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建築業界にも良く分からん流行がある

 ここで言う良く解らないは『なんでそんなルール作るの?&なんでそんなルール守るの?』といったお話です。

今流行の最先端はSDGs!

 やれ持続可能な社会だのやれ省エネルギーだのとまあ業界騒がしいです。あとこのSDGs、オイルショック後の造語である省エネから、近年とってもよく聞いたクリーンエネルギーまで、『環境対策よくばりセット』とでも言いたくなるようなてんこ盛り具合です。
 これで地球が救われるとか本気で思っているのか甚だ疑問ですが、善意で舗装された道が繋がってる先ってどこだっけ?と、思てしまいます。

 まあ環境対策等を頭から否定する気はないですが、何というかここ十数年で作られた規制とかは正直過剰と思いますし、市場を縮小させたり業界衰退させようとしてわざとやってんのかと思ってしまうようなものが多いです。

覚えていますかあの標語

 ある日突然メディアをジャックして問題提起が行われ、それを政府が検討して規制やルールが設けられる。
 いやほんとたくさんありました。それを最近の方から辿ってみると、

  • SDGs

  • クリーンエネルギー

  • 脱炭素社会

  • アスベスト被害

  • 環境ホルモン

  • エコロジー

  • 地球温暖化

  • オゾンホール

  • 公害病

 抜けがあるのはご容赦の程を。
 大体五年もしないうちに次のネタが出てきて世間を騒がせ、ルールが出来て鎮静化してゆく。そう言う事を繰り返してきているように見えてしまいます。
 ミソはですねえ、そういう一連の流れはあるにせよ、ほとんどのネタはみんなが結末を見る前にルールだけ作って解決したと安心して見向きもしなくなる。という所かなと。

誰にメリットがあるの?

 問題提起の内容に沿った学術研究者や、飯の種が欲しい市民活動家、対策のために設備投資や生産を行い、新たな需要で潤う企業というのがメリットのある人たち。業界団体が出来れば、そこに天下れるお役人さんてのもあるかな?あと、諸外国の競争相手にとってみても、勝手に日本が規制規制でコケてくれるのは有り難いでしょうね。
 代償はルールの複雑化とコストの上昇、それに伴う需要の減少ですね。

これからどうなるだろう

 日本人の結構真面目に取り組む気質が災いして、ルールや規制は残り続けるでしょう。
 それこそ思考の大転換でも起こらない限り、うんざりするような申請や報告の書類とお付き合いしていかないといけません。

 何といいますかね、手間暇とコストは増えているのに、報酬は上がらないなんてよく聞く話なんでしょうけど、お客さん側の人々も、規制が増えてコストアップになるのは受け入れ難いという人多いですよね。

 ルールや規制を設ける時に立ち回った人たちが、『こんなはずじゃなかった』と歴史に問い詰められない事を願います。

datoko

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