土壇場で決めたヨーロッパ行き(欧州旅その1)
※8月に書き留めた内容で、だいぶ頭を抱えていた時期なので、
割とネガティブシンキングです😅
...土壇場で決めたヨーロッパ行き。
今年の8月は私にとって旅の連続だった。
約4週間のヨーロッパ1人旅。
本当は行くつもりじゃなかった。
つい1ヶ月前まで、私はこのヨーロッパ行きを決行しようか否か迷っていた。
成田からオランダ・アムステルダムまでのフライトは8月7日。
しかもその前日までは
ウイスキーのイベントで北海道・札幌に滞在という、かなりのタイトなスケジュール。
どうしてこうなったかと言うと
遡ること7月になるが
当時私は、6月にスコットランドへ渡航以降ヨーロッパに残っているウフジ君と連絡を取っており
私も日本での用事を済ませたら、即座に8月ウフジ君の元へ向かう予定でいたのだ。
それが7月末にお互いどうしても折り合いがつかなかった私たちは、それぞれ別々の道を歩むことに。
初めは、どうせ彼が待っていないのに
ヨーロッパなんて...
当然行かない選択だった。
まず整理がつかなかった。情けないが表向きは何とか強がってみても
心の整理は全くつかなくて、心が正常じゃないと、今度はその苦しみが直に私の体をじわじわと蝕んでいった。
本当に辛かった。
知人と一緒ならまだしも1人だと、尚更コントロールできなくて、
心の相談窓口みたいな番号に電話をして
「只今お電話が大変混雑しております...」って自動音声を流しながら
休日はずっとそれでうなだれてた。
それでも絶対、時間が解決してくれるはずだと思って、食えず眠れずの毎日だったけどひたすら、ひたすら待った。
待つ中で気落ちする私に声をかけてくれる人もたくさんいた。
だけど...
「選択は正解だ。」
「失敗を乗り越えて次に行こう!」
なんて言葉も、いくら私を激励する言葉だったとしてもそれが"刃"に見えることだってあった。
私はその時、それぐらい人に対して寛容になれずにいた。
そもそも私は一つ大きな間違いを犯していることすら気付きもしなかったのだ。
それは、『人に対する依存』だ。
彼と別れてみて改めて気付いたのは
こんなにも私の世界は彼中心に回っていたものなんだったのかと。
あーあ、全く情けないなぁ...!
今更全然そんなことないんだけど
でも、ついこの間までは紛れもなく...
もし、私達が
普通の会社員として勤めていたら...
そんなことを今さら想像してみるけど
私も彼も、そんなすんなり社会に溶け込むことをハナっから望まなかったわけで
(※去年、会社員時代の私です...;)
新しい生き方?馬鹿みたいだけど
そんな博打みたいな人生でも私は良かった。でもあくまでそれは条件付き。
私は彼のサポートに徹しようと思った。
それが私の幸せに繋がるって信じて
彼に一方的な期待を押し付けて、たくさん縛り付けて、永遠に苦しめた。
結果、それは私の望む方向とは少しずつだけど離れていったよね。
私は、その度に裏切られたって苦しんで
いたけれど
根本的にそうやって人に依存すること自体が間違いであって。
人は裏切るし変わっていく生き物なのに...こんな結果にならなかったらそれに永遠気付くこともできなかった。
でも、それは私の周りを取り巻く環境も同じで。
私に対して私と同じように
期待という名の「束縛」をしてくる人もいた。
これまで私は、その人たちが私よりもずっとずっと大人だから逆らえないと思っていた。
でも彼を失った今となってはどうしても
どうしてもそれには耐えられなかった。
その人たちの言い分もあるだろう。
その人たちの中で数知れぬ成功体験もあるのだろう。
経験があるからこそ、未熟な私を
「導いてやる」?
その人たちは、私にこんなことを言う。
「そんな自分達がいることを」
「理解しろ」って
決して、私だって人のことは言えない。
身勝手で無責任に人を縛って苦しめてきた。
人に依存したり、理解を求めようとすることはその人を束縛するだけじゃなく
自分自身が嬉しい、楽しいと感じることさえ縛ってしまう。
ただもう少しだけ...
人に寛容になれたら
こういうのもありなんだって
あなたの世界は、こんな世界なのねって
そのほうがお互いの世界、幸せで満たせるんじゃないかって。
まぁそんなことを考えたってそう都合よく周りの環境が変わってくれるわけじゃない。
他人に変化を求めるんじゃなくて
変わらなきゃいけないのは自分自身
ここまで考えたらああ、やっぱり
この切符使ってヨーロッパ行こう!ってなるのはごく自然だった。
まぁ、そもそも航空券キャンセルしようにも格安会社で予約したから
払戻しはおろかチケットの変更すらできなかったんだけどねwwwww
でもなんだろうね。
人によってはこれを愚かで身勝手で、甘えで、逃げでいくらでも揚げ足は取れるわけだけど
いいや、あの飛行機に乗っちゃおうって。
もう色んなことでぐちゃぐちゃだったから
そう楽観的になるしかなかった。
計画はノープラン。
2ヶ月前のスコットランドの旅とは
全く状況は異なった。
どうしようかってプランは着いてからの気分に任せることにした。
1人だし!うんと伸び伸びできるのが1番いい!
さて今回はどんな出会いが待っているだろうか。