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【立ち退き料の検討をお願いしてみた】引っ越しも費用がかかりますから【第3話】
第2話で、質問の回答が早かったのでサクサク進むことを期待!
そこで、立ち退き料の交渉を始めるべく、メールを一発投げてみました。
管理会社様
お世話になっております。
〇〇マンション99号室の脱兎です。
質問の回答、ありがとうございました。
以下、家主様にお伝えいただきたく、ご確認&ご連絡よろしくお願いいたします。
なお、御社を介さず家主様と直接の対話が望ましいということでしたら、
こちらから家主様へご連絡さしあげたいと考えております。
お手数ですが、2023年4月22日を目安に、どちらが望ましいかのご回答を頂けますと幸いです。
以下、家主様宛
この度、建物の老朽化による建て替えに伴い、退去を求められたことを承知いたしました。
家主様にとっては重要なことであることを理解しております。
一方で、私たちには退去に伴う不安や損失もあります。
長年にわたりお世話になっており、同じ条件の物件を探すことが困難であり、移転に伴う費用や手間も大きくなることを考えると、少しでも早く対処したいと考えております。
このため、立退料のご検討をお願いいたします。
立退料は、私たちにとって今後の生活に大きな影響を与えるものであり、可能であれば家主様にとっても妥当であるような条件をご検討いただけますと幸いです。
何卒、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
交渉をスムーズに進めるために、いくつかの要素を散りばめています。
①大家(家主、オーナー)との直接交渉の可否確認
管理会社の知らないところで、いきなり大家さんとやり取りするのは社会人としてマナーに欠ける行為かと思いました。
管理会社が間に入ってくれるものと思っていますが、もしかしたら面倒に感じて「直接やり取りしてくれ」ということも有り得るため、念のための確認です。
②希望回答期限の設定
一方的ではありますが、「◯月◯日を目安に」、「◯月◯日頃までに」など、こちらが回答を希望する日は伝えておくのが望ましいです。
ビジネスでも、何をいつまでに、というのは当然のやり取りですからね。
「◯月◯日までに」ではなく「◯月◯日を目安に」と記載したのは、断定的な日程の伝え方だと、一方的かつ強引な印象をできるだけ与えないように、という意図を持たせているためです。
交渉事なので、変に感情的にならないようにするのも大切なこと。
「◯月◯日頃でいいんだよね」と相手に余裕を持たせて、気持ちよく動いてもらいましょう。
ここまでは管理会社向けのポイント。
大家向けの文章は・・・実は、ChatGPTを使って下書きを書いてもらいました。
構成はいい感じだったので採用し、細かい部分を加筆・修正しました。
今回の気づき:ChatGPTは、やっぱり役に立つ
引き続き、交渉のためのポイントを2つ。
③立ち退き料を希望する背景を伝える
「大家の立場も分かります、でもこちらは不安や(主に金銭的な)損失もある。」と、事実を伝えました。
また、「少しでも早く対処したい」と早期の退去をふんわりと伝えました。
大家が想定する最悪のケースは、「契約満了日を過ぎても立ち退きに応じない」のはずです。
なので、「立ち退く意思はあるよ」というのを見せて、大家には安心感を持って立ち退き料について検討してもらおうと考えました。
ここまで伝えて、立ち退き料の検討をお願いしました。
④立ち退き料の算定を大家側に委ねてみた
こちらから、「立ち退き料として◯◯円でどうでしょう?」と提示するのはこのタイミングではないと思っていたので、「これくらいなら、という金額を考えてみて」というのをソフトに伝えてみました。
と、こんな感じで丁寧に、かつ静かに交渉をスタートさせました。
もちろん、ここからすんなり話が進む・・・なんてことはなかったのですが、それはまた次回以降!