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城の外
港街への憧れ
手を伸ばしてみたくなる
「号令が来たらすぐ帰れるように準備しておけ」
船内で本を読むのもいい
城内で動物達と戯れるのもいい

結局何も届かなかった
遠くから楽しそうな顔を眺めるばかりだった

楽しむ能力が無く
ただ自分と戯れるだけ
という宝石

何も知らずに疑問を蟻のようにプチっと殺せる人生で良かったのだろうか?
戻れない旅に

もっともっと平凡で凡庸で退屈を無視出来る人生であったはず

蹴り上げられた小石は
陸地から漠とした大海原に沈んでいって
そして?

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ダビデの詩
わ〜い!😄