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ジェネレーションギャップ
年寄りが生きにくい社会になってきている。
私でも週に何度か娘たちに「これどうやってやるの?」「これどういう意味?」と聞かないと生活できなくなっている。
まず親の世代の話
実家に帰省したときに82歳のおばがカーナビのついた車に乗っているのにナビを使っていなかった。
父のショートステイ先の道順を教えるのに、「せっかくナビがついてるんだし、使い方教えてあげるからナビを使って行ってみようや」ということで行き先を入力して出発。
ところがおばは運転しながらナビをチラ見することができないのだ。しかも音声ガイドは聞き逃す。
「今、音声ガイドが『この信号を右』って言ったよ。」
「えっ?聞こえんかった」
若い時から慣れていないと、目も耳も急に新しいことに反応できないのだ。
結局、「道順を最初から頭に叩き込むから、行き方教えて!」となった笑
母(現在88歳)が84歳の時にスマホを買ってあげた。ガラ系はなんとか使えてたから、スマホもいけるだろうと思っていたが…
テクノフォビア(科学技術に対する恐怖症)で、「変なところを触って、壊したら怖い」と言ってスマホを触らない。
スマホの電話の取り方も何度も教えたができない。
それでも寝る時には充電切れのスマホを大事そうに寝室に持って行き、そばに置いて寝ている。持っていると安心らしい。
高価なお守りだ。
先日、父が母と2人でショートステイに行った時、何日か家を留守にしていた。
留守中に誰かが家に勝手に入ってリビングの蛍光灯を変えたと言い出した。
父は蛍光灯の色は昼白色が好きなのに、いつの間にか昼光色に変わっていると。
リビングの蛍光灯はLEDなので、両親のどちらかがリモコンを触って色が変わっただけ笑
大体において親の世代は科学技術について行けてない。
さて今度は一つ下のジェネレーション
うちは次女が今の世の中にめちゃくちゃ明るくて、間違いなく時代の先端をいっている。
無理してついていくのではなくて、今の若い人には必要な情報や物事らしく、うまく使いこなして生活を豊かにしている。
それが私にはなぜか必要ない。
①休みの日に映画に行く時は、席は前日までにネットで予約してリザーブしている
②買い物は私はクレジットカードか現金でやってるが、彼女はスマホ決済。「いちいちクレカや現金を財布から出さなくていいでしょ」と。PayPayと楽天ペイと IDの3つがあれば事足りるらしい
③家にはスマートテレビがあり、動画配信サービス3社と契約していて、地上波はほとんど見ない、
④買い物をしたらレシートをiPhoneで読み取ってアプリで家計簿管理
⑤スタバもマックもモスも全部モバイルオーダーして、店舗で頼むことはほぼない。待ち時間なく、店舗に着いたら受け取れる
⑥仮想通貨をやっている
などなど
家計簿は私もスマホにアプリを入れてやってみたが、書いて計算した方が速いのだ。
レシートを読み込ませるのに時間がかかる。
ナビを見れなかったおばと同じ現象笑
これらを親の世代に話したら、なんのことか全くわからないだろう。
「デジタルデバイド」などと言われているが、ITを使える人と使えない人の間に差が生まれて情報量や質に差が生じていることは確かだ。
今の老人は明らかに社会から孤立している。
自分が時代についていけていないことを認め、若い人たちに教えてもらう。
そしてどんどん活用して慣れること。
若い人たちは自分たちの30年後を想像しながら、忍耐強く親の世代に教えてあげること。
世代間の交流が大事だと強く感じる。
次に実家に帰る時に、思い出の写真をたくさん取り込ませたデジタルフォトフレームを両親にプレゼントするのが楽しみだ。
デジタル技術を介して会話が弾むだろう。