あっけない終焉

ここ数週間、望まずしてしてきた同棲を解消した。意外なほどのあっけなさに少しだけ心が震えている。

始まりはいつだったか、もう覚えてすらいない。
いつだったかある日突然現れて、つかず離れずの距離で私の周りにいた。

終わりはいつも突然。
いつものように、会社に行く支度をしていた時に目の前に現れた。
今しかないと思い平手打ち。
感触は無かったが、相手にとっては取り返しのつかないダメージになったようだ。
黒い影が鏡にシミをつける。
ティッシュでぬぐい取って、薬剤で拭き清める。

そう。今朝、やっとどこかから入り込んでいたコバエを倒すことができた。
生ごみの処理はちゃんとしていたので、近隣から遊びに来ていたのだろう。
特に害はなかったのでそのままにしてたけど、限界だった。
五月蠅い ってやつ。

これで自宅の居心地がまた1ポイントあがった。

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