【CSレポート】5/28,6/5,11,18,19 オリジナル&アドバンス
2年越しの夢舞台
先日、延期に延期を重ねていた2019年度全国大会がついに、無事開催。そして、終了しましたね。
Twitterの盛り上がりを見るに、リアタイで視聴していた人も多かったのではないでしょうか?
筆者も昼前にノソノソと起き出し、予選2回戦目から一日中PC前で固唾を飲んでいました。
事前の予想では、アドバンスでは【4Cドラグナー】と【赤単】。オリジナルでは、【5Cネバー】と【赤単】がメタゲームの中心になるのではないかと言われていましたが、蓋を開けてみれば両フォーマットで、【JO退化】が圧倒的母数とその暴力により、映えある優勝を手にする結果となりました。
トッププレイヤーの多くが、「【JO退化】が環境の結論であり、勝率50%のミラーマッチが発生しても、このデッキを使う」と判断したわけです。
さらに研究は一歩進んでおり、同型のキャンベロへのアンサーとして用意されていた《神帝英雄 ゴッド・モモキング》の登場は、大会を観戦していた全ての人に、強烈な印象を植え付けたと思います。
改めまして、参加されたプレイヤーの方々。運営・進行を務めましたスタッフの方々。優勝されたセキボン選手。
本当にお疲れさまでした。
さて、久しぶりのCSレポートです。
気づいたら数週分貯まっていましたので、少しお付き合いください。
5/28 第26回 臨時こあら杯 オリジナル構築
♦︎環境読み
半月以上前なのであまり定かではないのですが、この週はソリティアとコントロールが増える読みでした。用意していた選択肢は、【ブラザーズロック】と【アナカラーハンデス】
デッキシート2枚を受付に持って行ったら、中身を見る前にそるとさんに「コッチ!」と言われ、使用は【ブラザーズロック】に決まりました。
♦︎デッキリスト
リストがバレ始めていたので、受けの《松苔ラックス》を以前と比較して、4→2枚へと変更。
その分、墓地退化へのメタ兼終盤の山回復役である《ステゴロカイザー / お清めシャラップ》を2→3枚へ。
そして、見慣れないカードが1枚あると思いますが、コチラは《魔水晶スーパー・ディス・リバイバー》
ハンデスや、5cコン・黒ガイアッシュ覇道のデッドダムドによって除去されてしまった《アクア・ブラザーズ》を蘇生することが出来る便利カードになります。
他にも《ドンデンブタイ》から進化させてSA2打点が形成出来たり、《ヴィルジャベリン》に進化させることでシールドの増量。さらにそれを《アクア・ナルトサーファー》で手札に戻すことで再利用が可能となります。
種族もゴースト、エイリアン持ちで《種族選別》の回収の邪魔にはなりません。
青黒という色と多色である点はマイナスポイントですが、これまで存在しなかった動きを形成することが出来るため、この度1枚採用となりました。
♦︎戦績
予選全勝からの本戦一没、涙の16位落ち…
予選はやたらと勝たせてくれるのに、なかなか本戦一戦目が超えられません。あと一つがあまりに遠い...
予選最終戦で《パラノーマル》を乗り越えた時は、完全に自分の日だと思ったのですが、どうやら違ったようです。
本戦のバラモルドも、ほぼ負け確の状況で制限時間が来たため、スペゲに全てを託しましたが捲り合いにて敗北しました。
お願いですから、先攻デドダム獅子王は勘弁してください。
♦︎反省
当日の母数はこんな感じ。
対戦した対面や母数的に、アナハンでも悪くなかったかもしれませんね。
【ブラザーズロック】についてですが、デッキの基盤はほぼ出来上がっているので、この目まぐるしく動く環境に、いかに合わせていくのかが、今後使用する際のポイントかもしれません。
ずっと使用している愛機ですし、思い入れはありますが、環境を見て使わない選択肢も当然アリだと思います。
6/5 第11回WiNG CS in Duel Stade Ganryu 入間店 アドバンス構築
♦︎環境読み
久しぶりのアドバンスフォーマットとのことで、何を使用するか、非常に悩みました。
直近のDM Vaultの大会結果を漁り、強いデッキを探したのですが、ピンと来るものもなく...
結果、以前コチラのCSにお邪魔した際、【アナカラーダークネス】と【JO退化】が勝ち上がっていたので、【4Cドラグナー】にも貫通すれば勝てる、【赤単】を選択することにしました。
ちなみに、相談した周囲には【JO退化】を使え!、と口酸っぱく言われたのですが、アドバンスの【JO退化】は未体験だったので避けちゃいました。
よくよく考えれば、ケアするカードの種類もそこまで多くないので、初見でもある程度は使えたかもしれませんね。
♦︎デッキリスト
同型はジャンケンに全てを託し、ほぼフルパワーの構築となりました。
《S-駆》が1枚なのは、枠が余ったため。他に入れたいものもなかったので、1コス増やして安定させることにしました。
♦︎戦績
どうしてこうなった。
流行りの【赤単蛮族】にSTを踏み散らかし、後手ゆえのどうしようもない負けを連発させました。
♦︎反省
この日、3回戦目の0-2卓に自分を含めた赤単が3人いました。
うち一人が知り合いの方だったので話したのですが、WiNG CSは地元の普段CSに出ていない人も多く参加しており、環境以外のいわゆる地雷もかなり多いようでした。
環境外を使う人たちって、コンボ全振りorガチガチに受けが硬い構築になりがちなんですよね。
そんなわけで赤単はまとめて下に沈んでしまったのかな、と。
本戦に上がった人もいるようでしたが、対面の当たり方に恵まれたのかもしれません。
その後、赤単でボロボロになった2人で、その後、「今日はJOだったねー」って結論が出ました。
相談して、JO使えって言ってくれたみんな。不甲斐ないです。みなさんも信頼できる身内の助言はちゃんと聞きましょう。
また、この日はWANTED、いわゆるボーナスキャストとしても参加しておりました。
対戦して勝った方にパックをあげる役割です。
結果はご覧の通りの大盤振る舞いとなりました笑
こう言った役回りは初めて請け負ったのですが、面白かったのでまたやってみたいですね。
6/11 TSUTAYA伊奈CS 55th オリジナル構築
♦︎環境読み
正直、何考えてたか覚えてません...
伊奈は基本的に好きなデッキ使うのが一番!って判断です。しかし、それにしたって最低限、事前のメタゲームを考えるのですが、この日は本当に何を考えていたのか、全く思い出せません。
とりあえず、好きなもの使おう理論で愛機の【ブラザーズロック】を持ち込みました。
しかし、家でスリーブを入れ替えながら、何故だかとても嫌な予感がしていたことだけは、よく覚えています。
♦︎デッキリスト
遂に《松苔ラックス》が全抜きになり、代わりに《ルナ・コスモビュー》が投入されました。
【ブラザーズロック】を知り合いにもCSで使ってもらい、何度か入賞してもらったのですが、話を聞くと、負けた試合のほとんどが《アクア・ブラザーズ》の行方不明によるものでした。
そのため、何としてでも《アクア・ブラザーズ》を引き込むために、《ルナ・コスモビュー》採用に至ったわけです。
《巨大設計図》や《種族選別》が上手く絡まないとキャストすることが出来ませんが、《アクア・ブラザーズ》へのアクセルルートを増加させ、一枚でも多くドローすることが、このデッキにおいて一番必要だと判断しました。
♦︎戦績
嫌な予感が的中する結果となり、久しぶりにドロップしました…
2戦目に関しては色基盤を潰すのではなく、後続のデフォーマーを使いやすいように、マナに落ちた初動ブースト系を墓地に送るべきだったなあと、今では思います。
♦︎反省
初戦の赤単に速攻で負けて、周囲を見回した際に、黒ガイアッシュ、4c邪王門が一定数いるのが見受けられました。赤単もチラホラ。
環境読みに関して言えば、完全に失敗ですね。
どうマッチアップしても、勝ち切れなかったと思います。
ちなみに、その日は【5cザーディ】系統がかなり勝っていて、立ち位置の良さが窺えました。【JO退化】もあまり多くは見られなかったので、デッキパワーで勝ち切っていったのでしょう。
久方ぶりの0-3スタートは心に来るものがありました。
愛機の【ブラザーズロック】ではありますが、環境的に明らかに向かい風。
一度冷静になって、次のCSからは新しいデッキを探すことに決めたのでした。
6/18 第15回裁龍杯 オリジナル構築
♦︎環境読み
前週の全国大会の結果を受け、【JO退化】の母数増加は火を見るより明らか。
しかし、ミラーマッチを避け、【JO退化】をメタったデッキ選択をするプレイヤーの方が多くなりそうだと判断しました(ガイアッシュやMDW等)
というわけで、選ばれたのは「グルメ墓地ソース」こと【デアリ巨大墓地ソース】
♦︎デッキリスト
これといって変わった点はありません。
基盤として選択したリストが使いやすかったので、そのまま使用。
♦︎戦績
初戦からプレミを引き起こし、そのままズルズルと負けることに…
1戦目の赤単戦、相手が《”逆悪襲”ブランド》《カンゴク入道》チャージからの《コダマンマGS》スタートだったため、《”轟轟轟”ブランド》をキープしていることがほぼ確定していました。
しかし、こちらも《ドンデンブタイ》を2体送り出すことに成功。
《樹食の巨人》で面を取りながら、《ドンデンブタイ》で打点を受け止めれば、負けることはないだろうという状況でした。
しかし、頭がバグり、《巨大設計図》→《樹食の巨人》と動くつもりが、《ツインパクト・マップ》を先に宣言してしまい、《巨大設計図》しかプレイ出来ない状況に…
《レレディ・バ・グーバ》が複数枚、盾から捲れればワンチャンありましたが、そんな都合が良いことはなくそのまま貫通となりました。
2戦目のミラーは、「すめらぎちゃんねる」で有名なすめらぎ選手。
直近のCS結果で、同じデッキタイプを握り続けていることを把握していたため、ミラーであることは事前に確認済み。
しかし、事前調整で全くミラーマッチの練習を行わなかったため、練度の差が出ることに…
後攻のこちらが先に《ブラキオ龍樹》を送り出すことに成功しましたが、最終的にはお互い《ブラキオ龍樹》と《ギガンディダノス》が睨み合う形となりました。
この段階で全く勝ち筋が見えておらず、どうやって勝つのか頭をひねっていました。
ただ、すめらぎ選手は違っていました。
《ウラギリダムス》を2体展開することで、次のターンの初めに、こちらの盤面を2体除去するプランを構えていたのです。
除去耐性持ちの《ウラギリダムス》を2体除去する方法、または《ギガンディダノス》を3体展開する方法を、こちらは有していなかったため、そのまま投了を宣言しました。
完全にミラーの理解度が出る試合になりました。
いやー、本当にお見事でした。
3戦目はやることやって順当に負け。
♦︎反省
デッキ選択自体が間違っていたとは思っておらず、初戦のプレミ。2戦目の練度の差。甘かった部分が全て自分に返ってくる結果となりました。
ここ最近は、自分のプレイではなく、デッキ自体の構造による敗北。引く引けない、踏んだ踏まないによる敗北が続いていました。
引けないことへの嘆きはいくらでも繰り返して良いと自分で決めています。しかし...
久しぶりに練度不足による敗北を繰り返し、
火がつきました。
その日は、予選終了後も会場に残り、翌日のCSために身内とシコシコ調整を続けてから帰路につきました。
二日連続のCS参加は久しぶりですし、流石にこのままでは終われないし、終わりたくありません。
6/19 第28回 臨時こあら杯 オリジナル構築
♦︎環境読み
会場に到着してから、周囲を見回し、参加者を改めて確認。
アグロが多そうなら【5cMDW 】も選択肢として残していましたが、どうもそうではない模様。
コントロールやミッドレンジが多いと判断し、昨日に引き続き【デアリ巨大墓地ソース】を使用することが決定しました。
さあ、昨日のリベンジだ。
♦︎使用リスト
前日のリストから1枚変更。
【カツラデランス / 「アフロ行きま〜す!!」】の4枚目を【ドマンモ龍樹】の2枚目へ。
これは調整していくうちに、コントロールやミッドレンジの中速以降のデッキに対して、ハンデスとマナからの召喚を可能にする能力があまりに強く、継戦能力に特に優れていると判断したからです。
♦︎戦績
不利対面の事故や、スペゲでの勝利によって、運良く優勝することが出来ました。
途中プレミもありましたが、相手が解答を持っていなかったため勝てた試合もあったので、ただただ幸運だったと思います。
試合内容に関して、本当は詳しく記載したいのですが、1ゲームがめちゃめちゃ長かったので、割愛させていただきます。
♦︎反省
この日、Twitter上でやたらと【デアリ巨大墓地ソース】の勝利報告を目にしました。
会場ごとでのメタゲームはあれど、全国的にも特に通りが良かったのかなー、という認識です。
タマシードが減って、【ブラキオ龍樹】が強く使えるタイミングでは、なおのこと勝ちやすかったのかもしれません。
久しぶりの優勝。
32人規模なので600ptですが、本当に有難いです...
まとめ
こちらの記事、結構前に書き上げる予定が気付けば新弾発売後の公開となってしまいました。
長文になってしまいましたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
さて、覇道期も今月にて終わりを迎えます。
7月からはデッドダムド期。
景品も一新して、フォーマットごとでの景品の違いは、シールドの《とこしえの超人》のプロモのみとなります。
また、新弾は豊富なメタクリーチャーや《MAX-Gジョラゴン》、《CRYMAX ジャオウガ》など、目を引くカードが何種類かいますね。
全く新しいデッキタイプが完成し、環境が一新するのか。それとも既存のアーキタイプが強化されるのか。
さらに、月末には殿堂解除も控えています。
解除されて問題がなさそうなカードは、確かに複数枚あるのですが、トータル20種となると、さすがに1,2枚は環境を大きく動かすカードがありそうな予感です。
現状安く買えるものとかは、今のうちに揃えておくのも手かもしれません。
さて、今回はこんなところでおしまいです。
久しぶりの優勝を報告できて嬉しく思います。面白かったと思っていただけましたら、こちらの記事のスキボタンとフォロー、並びに筆者のTwitterアカウント(@david_jrDM)もフォローくださいませ。
「もっとここら辺も知りたい!」等のご意見もございましたら、コメントにてお待ちしております。
それではまた👋