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ゴールした翌試合で悲劇、ドイツで失業、ビザの残期限3ヶ月、貯金枯渇。

前節、ドイツで初ゴールをしたとお伝えしました。

2-1で勝利もして全体的にプレーで貢献したので、次の試合で絶対にスタメンだと思いました。

試合当日、自信とは裏腹に、ベンチメンバーでした。

ベンチといえど、前節の結果があるので、すぐにプレーできると思いました。

ですが、前半終わっても声がかからず、後半始まってしばらくしても声がかからず、

残り15分で、声がかかりウォーミングアップを開始しました。

それでもしばらくしても呼ばれず、やっと呼ばれたと思ったら残り5分でした。

そして投入されて、唯一のボールタッチがこれです。(そもそもタッチした??)

足を削られて、その後すぐに試合は終了しました。笑

びっくりしました。あまりにも出場時間が短くって。

サッカーってこんなもんなんですか??….こういう厳しい世界なんですよね。

結局は自分の実力がなく、監督の信頼を得られていないことが原因だと深く実感しました。

毎回お伝えしていますが、ずっと落ち込んでいても仕方がないので、日々、ダメなところを改善していくしかありません。

実際にトレーニングをすれば日々の進歩は感じました。
以下の動画のように小さなステップの違いが最終的に大きく差を生みます。
日々辛い中でも、新しいテクニックや知識を学べば学ぶほど、少しずつレベルアップを実感できました。
それを実感できるからこそ、これだけ悲惨な状況でも、前進したいと思えました。

一方で仕事の負担がピークを迎えていました。

覚悟はしていましたが、出張が非常に長く、ポルトガルやオーストリアの田舎の工場に土日も含めて、2週間近く滞在しなければなりませんでした。

また、その出張は、まず日曜日の深夜2時に起きて朝6時の飛行機に乗って、お客さんを先回りして空港で出迎え、通訳の役割もあったので、晩御飯まで付きっきりでした。
休日は観光のアテンドも必要で、実質休みはない状態でした。
自由な時間は大体21時〜でした。

そんな中でも、スーツケースに筋トレグッズと空気を抜いたボールを突っ込んで、隙間時間にオーストリアの大自然に囲まれた公園やポルトガルのジムでトレーニングをしていました。

サッカーをメインでしに来たのに本末転倒の状況になっていて、仕事をすぐに辞めるべき! というのはごもっともな指摘です。

ですが、ドイツで正社員の仕事を見つけるのは非常に難しく、家族との生活も安定させるため、簡単に辞める決断はできませんでした。

また、辞めてしまうと、当時、貯金もほとんどなかったことに加えて、
ワーホリビザが残り3ヶ月になっていたため、
経済的に困窮するリスク&強制帰国の刑も待ち受けていました。
(日本にいた時には数百万あった資産は、1/x くらいになってました。笑)

まさに背水の陣の状況です。

激務とサッカーで脳も身体も疲弊し、パンクしそうでした。

そんな時に、家族や友人が本当に親身になって相談に乗ってくれました。

積極的に電話をして話を聞いてくれたり、
調べて情報を提供してくれたり、
相談に乗ってくれそうなすごい経歴の方を紹介してくれたり、、
本当にサポートには心から感謝しました。

現状維持で頑張るとか、
逆に寿司職人になるとか、
バイトするとか、
フリーランスなるとか、
起業するとか、
スポンサーを取るとか、
色々血迷いましたが、考えきった結果、リスクを取って退職することにしました。

サッカーができないことはもちろんのこと、そもそもこんなにも出張が長く激務だと家族のケアができないことが決定的でした。
この状況を耐え続けることが後悔することになると思いました。何しにドイツに来たんだろって。

このリスクを取ることを承諾し、最終的に応援してくれた両家の親、そして妻には感謝してもしきれません。

そして、悩み抜いて後悔しないように選んだ決断が、より良い結果になると信じて、退職しました。

もし再度、就労ビザが出る仕事が見つからなければ、3ヶ月後に貯金枯渇で日本へ強制帰国です。サッカーも引退になります。

絶体絶命の状態で、自分を信じて挑むしかありませんでした。

….今回は以上です。次回もどうぞよろしくお願いします!

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