はじめましてとカンボジア

カンボジア。

それは私が初めていった日本以外の土地。

そして、初めてボランティアをした土地。

もう4年が経とうとしている。あの時の記憶を私は一生忘れない。

長時間の飛行機さえ私は初めてだった。ただ友達に色々なことを言われてパスポートと薬だけは用意した。18年間日本を出たことがなかった私は緊張とワクワクで胸が張り裂けそうだった。いや、弾けそうだったと言う方があってるか、

友達と一緒に大きなキャリーバックを持って電車に乗った。そして、飛行機へ。友達とマスク姿で写真を撮った。日本人は機内でマスクをすること、飛行機の中は意外と狭い、そして何より機内はとても寒いと言う印象を持った。

だからだろうか、割と旅に慣れた今も機内は寒いだろうと思いたくさん着込んでしまう。

私たちは、まずマレーシアのクアラルンプール国際空港に着いた。あの日、世界中でニュースになった事件の現場にいたとはこの時の私は知らなかった。

初めての土地に上陸して、友達のことをとてもすごいと感じた。道がわからなければ人に英語で聞けて、買い物もできる。私はというと色々なことが心配だけど、英語なんてとても人と話せるレベルではなかったので、恥ずかしかった。そして、何より私は意外と言われるが人見知りなのである。はじめてみる外国の方は流暢に英語を使い、何を言っているのか理解ができなかった。

さて、これからどうなるのか不安に駆られる始まりだった。

カンボジアに着いて一安心したのも束の間、今まで感じた事のない風景と匂いを私は感じたのだった。