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技能実習生の現実
今日は、とある外国人労働者の管理団体さんを訪問し、外国人労働者雇用の現状についてのお話を聞きに行ってきました。特に興味深かったお話だけをピックアップして書いてみました。(間違いもあるかもしれません)
帰国して、活躍するために
外国人技能実習生がなぜ日本に来て働きたいと思うのか。出稼ぎなど、それぞれあると思いますが、日本は技術力が高く、その技術を身につけ、帰国して活用することでお金を稼ぐことができるパターンが多いようです。職に関わる技能と知識の試験があるようで、受かればより長く日本で働くことができます。なので、その試験に外国人は必死になって勉強するそうです。
日本語学習する暇ない
その基礎試験ですが、裏を返せば、合格しなかったら帰らないといけないということです。技能実習生は、日々の過酷な労働+基礎試験の勉強なので、日本語を時間をかけて学習する時間と体力はとても少ないとのこと。
日本と言えば、東京・大阪・名古屋
外国人が母国で職場を聞くときに、必ず担当の方に聞くのは、「熊本」ってどこですか?だそうです。「友だちは、東京ディズニーランドとかに行っている」「かっこいい」からという理由で、地方で働くことを拒んだり、いやがったりするそうです。
よくわからないけど、「ごめんなさい」
ある技能実習生は、原付で職場からの帰っている途中に、自転車とぶつかって事故にあってしまったそうです。そのとき、完全に自転車側が悪かったのにもかかわらず、外国人というだけで彼が悪いという風になってしまい、彼は説明することもできないので、責められて「すみません」としか言えなかった。事故において、「すみません」というのは、自分が悪いと認めたことになります。そして彼は、企業の人からも叱られてしまい、地域の日本人への心を閉ざしてしまったそうです。
コンビニのWiFiを使いたいだけなんです
コンビニに外国人がたむろっているのを、日本人の中には不謹慎にみてしまう人がいます。技能実習生は、携帯の契約に1年以上かかってしまうので、WiFiを使うにはコンビニに行くしかないときがあるそうです。しかし、傍から見ると、少し不安に感じてしまう方がいます。
こそこそ話=馬鹿にされている
日本語が分からない分、職場でも生活でも日本人がたむろって話しているのには、外国人も自分たちのことを話して馬鹿にしているのではないかとおもってしまうことが多いそうです。そのようにして徐々に外国人の方たちは、日本人に対して心を閉ざしてしまっています。
まとめ
外国人技能実習生は、日本での技術習得を目指し、厳しい労働と試験に挑むも、言語の壁や文化の違いから苦労が絶えず、地域とのコミュニケーションに困難に感じているようです。何か私にできることはないかと考えさせられます。