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「QCサークル」という謎の儀式と、現代の若者について、ダヴィンチさんなりに考えてみた

どうも、元クリエイターの思考コンサルタント
ダヴィンチさんです。

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本日のテーマはこれです。


「QCサークル」という謎の儀式と
現代の若者について
ダヴィンチさんなりに考えてみた


皆さんの会社では「QCサークル」なるものを行っているでしょうか?

QCサークル(キューシーサークル)は、同じ職場内で品質管理活動を自発的に小グループで行う活動である。全社的品質管理活動の一環として自己啓発、相互啓発を行い、QC手法を活用して職場の管理、改善を継続的に全員参加で行うものである(TQC用語辞典に基づく解説)。基本的に日本でのみ行われる手法であり、欧米・日本を除くアジア諸国等全世界的に見れば、QC専門家によるトップダウン型のQCストーリーを持つQCチームが一般的である。 (wikipedia)

現代では、品質管理活動としての位置づけよりも、若手社員の育成目的で行われる事のほうが多いかもしれないこの活動。

本日はこのQCサークル活動について書いてみようと思います。


さて、「QCサークル活動は、若手社員の育成目的」と書きましたが、これは皆さんご察しの通りで、社会人としてデビューした若者達に「仕事とはなんぞや」を学んでもらう機会として行われます。

・自分の考えを育む
・MTGで自分の考えを発言する。
・QC手法も一応学ぶ
・わかりやすく伝わる資料とはどのような物かを、実際に自分で作成しながら考える。
・プレゼンテーションの仕方を学ぶ

と、こんなところでしょうか。

たしかに、社会人になったばかりの人たちが、QCサークル活動を通じて様々な事を学んでいくことについて、ダヴィンチさんは大賛成です。


しかし多くの会社では、そんな理想は実現しません。

つまり、QCサークル活動が若者育成の場として全く機能していません


なぜか?


多くの場合、若手社員へ明確なアドバイス適切な形で伝える「スキル」をベテラン社員が持っていないからです。

露骨に言ってしまうと、「ベテランが若手を正当な理由でマウンティングする儀式」になってしまっている事が多いのです。

勇気を出して発言した若手を、全力ストレートで粉砕し、再起不能に追いやる。アドバイスを一切せず放置しているにもかかわらず、時間を切ったりプレッシャーだけをかける。

中にはこんな状況でも「迎合」を使って、上手く乗り切る若手社員はいるでしょう。しかし、それではベテランを接待しているのと何も変わりません。そんなふうにベテランだけ気持ちよくなっても仕方ありません。

これではむしろ、ベテランよりも若手のほうが何枚も上手で、この会社には若手がベテランから学べることなど何もないという事になってしまいます。


そんな雰囲気になっていませんか? 正直なっていますよね?

特に、責任者ポストについているが無能なタイプの人間が、このような事をやっているケースが多いと見られます。


育成目的のQCサークル活動のあるべき姿とは、どんな物なのでしょうか?

わたくしダヴィンチさんが行いたいのは「ウェルカムコミュニケーション」です。

ウェルカムコミュニケーション1人、または2人以上のコミュニティへ新しく参加する人に対して、拒絶的または否定的・高圧的な態度を控え、コミュニティ参加に対する不安を取り除く事を目的とした意思疎通の姿勢。
(ダヴィンチさんの造語)

若手社員に発言の機会を存分に与え、それに対してベテランは真摯に応える。頭ごなしに否定せず、最後まで若手の言葉を聞く。言葉狩りなどをせず、何を伝えようとしているのかを汲み取る。自分の価値観を若者へ押し付けない。

つまりQCサークル活動とは「若手が質問・意見する為の心理障壁を無くす作業」でなくてはならないと思う。

この環境を用意できて初めて若者は成長する機会を得ることができます。

若手を優秀な人材へ育てたければ、会社をやめずに続けてもらう事が1番理想的なはずですよね?

まともに取り合ってくれる人、心を開ける人が少ない環境では、若者はすぐに他の会社へ行ってしまいます。


そして、もうひとつ

すでにお気づきの方もおられる事でしょうが、理想的なQCサークル活動とは、何も若手の育成だけが目的ではありません。

そうです

「若手の話を聴く」「言おうとしている事を汲み取る」「適切なアドバイスを行う」「ベテランとしての包容力を身につける」事もQCサークルの目的です。

つまり、ベテラン育成の場でもあるわけです。逆これが出来る方は、出世が早いです。本当です。


「全く最近の若いヤツは」「ゆとりってやつは」とベテランは言いたがります。その言葉を発する事で、自分は若者よりもまともな人間だと思いたいのでしょう。

私ダヴィンチさんにとっては、現代の若者は優秀に見えます。

現代の若者は、SNSの流行により「人との関わり方」「自分との関わり方」に悩みながら成長してきた世代です。「いいね」1つで人間関係が変わる社会に身をおいて成長してきた世代です。

おそらく、私ダヴィンチさんには想像できないぐらい、絶妙なバランスが必要な人間関係をやってきたのでしょう。

つまり最近の若者は、そんな多くの複雑な事に葛藤してきた分、とても賢いと思うのです。

よって、何も考えてない、何も考えてこなかったベテランは、若者にすぐに見透かされてしまいます。

ベテランに必要なのは、若者を否定する事、叩き潰す事ではなく、受け入れる事だと思います。ベテランが受け入れて初めて、若者はベテランの価値観を受け入れます。


ここで

上層部が、どのような人間をリーダーに選ぶか?想像してみてください。

それは「部署を円滑に円満に収める能力」がある人材ですよね。決して「仕事のスキルが高いだけ」の人材ではないはずです。なぜなら会社とはチームプレイだからです。

「お前のためにチームがあるんじゃない、チームのためにお前がいるんだ」というわけです。(スラムダンクより引用)

「自分でやって半人前 人に教えて一人前」っていう言葉ありますよね?

人と関わる力、人に寄り添う力、人を見守る力、人を許す力、人を守る力、つまり「人を育てる力」を学ばないと、ベテランといえど、勤続年数が長いだけの半人前というわけです。

「若手の話を聴ける」「言おうとしている事を汲み取ってくれる」「適切なアドバイスをしてくれる」「ベテランとしての包容力がある」そんな人が多い職場になれば、若者たちは多少給料が安くても進んで協力してくれるようになるし、会社も辞めないんじゃないでしょうか?


私ダヴィンチさんは、「若者」ではありません。

若者の皆さん。若者じゃないみなさん。

コメント欄へ書きなぐってください。

という事で、本日は以上です。

ダヴィンチさんでした。

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