避難所でホームレス拒否
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さて、今メディアで注目されている、台風19号の被災時に、台東区の避難所でホームレスの方が受け入れ拒否された事に対して、賛否を問うインタビューや、コラム等、多数見受けられます。それに対して、個々に考えや意見があると思います。
今日はこれについて私の個人的な意見を述べさせて頂こうかと思います。
まず、受け入れ拒否についての賛否ですが、私は断固として否です。つまり、受け入れます。
一番大切な目の前の命を、ホームレスだからと言う理由で見捨てるなんてあり得ません。
しかし、今申し上げたのは、あくまでも感情や、私的意見です。今回は、役所の職員が個人的判断を下したわけではなく、【台東区災害対策本部】ですので、個人的な意見など当然聞き入れてもらえないのは、ごくごく当たり前です。私生活でも、こういう事って普通にありますよね。
裏を返せば、この追い返した担当職員は、公務員として職務を確実にこなしたに過ぎません。
つまり、『ルール』の結果なのです。
過去にも『ルール』という記事を書きました。
『ルール』を守るのは当然だと思います。
しかし、時にやむを得ず破る事も必要ではないでしょうか??
次に、メディア等でインタビュー受けてる方々の、圧倒的に多かった意見として『一人の人間として受け入れすべき』があります。上にも書きましたが、私も同意見です。
そこで、疑問が湧きます。
では、そうお答えになったあなたが、もし、役所の職員で、被災時に同じシチュエーションだった場合、どうしますか???
即答出来ないはずです。
役所という職場は完璧な縦社会です。
勝手な行動は許されません。
目の前にホームレスの人が避難所へ受付しに来られた際、心の中では『どうぞ、どうぞ、お入りください』でしょうが、もう一人の心の中の自分はこう言います。
『上司に確認すべきだ』
『でも、上司に報告しても、どうせダメって言われるだろうな』
『内緒で入れてあげたいが、課長にバレたら怒られるだろうな』
『申し訳ないが断ろう』
こんな感じではないでしょうか??
つまり、組織の中の『自分』という存在は、自分の考えだけで責任を負える人が少ないのであろうと、私は考えます。
受け入れ反対側の方の意見として、インタビューにも有りましたが、『子供がいるので衛生面が心配...』とか、『臭いが...』とか。
結局自分の事しか考えてないじゃないですか!?
子供だってバイ菌撒き散らしてるし、幼児や、高齢者のオムツの臭いとか、皆、平等に我慢しないといけない事の方が多いと思います。
もし、私が当時の担当職員であったならば、何も迷いなく、規則違反だとしても受け入れているか、区民とのトラブルを避ける為に、別の緊急避難場所を探して、誘導する努力をすると思います。
今回、私が言いたいのは、受け入れの賛否ではありません。
今回の様な命をかけた緊急事態に、自分の考えで行動ができるかどうか?です。
結果が良いとか、悪いとかは、後から色々言われるんです。
もし、担当職員の方がホームレスの方を快く受け入れていたとしても、メディアが取り上げ、揚げ足を取り、賛否を問いに行くのです。
どうかしてます。
自分の考えをしっかり持ち、良し悪しに関わらず、行動する勇気!勿論、全責任は自分に有ります。
その覚悟を持てるか持てないかで、人生は大きく変わると思います。
ちょっと偉そうな事ばかり書きましたが、今回目にしたメディアに少しばかりイラっとしたので(笑)
私なりに思う、今回の問題は『台東区災害対策本部』の住所不定者受け入れ拒否決定こそが間違いだったのだと確信しています。
台風が直撃する何日も前から危険予告していたはずです。区役所もホームレスの方がどこにどれくらい住んでいるかおよその把握はしていたはず。事前にホームレス専用の避難所を設定すべきでしたね。
そんな事を言うと、必ず言われるのが、『納税してない奴にそんなの必要無い!』とか。
納税していようが、していまいが、日本人である限り、命を守ってもらえる制度が社会保障ですよね。格差是正をし、納税者も未納税者も生活が出来るようにするための制度ですよね。納税者だって一人では生きていけませんよね。ホームレスではない、見た目は普通の人でも、税金払ってない人はたくさんいますよね。
人間、一人では生きて行けません。
助け合いましょう。
最後に
台東区災害対策本部がどうとか、職員がどうとか、
終わった事をどうのこうの言っても仕方ありません。
今回のこれを教訓として、どうすれば良いのか、前向きな議論をしていって欲しいですね。
あくまでも私個人の意見です。
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