【老朽化や耐震化の問題】教会や教会建築のビジョンを考える。教会建築を設計するとは何か。
執筆日:2023年11月28日(火)
更新日:2023年11月28日(火)
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はじめに
教会建築の老朽化の対応策や建替えの進め方について書きたいと思います。約300年間の迫害を耐え忍び、明治時代に入り日本全国に教会建築が設計されてきました。関東では、関東大震災や第二次世界大戦を乗り越えてきた会堂も老朽化や耐震化の問題を抱えている教会は、数多くあるかと思います。そこで、教会建築の特徴を理解した上で、教会堂に関する諸問題にどのようにして対応するのかの方策を考えていきます。同時に、それぞれの教会の将来のビジョンを通して、教会堂をどのように建て替えていくのか、そのプロセスとポイントを紹介していきたいと思います。それぞれの教会の現状と今後の進め方のご参考になれれば幸いです。また、それぞれの教会がこの学びをきっかけに、今後の教会の将来ビジョンを再確認し、教会建築のビジョンを考えはじめ、問題解決への一歩を踏み出す機会として頂ければと思います。
教会建築とは
教会と教会建築、教会のビジョンと建築のビジョン、教会建築の歴史などについて、これから書いていきたいと思います。
建築物の保全
建築構造の特徴、建築物の保全、敷地についてなどについて、これから書いていきたいと思います。
建築の計画
建築計画のプロセス、資金計画、礼拝堂や諸室の計画などについて、これから書いていきたいと思います。
建築の設計
建築工事の特徴、設計事務所の選定、建築設計の進め方などについて、これから書いていきたいと思います。
建築の工事
建設会社の特徴、建設会社の選定、工事着工から竣工までなどについて、これから書いていきたいと思います。
参考課題
会堂を取り壊すか、保存するか
地域の歴史的建造物を後世にどう伝えるか
各建物や設備の老朽 化問題や、現代の使われ方に合わず、機能的な問題が生じるなど、様々な問題が顕在化
https://catholic-koriyama.jp/wp-content/uploads/2023/07/司祭館・信徒館新築計画基本構想.pdf
場所の特性
文化の受肉(インカルチュレーション)の問題
今日のカトリック教会が求めている新しい集会の形式に対応する空間の問題
老朽化に伴う補修工事
耐震化や修繕工事の実施設計に入る方針。事業費25億円、工期8年との試算もあり
工事費確保だけでなく、信仰をどう守るかも不安が残る
老朽化のため修復工事
聖堂の修繕工事
改修・耐震工事
大規模リニューアル工事
耐震補強・保存工事
建物やチャペルも老朽化に伴い様々な補修工事や修繕工事、それに伴う改築
参考文献:教会建築家の推薦書籍
「励ましのお言葉」から「お仕事のご相談」まで、ポジティブかつ幅広い声をお待ちしております。
共著『日本の最も美しい教会』の新装版『日本の美しい教会』が、2023年11月末に刊行されました。
都内の教会を自著『東京の名教会さんぽ』でご紹介しています。
【東京・銀座編】教会めぐり:カトリック築地教会、聖路加国際大学聖ルカ礼拝堂、日本基督教団銀座教会を紹介