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個人ビジネスでは「理不尽」は当たり前

個人ビジネスをしていれば、大なり小なり理不尽なことが必ず起こります。例えば、プラットフォームのアルゴリズム変更なんてものは日常茶飯事。今まで使えていた手法が、サイトの規約変更によって一瞬で通用しなくなることもあります。ブログ運営でも、理不尽なアカウントBANなど積み上げた成果が一瞬で消えることだってあり得ます。

こうしたトラブルは、仮に規約違反をしていなかったとしても、自分が気づかぬうちに違反していた可能性もあります。しかし、それも 「規約を確認しなかった自分の責任」 です。

一般消費者のように「お客が神」や「ゴネ得」のような、日本人特有の「相手のせいにする思考」を持っている人は、個人起業では生き残れません。こうした耐性がない人は、何か問題が起こるたびに騒ぎ立て、結局稼げないまま終わります。一方で、冷静に次の一手を考え、(他者が騒いでいる間に)前進し続ける人は結果を出します。

自己責任のマインドセット

うまくいっている人で「自己責任の考えを持っていない人」を見たことがありません。逆に、うまくいっていない人、特にサラリーマンは、会社の愚痴をこぼしていることが多いですよね。この「一般的な感覚」から抜け出したいなら、目的を達成するためにどの考え方を採用すべきかを真剣に考えるべきです。

最近は「親ガチャ」などの言葉が流行っていますが、多くの人は何かとうまくいかない理由を他人や環境のせいにしたがります。どうしても自分が悪いと思いたくないんです。

しかし、それでは何も変わりません。個人で稼ぐことを選んだ以上、どれだけ時間を費やしても結果が出なければ収入はゼロ。その責任は誰にも負えません。会社のせいでも、教えてくれた人のせいでもなく、すべて自分が「良し」として行動した結果なのです。ここに気づかない限り、個人ビジネスにおいては一生成功することはないと思ってください。気づいた人だけが「自分の人生をコントロールする側」に回ることができるのです。

自分軸で生きるということ

失敗の責任を他人に押し付ける考え方は、義務教育や社会の影響を受けた「連帯責任」や「ブラック企業」思考の名残りです。しかし、仮にブラック企業で働いているとしても、そこにいることを選んだのは自分自身。その自分がした選択に気づき、現状をしっかりと認めることができなければ、次の道(脱サラ)を真剣に考えることはできません。

仮に、教えてくれる人(メンターのような存在)が見つかったとしても、「あなたを100%信じます」という考え方は危険です。それは依存にすぎません。その人の言う通りに行動してもうまくいかなかった場合、またその人のせいにするだけでしょう。それでは、自己責任とは言えません。自分の足りていない部分(改善点)に気づけないのです。

大切なのは、「自分軸」を持つことです。
つまり、「自分で行動した結果をすべて自分の責任として認める」こと。逆に、「他人軸」で生きる人は、他人の言葉に流され、失敗するとその責任を押し付けます。これでは他人に人生のハンドルを受け渡している状態と同じです。根本からこの考え方を変える必要があります。

もしメンターを信じるなら、「メンターを信じた自分を信じる」こと。仮に結果が悪かったとしても、それを自分の選択の結果として受け止めることができれば、決して目的を見失うことはありません。

理不尽もすべて自分の責任と捉える

今後、どんな理不尽なことが起こっても、それをすべて自分の責任だと考えてください。他人にエネルギーを使うのは無駄です。自分がその環境にいる限り、成功はありません。

うまくいっていない理由は全て自分のスキル不足、勉強不足、行動不足。お金を稼げないのも自分のせい、会社でこき使われているのも自分のせい、家族とうまくいっていないのも自分のせい、この今の自分の人生は全部自分が選択して起こした結果なんだ。そこに気づけるようになると、物凄いパワーが湧いてきます。

マイナスをプラスに変換するのも一つのテクニックです。感情のないロボットのように生きろというわけではありません。怒りや悲しみ、他人を責めたくなる気持ちも理解できますし、その感情を完全に手放せとは言いません。

ただ、その感情を感じた後でも、現実は現実として受け入れることが大切です。自分の立ち位置を冷静に確認し、その上で次の行動に移ったほうが、目的地(例えば脱サラや月収100万円など)により早くたどり着けます。

大事なのは、起きた出来事に対して「誰のせいか」ではなく、「次にどう動くか」を考えること。自己責任のマインドが身につかない限り、成功はあり得ません。目的達成(脱サラや個人ビジネスの成功)に向けて、どの考え方を採用するのが「得」なのかを、しっかり見極めましょう。

過去の失敗から学んだこと

僕自身の経験で、過去に海外の決済会社を利用した際、200万円の売上が「保留金」として凍結され、最終的に取り戻せないまま5年が経ちました。また、アフィリエイトで約100万円の報酬が見込まれていたにもかかわらず、その成果が否認されたこともあります。

直後は「ちくしょう、金を返せ!」と悔しい気持ちでいっぱいでした。

しかし、冷静に振り返ってみると、

  • 自分の売り方に問題があったのかもしれない(特にコンテンツ販売は決済会社から信用されづらい)

  • 決済会社の選択は100%自分の責任だった(実際に調べてみると、その会社は資金没収の悪評が広まっていた)

こうした点に気づき、すぐに気持ちを切り替えました。もしこの時、相手のせいにして騒ぎたてていたら、自分の成長にはつながらなかったでしょう。

この経験を通じて、

  • コンテンツの売り方を見直すことができた

  • 保留金が発生しないような個人ビジネスの立ち回りを学べた

  • 自分の経験を発信することで価値提供できるようになった

と、大きな学びを得ることができました。

もちろん、「自己責任」の考え方を採用するかどうかは、あなたの自由です。なぜなら、あなたの人生はあなた自身が決めるものだからです。

しかし、個人起業家として成功を目指すのであれば、「自己責任」のマインドセットは絶対に欠かせません。

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