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私、あなたの親友でしたか?

私には、親友と思っていた人がいました。
その人は、とても優しくて、とても賢くて、とても明るい人でした。ひまわりの花のような人でした。みんなに好かれていたのです。嫉妬するくらい。

その人は、同じ職場の人でした。仕事が終わった後も、一緒にご飯を食べに行ったり、習い事に行ったり、テニスをしたり(彼女は大学時代テニス部でとても上手かったです。)何をするのも一緒でした。そして、腹を割って色々なことを話しました(少なくとも私は)
私が、出産後、仕事を辞めるまで続きました。

その後、しばらく私は育児が忙しく、会う機会がメッキリ減ってしまい、年賀状のやり取り位や、一年に一回会う位でした。

ある時、元の職場の上司から、彼女が体調を崩していると教えてくれました。だから、元気づけてあげてよと。

そうこうしているうちに、彼女から電話があり、体調悪いので今すぐに来て欲しいと。これは、大変だと思い、直ぐに駆けつけました。会って話すのは本当に久しぶりでした。

暗い部屋の中には、昔とは程遠い姿の彼女がいたのです。あのはつらつとした、明るい、優しいあなたは、どこに行ったの?
何に悩んでいるのかは、聞いたかもしれなかったが、覚えていません。ただただ、びっくりして。ただただ、傍にいるだけでした。

その後、少しづつ回復して、職場復帰もして、いつもの彼女になっていたようでした。

が、突然のお別れが来ました。何で?何で?何で?

私は、ずっと自分を責めました。何か出来たのではないか?何か出来たなんて自分のおごりか?
いや、彼女を避けていた自分がいたのではないか?私はただの偽善者か?

もう何年もたちますが、今でもふとした時に、問いただしている自分がいます。友達の多かった彼女だから、こう思う人は他にもいるかもしれません。

人って、色々な事を抱えながら、生きていくのかもしれないですね。

それでも、私は、楽しく生きて行きたいのです。




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