で止めて、、、
後攻で「極炎の剣士」に「フェニックス・ギア・ブレード」や「闘気炎斬龍」で2回攻撃を付与して削ります。(後述、カード紹介)
これだけでは、天盃龍で良くね?
そう思った方は、天盃脳です。
で、わざわざ天盃龍ではなく「炎の剣士」にしたのか。
注目する理由は「選んで裏側守備表示にする」効果を持った罠カードが2種類あり、それぞれの①にターン1がない事です。
自分には、これらのカードが、テーマ内で簡単に供給できる擬似「皆既日食の書」と見えたので、天盃龍ではなくこのテーマを選びました。
2.主要カードの紹介
〇「炎の剣士」デッキパーツ
今回の主軸はこのカードです。
「闘炎の剣士」じゃないの?
と思われますが、注目すべきはこのカードです。
自分・相手のフィールドに炎属性が存在すれば、発動できます。
①の「装備→裏側守備表示」の効果は、ターン1制限が無いので、ダブっても妨害として使用できます。
一.装備できれば「シャルル大帝(焔聖騎士帝―シャルル)」の対象に取らない破壊効果も誘発。
焔聖騎士の基本戦術ですね。
二.装備したモンスターをそのまま裏側守備表示にも可能。
相手の、炎属性のライゼオルや、スネークアイ、天盃龍を対象にとる事もできます。
あと、とにかく裏側守備表示が強い。
三.墓地から戻して融合も可能。
どこかで聞いたことある効果。ナンチャラメンツとかいた気がします。
この効果で出した「極炎の剣士」で妨害やLP削り切りを狙います。
このカードも、「裏側守備表示にできる」効果持ちです。
②の効果は、「皆既日食→バトルフェイズ!」と言われた時に真価を発揮します。
1枚で、急に「闘気炎斬龍」を装備した「極炎の剣士」を用意可能です。
(出した闘気炎斬龍をそのまま裏側にすれば即座に用意できる1枚完結カードです)
※最後に負けた天盃龍戦ではセットしてましたが、大嵐されて終わりました。残念。
①の効果を相手ターンで使って駆け引きを楽しみたいのですが、今回は②の2回攻撃が主軸。
「極炎の剣士」であれば
7000の2回攻撃で14000。
普通の「炎の剣士」であれば
2500の2回攻撃で5000。
(ここにゴッフェ二等+3000で合計8000です。)
YCSJはこれくらいの火力があれば十分と捉えました。
他のカードと基礎展開は、公式の下記動画を見ましょう。
「焔聖騎士」デッキパーツ
これは、昔からある”The焔聖騎士”のギミックなので、色々見てみてください。
コンボ・展開紹介で軽く触れます。
要は、妨害や捲りを増やす意図があります。
〇自由枠
実は、15枠あります。
(今回は42枚なので、正確には13枠)
YCSJは2回負けたら完全に終わりの為、同じカードを3枚引いて負ける可能性を感じたので、同じカードは最大でも2枚。
この辺りは、大会プレイヤーがよく解説してるので、あえて解説しません。
(特別な所で言うと、マグナムートは飛龍炎や闘気炎斬龍を戻す事ができるくらいです)
3.コンボ紹介
1.で書いた特徴の通り、基本はイゾルデから妨害数を稼ぎます。
※下記、特別な略語使ってルートを書きます。他はよくある略称です。
闘剣士→闘炎の剣士
飛龍炎→飛龍炎サラマンドラ
ゴッフェ二→ゴッド・フェニックス・ギアフリード
剣域→炎の剣域
鎖炎刃→鎖付き飛龍炎刃
大聖剣→大聖剣博物館
ギアブレ→フェニックス・ギア・ブレード
●闘剣士+リナルド
1.闘剣士召喚→剣域手札→剣域発動
2.リナルド特殊→リナルドコストに剣域効果→炎の剣士特殊
3.闘剣士+炎の剣士→イゾルデ→イゾルデで効果ローラン手札、闘剣士で飛龍炎墓地→飛龍炎で鎖炎刃手札
4.ギアブレコストにイゾルデ→リッチャル特殊
5.イゾルデ+リッチャル→咎姫
6.咎姫効果→リッチャル蘇生→リッチャル効果で闘剣士蘇生
7.リッチャル+闘剣士→アンジェリカS召喚→アンジェリカで大聖剣
8.大聖剣発動→1200LP払って②発動でアルマス手札
9.アンジェリカ対象に墓地飛龍炎効果、チェーン2アンジェリカ効果→オジエ墓地、Sローラン特殊
10.Sローラン対象に墓地オジエ効果→オジエ装備
11.大聖剣③発動→オジエ特殊→オジエ効果→ゴッフェ二墓地
12.オジエ+Sローラン→Sシャルル
13.Sシャルルにアルマス装備
14.Sシャルル+アルマス→Lシャルル→Lシャルルで墓地Sシャルル装備して効果コピー、アルマスで墓地ゴッフェ二手札
15.Lシャルル対象に墓地Sローラン効果→装備
16.Sシャルル除外してゴッフェ二効果→ゴッフェ二特殊
17.鎖炎刃セットして、エンドフェイズ
18.Lシャルル(コピー)効果→墓地アルマス、デッキ闘剣士装備→Lシャルル(コピー)効果→咎姫破壊
19.アンジェリカ帰還
この手順で、
①ゴッフェ二のモンスター効果発動無効破壊
②Lシャルルの、魔法罠発動無効破壊
③手札ローラン(or鎖炎刃)を装備で、Lシャルル(コピー)で対象を取らない破壊
④鎖炎刃で、700UP装備と裏守備
⑤墓地咎姫で、アンジェリカと相手のモンスターを対象にとれば、チェーンアンジェリカで一方的に相手モンスター破壊
の5種妨害があります。
また、
アルマスを装備したLシャルルが墓地へ行く事で、墓地の戦士族炎属性を手札へ。
装備の闘剣士が墓地へ送られた時は、闘気炎斬龍を墓地へ。墓地へ送られたSローランや鎖炎刃があれば、、、
鎖炎刃②の効果で、極炎の剣士を出し、Sローランを墓地から装備する事で、その①の効果で、モンスター破壊と500ダメージが狙えます。
思った以上に妨害やリカバーが多い展開ができたので、自分でもびっくりしています。
基礎的な展開例は以上です。
相手の状況を読んで、剛炎、リトルナイト、ティフォン、スネークアイダムドなどを駆使する事も大切です。
特に、ダムドは、装備状態のモンスターを使って特殊召喚できるので、奇襲として抜群です。
4.デュエルで意識する事(プレイング)
このデッキのプレイングとして、軸となる事などをを記します。
「戦術の軸”裏側守備表示”」
前述の通り、今環境、、、もとい、いつの時代でも”裏側守備表示にする”は強いです。
(融合や儀式の環境になれば少し下火ですが)
闘炎の剣士が手札にある状況で、、、
①剣域がある場合は、先に発動して、
先攻なら剣舞、後攻なら闘気炎斬剣
を加える事を確定する。
②墓地に送られた場合の効果で飛龍炎を墓地へ送った場合、
先攻なら鎖炎刃を、後攻ならサラマンドラ・フュージョン
を加える事を優先する。
意識するのはコレです。
要は、
先攻では”裏側守備表示にする”カードを
後攻では攻め手や、相手の妨害への妨害を
という事です。
あとは、相手がX召喚やL召喚をしようとする前や、起動効果を持つモンスターを”裏側守備表示”にしましょう。
後攻なら、極炎の剣士を出す為に動きましょう。
「闘気炎斬剣」を上手く使おう
この3つの効果、1ターン中にどれか1つですが、発動できます。どれも強力。
1つ目の●
闘炎の剣士が手札に無ければ、ドローフェイズに発動しましょう。
ドロバ避けでの発動を意識させる事で、”強力な主軸カード”感を出します。
闘炎の剣士の①が妨害を受けても、ほとんど問題ないので、そこに妨害を打たせるプレイングです。
2つ目の●
戦士族炎属性の攻撃宣言時、もしくは、相手から戦士族炎属性に攻撃された攻撃宣言時、
フィールドのカードを対象に1枚破壊できます。
何でも破壊できるのは優秀です。
自分ターンでは、置物系の魔法罠など。
相手ターンでは、ミラフォのような使い方ができます。
3つ目の●
炎の剣士関連モンスターを対象とする効果を無効にできます。
バトルフェイズで、「極炎の剣士に無限泡影!」とドヤ顔されたら、このカードでドヤり返しましょう。(実際にライゼオル戦でやりました。)
その他、闘剣士のヴェーラー泡影対策ができます。
ライゼオル環境で、ヴェーラー泡影が流行ってる読みだった事もあります。
この3つの●を使いこなせてこそ、炎の剣士デッキを上手く使えたと言っても過言じゃないと思います。
意識した事(プレイング)
当然かもしれませんが、どのモンスターの組み合わせででどれくらい相手のLPを削る事ができるか瞬時に把握する事が大事です。
例えば
極炎の剣士(飛龍炎装備)+リナルド+剣域
で、どれくらいのダメージが出るかをちゃんと見れるかどうかです。
ちなみに、8500です。
どんなデュエルでも大事な事です。
このデッキでのよくある例を他にもいくつか記しておきます。
大聖剣+ゴッフェ二+Lシャルル(Sシャルル装備)→7500(ゴッフェ二効果で8000)
咎姫+極炎の剣士→8300
前述の最終盤面→9700
イゾルデ+炎の剣士(飛龍炎装備)+ギアブレ→8500
基本的には、上記総攻撃力を意識して、直接攻撃をする事を狙います。
もし相手にモンスターが居たら、8000超える組み合わせ以外のカードでモンスターを処理すればOKです。
5.ルールと環境への適応
ここまで記事を読んでいただいて、気付いた方もいらっしゃるかと思いますが、、、
今回、ほとんど大会に出ていなかったのに勝てた理由として、
「YCSJのルールを理解した構築」
と
「流行デッキ(環境)への対策」
があります。
その考え方を少し触れておきます。
「YCSJのルールを理解した構築」
YCSJって、わりと特殊なルールだと思いませんか?
1デュエルで決着、時間制限、相手のLPを確実に0にする事、、、
マッチ戦とはかなり異なり、更にランキングデュエルの1デュエル戦とも異なります。
●1デュエルで決着
「一気にライフポイントを削る」
「先攻での妨害数を6以上にする」
「対策されずらい動き」
が必要だと思います。
このデッキの基礎展開(コンボ)を作った時に、上記を「満たしてそう」から構築が始まってます。
●時間制限
手札事故を起こしたら負けです。誘発や汎用ばかりでも耐える必要があります。それも、制限時間があるので簡潔に。
その点を考えると、汎用枠は「相手の選択肢を極端に減らせるカード」を優先しています。
ドロバでのターン中ルール干渉、ニビルでの一斉除去、うさぎでの相手カード減らし、一滴でのチェーン不可、、、
選択肢を減らせば、相手の時間も削減できます。
そして、対面した事ない相手やデッキタイプでも、自分が考える時間や、相手の行動を先読みする時間を確保する事ができます。
●LPを確実に0にする
1ターンで相手のLPを削りきる事を意識します。
1デュエル戦で天盃龍やサイバードラゴンが強いと言われる所以はココですよね。
上記2デッキまでの超高火力は出せずとも、相手のLPを削りきる理論やコンボがあれば良いという事です。
「流行デッキ(環境)への対策」
今回、1番悩んだのはコレです。
たぶん、YCSJ1ヶ月前くらいから「ライゼオルどうしよう……」が口癖なくらい”ライゼオル対策”を考えてました。
そこで至った結論と悩みが汎用枠に現れています。
1ヶ月前くらいから炎の剣士で出ようとは思っていました。
流行のライゼオルとM∀liceをメタできる点は大前提のデッキ選択ですが、対それら想定の2妨害超えを練習しました。
実戦ではなく、1人回しの試行回数をかなり増やしました。
パターン反復練習ってヤツです。
実戦は大切です。
本当に。
ただ、この前に1人回し試行(妨害想定)をたくさんやる事がもっと大切です。
例えば、「流行デッキの基本妨害がコレで、この2枚の展開札でどう展開(突破)するか」をひたすら考えてました。
実戦ほぼ0である程度勝てたのも、そこにあると思います。
6.まとめ
今回は、
「炎の剣士+焔聖騎士」デッキの解説とプレイングや考え方
について執筆しました。
炎の剣士はマスターデュエルでも実装されましたので、ほとんどそのまま使えます。
そのままエクスポートしたので、順番バラバラのリストですが、こんな感じかなと。
もちろん、自由枠で説明したカードは、持ってるカードで埋めて構いません。
ダムドはまだないので、たまに欲しいなとなるアンブロエールを追加しています。
ティフォン作れなかったので、アルミラージを入れています。(飛龍炎1体でリンクできる為)
「炎の剣士」デッキは、”裏側守備表示”を持った強力なデッキです。
可能性もまだまだ大きく、使い方次第では更に強くできると思います。
だーくんは、焔聖騎士・ジャックナイツ・宝玉獣・キマイラをよく使っています。
ジャッジやイベントもたまにやってます。
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https://twitter.com/dawrkn
わりと長めの記事を読んでいただきありがとうございました。
また書きたい事を見つけたら書きます。
では。