2021年1月からの焔聖騎士について
大会環境において誘発貫通能力が高い焔聖騎士デッキの紹介です。
【今期環境について】
今期も”群雄割拠”と言われる環境にはなります。
その中でも強いのは「2枚初動」デッキがほとんどです。
その例としては「電脳堺」「コードトーカー」「幻影騎士団」「ドラゴンメイド」「サンダードラゴン」などでしょうか。
他にも1枚で何かできるデッキももちろんあります。「十二獣」「召喚ドラグマ」「アダマシア」などが当てはまると思います。もちろんこれらのデッキも2枚で動いた方が強いと思います。
また、展開系デッキで展開系デッキを抑制するといった事が今期では強いと感じました。
その中で注目したのが焔聖騎士です。
焔聖騎士は、1枚初動を備えつつ1枚初動を止められた際の2枚初動を持っているバランスの良いデッキです。
【焔聖騎士デッキ】
今回、環境用に作成したデッキレシピです。
今までは
装備カードを6種類入れて……
ダークロウにもアクセスできる様にして……
という形で60枚デッキにしていました。
今期では、引きたくないカードがある為枚数を増やした60枚デッキで貫通能力を上げるのではなく、40枚にしてできるだけ必要最低限でデッキを回す方が強いと判断しました。
また、今期も引き続きVFDの制圧力が高い為、そちらへアクセスできる様になっています。
また、1枚初動として使用できる「ネオスペース・コネクター」や「昇華騎士-エクスパラディン」にできる限り誘発を当ててもらいつつ、組み合わせ初動となるカードで更に展開していきます。
【1枚初動と2枚初動について】
「ネオスペース・コネクター」か「昇華騎士-エクスパラディン」で1枚からイゾルデを作ります。
①「ネオスペース・コネクター」
「ネオスペース・コネクター」では「N・アクア・ドルフィン」を出し、イゾルデを作ります。
【特徴】
アクアドルフィンの効果で1ハンデスが狙えます。
その関係で相手の手札に「原始生命体二ビル」の有無が確認できます。
「キリビレディ」で、このカードを止められた時のケアができます。
②「昇華騎士-エクスパラディン」
「昇華騎士-エクスパラディン」で「チューン・ナイト」を装備し特殊召喚する事で、その後にイゾルデを作ります。
【特徴】
シャルルの効果起動にも使えます。
「キリビレディ」や「焔聖騎士-リナルド」で、このカードを止められた時のケアができます。
今回は採用しておりませんが、「チューン・ナイト」の特殊召喚効果に「増殖するG」を打たれた際に、「チューン・ナイト」の特殊召喚成功時の効果を使ってチューナーにする事で、エクスパラディンとシンクロして「虹光の宣告者」を出す事もできます。
【初期展開】
イゾルデのリンク召喚以降、この動きをした後、手札や相手により展開を変更します。
「聖騎士の追想 イゾルデ」をリンク召喚。
①の効果で炎戦士を手札へ
(「超量士レッドレイヤー」が望ましい・コスト要因)
↓
イゾルデの②の効果で「焔聖剣-デュランダル」をコストに「焔聖騎士-リナルド」を特殊召喚。
リナルドの効果でデュランダルを墓地回収。
↓
デュランダルを発動。
①の効果で「焔聖騎士-オリヴィエ」を手札へ。
↓
炎戦士(レッドレイヤー)をコストにオリヴィエの効果を発動し特殊召喚。
《レッドレイヤーを加える理由》
墓地にレッドレイヤーを置いて置く事で次のレッドレイヤーを引いた際にリカバー要因になります。
《デュランダルが手札にある場合》
煙玉を加えてハンデスに繋げた方が強いと思われます。
【展開例1】
最終盤面:VFD+サベージ+(2ドロー)
イゾルデとオリヴィエで「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚。
①の効果で「ブンボーグ001」イゾルデとオリヴィエで「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚。
①の効果で「ブンボーグ001」を特殊召喚。
↓
ハリファイバーと001で「幻獣機アウローラドン」をリンク召喚。
①の効果で幻獣機トークンを3体特殊召喚。
001の②の効果で墓地から特殊召喚。
↓
アウローラドンと幻獣機トークンをリリースしアウローラドン②の効果で「幻獣機オライオン」を特殊召喚。召喚。
↓
アウローラドンと幻獣機トークンをリリースしアウローラドン②の効果で「幻獣機オライオン」を特殊召喚。
↓
オライオンとリナルドで「武力の軍奏」をEXゾーンへリンク召喚。
オライオンの効果で幻獣機トークンを1体特殊召喚、武力の効果でオライオンを墓地から特殊召喚。
↓
オライオンと幻獣機トークンで「ガーデン・ローズ・メイデン」をシンクロ召喚
①の効果で「ブラック・ガーデン」を手札へ。
↓
「ブラック・ガーデン」を発動。
↓
メイデンと001で「瑚之龍」をシンクロ召喚。
ブラックガーデン効果でローズトークンを特殊召喚。
↓
瑚之龍と幻獣機トークンで「飢鰐竜アーケティス」をシンクロ召喚。
ブラックガーデン効果でローズトークンを特殊召喚。
瑚之龍とアーケティスの効果でそれぞれ1枚ドロー。
↓
ブラックガーデン②の効果でメイデンを墓地から特殊召喚。
↓
メイデンと武力で「ヴァレルロード・S・ドラゴン」をシンクロ召喚
サベージの効果でアウローラドン装備。
↓
墓地のメイデンで瑚之龍を墓地から特殊召喚。
↓
瑚之龍と幻獣機トークンで電脳堺狐-仙々をシンクロ召喚。
↓
仙々とアーケティスで「真竜皇V.F.D.」をエクシーズ召喚。
《星9シンクロモンスターについて》
もしも、手札に煙玉がある場合はシャルルを出し、煙玉を装備する事で1ハンデスを狙えます。
手札と相談し、シャルル・仙々・アーケティスを使い分ける事が重要です。
【展開例2】
最終盤面:シャルル+サベージ(+1ハンデス+墓地Sローラン)
イゾルデとオリヴィエで「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚。
①の効果で「ゾンビキャリア」を特殊召喚。
↓
ゾンビキャリアとリナルドで「武力の軍奏」をシンクロ召喚。
①の効果でオリヴィエを墓地から特殊召喚
ハリファイバーと武力で「幻獣機アウローラドン」をリンク召喚。
①の効果で幻獣機トークンを3体特殊召喚。
↓
手札1枚をデッキトップへ置き、墓地のゾンビキャリアを特殊召喚
(オライオンが手札にあればオライオンを置く)
↓
アウローラドンと幻獣機トークンをリリースしアウローラドン②の効果で「幻獣機オライオン」を特殊召喚。
↓
オライオンと幻獣機トークンで「焔聖騎士導-ローラン」をシンクロ召喚。
Sローラン効果でエンドフェイズに処理を予約。
オライオンで幻獣機トークンを1体特殊召喚。
↓
シンクロローランと幻獣機トークンで「ヴァレルロード・S・ドラゴン」をシンクロ召喚
サベージの効果でアウローラドン装備。
↓
ゾンビキャリアと幻獣機トークンで「ガーデン・ローズ・メイデン」をシンクロ召喚。
(①の効果で「ブラックガーデン」を手札へ)
↓
メイデンとオリヴィエで「焔聖騎士帝-シャルル」をシンクロ召喚。
↓
【エンドフェイズ】
↓
シンクロローラン処理で「盗人の煙玉」を墓地へ送り、戦士族(ゴッドフェニックス・ギア・フリード)を手札へ。
↓
シャルルの②効果で墓地から煙玉を装備し、デッキから炎戦士(焔聖騎士-ローラン)を装備。
シャルルの①効果で煙玉を破壊。
煙玉の効果で1ハンデス
《オライオンについて》
アウローラドンでは手札の幻獣機を特殊召喚する事はできません。
この展開ではオライオンが手札にある場合でも展開ができる様になっています。
【このデッキについて】
上記展開は手札誘発等で止まる場合があります。
その場合は無理せずに
・ハンデスシャルル
・VFD
・サベージ
の中から1つ選びましょう。
また、このデッキでは「誘発を受けた」=「1枚ハンデスできた」という考え方でいいと思います。
指名者系カードで手札誘発を止めたり、うららで増殖するGを止めた場合もそう捉えた方が他のデッキより戦いやすいと思います。
また、上記考え方に関連して、このデッキでは「増殖するG」を止めるという事は絶対課題になります。指名者系カードやうららで積極的に止めましょう。
【採用を見送ったカード】
「幻影騎士団ティアースケイル」(ローブ・ブーツ・霧剣)
手札コストを1枚使用する事と必要枠が多くなったので今回は採用しておりません。
妨害を増やしたり初動を無理やり増やしたい場合はデッキ枚数を増やして採用する価値はあるかと思います。
「影六武衆−ゲンバ」
炎・戦士レベル2というステータスからイゾルデで呼びやすくリナルドやアストルフォとも相性が良いカードです。
デッキ内の装備カードが減った為、特殊召喚できないケースが出てきたので採用を見送っています。
愚鈍の斧、リビングフォッシル、自律行動ユニット等を採用した場合は使えると思います。
「M・HERO ダークロウ」(シャドーミスト・マスクチェンジ)
イゾルデから経由して出せる強力なモンスターですが、ゲンバと同じく装備カードが減った為、採用を見送っています。
「ジェット・シンクロン」
このカードにする事でブラックガーデンの効果で出るトークンの数を調整できますが、今は必要ないと考えます。
【最後に】
このデッキは言っても”環境外デッキ”になります。
”THE 環境デッキ”以外を使いたい方には盤面も誘発貫通能力も高いオススメのデッキです。
ぜひ使ってみてください!