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初対面の前に操をたてる男

久しぶりにネタになるレベルのふられ方をしたので、みそぎがてら書き留めておく。Yはアラフォーの金融系そこそこのハイスペックである。自己紹介に「結婚や恋愛を正直焦っているわけではないし」とあったので、のんびり枠として2月から文通をはじめた。

趣味でトレラン、ウルトラ、トライアスロンをするタイプでおそらく高めの年収のほとんどが遠征費とトレーニング費用、バイク代などに消えているのだろうとお金の使い方が容易に推測できたが、もしかしたらと思ってやりとりをゆるく続けていて、数週間前に首都圏に緊急事態が宣言される前くらいに皇居ランデートをオファーされた。けれども、状況が状況だったのとYが住んでいるところから皇居までは公共交通機関か自転車かっ飛ばしてくるしかないというのもあって先延ばしにしておりました。

今朝、朝ランの帰りに運良くセブンイレブンでなくなりそうなトイレットペーパーを購入することができてるんるんで、いつもお参りしているお釈迦様にも「トイレットペーパーありがとうございました!引き続きよい縁をお授けいただき、悪い縁と疫病からの御加護をお願いします!」とお願いしたとたんにお断りのメールがきたのだから、そこまで信心深くないあたしでもお釈迦様の判断で悪い縁認定されたから退けるっていう動き、もしくはトイレットペーパーと引き換えだったのだろうなと納得させた。

さて、お断りのメールの文書だが2段仕立てで。
8:29にきたメールが通常のやりとり「おはようございます。」からはじまる通常のやりとり。そして8:42にきたメールが衝撃的です。「実は最近、ここで知り合い、一緒になろうと決めた方が出来ました。その方とお会いするのは明日が初めてですが、昨日2人で相談して、他の方にはお互い断りを入れることとした次第です。長くやりとりさせていただきありがとうございました」
えっと。会ってもない相手と一緒になるために操を立てるためにふられたのかな。あたし。ご丁寧に2段仕立てで。

誠実なのはとてもいいことだと思うけど、お相手と会ってから決めてもよかったのよ?って少し思った。Yがイチコロになったであろう若くて盛りまくった色っぽい写真で艶っぽく演出した小柄な女で甲高い声が特徴的な相手を妄想しつつ、幸せになってくださいな。うん。

この状況下でリスクを鑑みても会うってことは、とっても急がなきゃいけない外出ってことなんだよね。せいぜい医療従事者のみなさんにご迷惑をおかけする事態にならないことだけをお祈りしておきます。

きっと次に生活必需品を入手する時にはまた違う悪い縁がなくなるのだろう。そうに違いない。


あ。これだって思った。会ってもない相手に「自分だけにして」という女とそれに応じる男。前半の文章書いてたときに、なんだかフラれたってことにモヤモヤしたというよりも、2人のとった行動に微かなメンヘラ臭を感じたからだったんだよね。そしてこの時世で行動にうつすという異常性にも。
あたしはメンヘラも躁鬱病も苦手だし、そういう人がいるということはわかるが感情的には理解できない。


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