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元リア充喫煙シェフのマウンティング体質

ごきげんよう。日々の寒暖の差が激しいこの頃ですがいかがお過ごしでしょうか。さて、先日マッチングした殿方との1回こっきりのデートでいろいろと世間に対する知見が深まったので禊がてら書き連ねます。

Kは年収600~800万円の離婚歴があり子供と同居している調理師。同級生にあたる年齢だったのもあって、メッセージ交換は比較的軽快に進んでいた。
引っ掛かる点は結婚後のイメージが共働き(女性がアルバイト・パート)ということぐらいかな。残念ながら自分より年収が低い人のセックスできる家政婦になるために仕事を辞めたくはない。とこの時点ですでに思っていた。

お互い食べ歩きが好きということで、自宅の近所の繁華街(都内でも有数のところです)でごはんを食べることになり、身バレしにくい顔見知りが最近出したお店に連れて行った。近所に住んでいることは自分の保身のため伏せて、仕事関係でこのエリアに来るとか嘘ついて。

初デートで自分がお店を予約するのは、あたしのマッチング史上はじめてのことである。友人関係なら気軽にやるんだけど、女として扱われたいというか、まだ猫被ってる状況でそういうロジ能力隠しておきたいとか若干複雑な気持ちになったものの、初対面から妙にフレンドリーで若干驚いた。慣れてるなこいつ。

色々話すと、結婚が早い人ということが判明。聞くところによると、初めての彼女と20代前半で結婚。母親(祖母)と同居しながら高校生と中学生の子供が2人いるところで元嫁が、最近中年を拗らせて不倫に走ったことが原因で離婚。子供は同居している母親(祖母)がほぼほぼ育てているというレディコミみたいな展開。高校生のあたしだったら絶対交わらない、少女漫画によく出てくる、ヒーロー役の部活頑張って夢にチャレンジしているリア充タイプがレディコミ界によくあるシチュエーションに変化した感じ。そこそこのイケメンフェイスである。それでこのやたら親しげなコミュ能力に合点がいった。女はみんな自分に惚れてるって思ってるタイプだな。世間知らずめ。

だけどずっと同じ人としか交際(結婚)していなかったということから、自己中セックスをするタイプだったりするんじゃないかなぁと冷静に分析。大切に抱いてくれない殿方に身体を開く気にはならないけれど、煙草味のキスには陥落される可能性が高いチョロいあたし、少し身構える。

デートで気になる点はシェフという職業なのにヘビースモーカーである点(しかも、電子タバコじゃない。がっつり燻されるやつ。正直、そのお店は自分で行くことは絶対ないなと決意)と、職業柄か飲食店でお店の人を凝視しているところ。うーんもう少し楽しめないのかな。他店を偵察する研修ですか?これは。

1軒目をごちそうしてもらい、申し訳なくなって2軒目バーへ。こちらは私が払うと言ったら、遠慮なく飲みやがる。酒の区別もついていないくせに。単価高いのよ?素敵なバーって。ごちそうしてもらった金額以上を支払う羽目になってちょっと財布にダメージ。プライドって無駄だ。
静かなバーだったのに中途半端に意識高いWeb屋というかAWS上に展開してるWebサービスにトラブル抱えた会社の人たちがMacBookPro持ち込んで6人くらい入ってきて居酒屋状態に。えっと、日本語リスニング能力この程度のお酒じゃ落ちないから何が起こってるか分析できて、サービス特定してネットで晒すぐらいはできるレベルにはスキルあるわよ?あたし。デート中はそんなことやんないけど。壁耳あり障子に目あり。バーにあたしあり
終電間際まで話して駅まで送り届けて、今度焼き鳥行こうみたいな話して別れる。自宅ごまかしてると色々うさんくさいぞ、あたし。そして徒歩圏内なので10分ほどで帰宅。サンキューメールを送る。そこで音信不通に。

ま、合わないものね。続けるのも無駄だけど、結果的にあたしがフラれたみたいになってほんの少しだけ心と財布がダメージだった。

今回の件で学習したのは、人生いろいろあるけれど飲食業でタバコ吸う人と年収平均レベルなのに相手に家庭に入ってもらいたがる人には気をつけろってことかな。元リア充は今でも自分がイケてると思う節があるし、マウンティング体質の殿方にはマウンティングされたいもしくは家庭に入りたい女性がふさわしいのだろう。

あーこんな、拗らせてるだけでなんの問題もないあたしに見合う殿方、どこかにいらっしゃいませんかね。知人シェフに申し開きするためにまた店行かなきゃだな。頻度高いほうの店じゃなくてよかったよかった

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