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RAS(脳幹網様体賦活系)

4年前、仲のいい大阪の技工士さんから「ありがとうを10000回言うとしあわせになれる。25000回で涙があふれて、50000回で奇跡が起きる、騙されたと思ってやってみて。気持ちとか込めなくていいから」と言われた。

徳山に勉強会に行った帰りの新幹線の中でやってみた。

最初は何回数えたかばかり気になっていたが、そのうち何も考えずに指折りしながらただただ数えていたら、1万回に近づいた時に、急性白血病で入退院を繰り返している義父の顔がバーっと頭の中に浮かび上がってきた。

当時は「RAS」なんて言葉を知らなかったので、なんでそんなことになったのか意味がわからなかったが、脳が「ありがとう」を言う対象を探し始め、見つかったのだと思った。

死期が迫っている義父にこれまでのお礼を伝えようと長いお手紙を書いて渡した。

義父はとても喜んだようで、義妹がラインで「お姉さんからの手紙、父がすごく喜んで、私にまで見せてくれたよ」って教えてくれた。

10000回唱えて、義父も義妹も私も、その話を聞いた夫もしあわせになれた。

50000回にも挑戦して、奇跡を起こしてみたいが、今の私にはそこまでやる時間がない笑


私が習っているホリスティック医療のSj先生は「治療を始める時に、患者さんのゴール設定をすることが大事」だといつもおっしゃる。

「治療が終わって、歯が入ったら何をしたいですか?」(1.2本の歯を入れるんじゃなくて、ほとんどの歯がなくてご飯を食べれない患者さんの話です)

・今まで食べることができなかった大好きなアワビ、フランスパンを思い切り噛んで味わって、しあわせな気持ちに浸りたい
・友達に食事に誘われても歯がないので断っていたが、歯が入ったら食事会に参加して、友人との食事とおしゃべりを楽しみたい
・一度行ってみたかった三つ星レストランでの食事を夫と堪能し満足感を得たい
などなど

ゴール設定すると、「受け身」で先生に治してもらうのではなく、自分の目標のために頑張りたい気持ちが出てくる。

なりたい自分の姿、その時にどんな気持ちになってるかを想像すること。

治療者と患者さんの「なりたい姿」が一致すると、治療はとてもよい方向に進んでいく。



これは治療だけではなく、日常生活にも言えることで、なりたい自分、手に入れたいものを想像することで、それに関連する情報、人とのご縁、必要なものが自然と手元に入ってくるようになる。

これが引き寄せの法則。

すると、目標に向かって進んでいくことが苦行ではなくなり、楽しみに変わる。

今私には、明確なゴール設定をしているものが2つある。

そのための日々の所業に、毎日とても時間を割かれてしまう。

だから
「どうしてもやらねばならないこと」→「やりたい」と気持ちが変換できるようなRASの設定にしている。

RASとは脳の中で、自分の関心のある情報だけ意識上にあげて、それ以外の情報を排除してしまうシステムのこと。

人には言えないくらい図々しい、宇宙まで飛んでいきそうなゴールだが、日を追うごとに「叶うかも…」と思い始めている笑

今やっていることは、そこに向かう通過点なので、楽しくて仕方ない。
最終ゴールを頭の中に描いていて、その時の私はこれ以上ない満足を得ている。

一つは5年後のゴール設定だが、思いが強いと、そのために必要とされる人、ものが自然に準備されて行く。

思いを同じくする人との出会い、グループができて、物事が始まろうとしている。RASってすごいな〜

もう一つは少なくとも1年後までのゴール設定だが、こちらもまだ始まったばかり。でもやっている時ワクワクする。忙しくてもそのために費やす時間は至福の時だ。

ゴールを達成できて、1年後、5年後にここでお話しできたらいいな〜


























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