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小さな芸術家
先日孫2人を預かった。5歳の男の子と2歳の女の子だ。孫に会うのは嬉しいが、1人で2人の孫を預かるとなると、ものすごくエネルギーを奪われるのでこちらも作戦を練る。
一緒にお団子を作ることにした。
ボールを二つ、団子の粉も二つ、団子を湯がく鍋二つ。これで喧嘩はしない。
団子の粉の袋を自分でハサミで切って、ボールに粉を入れるところから始める。
少しずつ粉の中に水を入れて生地を練っていく。
お団子を美味しく作りたいから、2人ともいつもより慎重だ。
「耳たぶくらいの硬さにするんだよ」「タブって何?」笑
「ババ、棒貸して」と、綿棒で生地を伸ばし始めた。
どこで覚えたんだろう?
「餃子の皮を作るときは綿棒で伸ばしていくけど、お団子の時は伸ばさないんだよ」と言っても、「楽しい」と叫びながら生地を伸ばして遊んでいる。
伸ばして薄くなった生地をくるくる丸めて「ロールケーキ!」
生地を一つにまとめて大きな山を作り、真ん中に綿棒で穴を空けて「トンネル!」
次は、綿棒をまっすぐに持って、「ぺったん、ぺったんお餅つき!」
丸める頃には、生地は半分になっている。半分は床に落ちて、踏んづけて靴下の底についたり、床に散らばって髪の毛やゴミがついて食べられない。
想定の範囲内なので問題なし!
ここからも子供は簡単に丸めないのだ。
惑星や星が好きな上の子は生地で土星を作り始めた。星の形、細長い流星、「ババの分も作ってあげるね」と、5円玉サイズの平べったい団子を一つ作ってくれた。
下の子は「おいちくなあれ」を繰り返しながら、まな板の上にたくさんの細長いみみずを作って満足げ。
湯がくまで1時間は、何度も「楽しい」と叫びながら、生地と戯れていた。
こんなに夢中になって、生地を通して自分のワクワク感を外に表現して、子供ってなんて芸術家なんだろう!
次回は何して遊ぼうかな〜