アオイ星 修正版 第一話 一人だけのサッカー部その4 目指せ毎日1200文字以上投稿
ある日の練習中に猫田陽菜は水筒がとられてしまった。その水筒を取った女の子から見せてもらった学校の掲示板に自分の悪口が書いていたことに傷ついてしまった。
家に帰ったわたしは自分の部屋に閉じこもってしまった。
(そんな…まさか…五十嵐先輩といただけで…そんな…)
わたしは一時間くらい部屋に閉じこもって泣き続けていた。
「陽菜ーどうかしたか?」
「……なんでもない……」
「そうか?泣き声が聞こえるが…」
「なんでもないから‼お兄ちゃんは突っ込んでこないで‼」
わたしは大声でお兄ちゃんを追い出そうとする。
(何やってるんだろう…わたし…別にお兄ちゃんに罪はないのに…でも、心配はされたくないし…)
わたしの気持ちを知ってか知らずかわからないけどお兄ちゃんはわたしの部屋から静かに出て行った。
「はあ~」
(本当に何をやってるんだろ…あ。また泣けてきた…お兄ちゃん…)
いまさら後悔をしても仕方がない。そう思った次の瞬間。
ガチャ!
突然部屋の扉が開いた。そこには見捨てたと思っていたお兄ちゃんがいた。
「お兄ちゃん……」
わたしはお兄ちゃんの胸に飛び込んだ。今まで我慢してた分の涙がたくさん流れてきた。
「うわん…」
「陽菜……」
1時間たっただろうか……ずっと泣き続けたからかすごい疲れた。そんなわたしをお兄ちゃんは投げ出しもせずにずっと優しくなで続けてくれた。
「泣き止んだ?」
「……うん……」
「そっか……それで何があったの?」
「これ……」
お兄ちゃんにすべてを話した。ネットの掲示板を見せながら話した。そしたらお兄ちゃんは怒りながら
「可愛い妹に悪口なんて許せない。ちょっと大雅と相談してくる。」
と言ってお兄ちゃんは自分のスマホを手に電話を掛けた。
「もしもし?大雅?今時間空いてる?」
微かに音が漏れてくる。
「うん。大丈夫だ。どうした?」
「あのさ、学校の掲示板みたか?」
「え?」
「学校の掲示板に陽菜の悪口が書かれてるんだ。」
「陽菜ちゃんの⁉」
「おい‼陽菜ちゃんじゃないだろ?陽菜さまだろ?」
「はいはい。それで?」
「同じ学校のお前が何とかしろ‼」
「え?でも、どうしたら……」
「とりあえず付き合ってみるか?」
「え⁉」
わたしもびっくりして五十嵐先輩と一緒に驚いた。
「え?付き合うってほんと?」
「ウソカレカノだけどな」
「ああ……」
「ひとまず陽菜は大雅のことを五十嵐先輩じゃなくて大雅くんって呼んで、大雅は陽菜のことを陽菜って呼び捨てで呼ぶ。そして大雅は陽菜を毎回送り向かいする。いいな。あ、陽菜、幼馴染の悠貴にも協力してもらおうか。陽菜、悠貴にも電話できるか?」
「うん」
「わかったよ。じゃあ、陽菜ちゃん……じゃなくて、陽菜」
「はい。五十嵐先輩じゃなくて大雅くん」
翌日ー
「なんか不思議な感じ」
「な。俺たち、陽菜のボディーガードか?」
「ははは」
「じゃあ、悠貴、教室の移動とかは陽菜をよろしくな。なるべく陽菜を一人にするなよ」
「ああ」
「一人にしたその時は許さない」
「分かったって」
「大雅も陽菜を一人にするなよ!」
「わかってるって……というより大貴が来ればいいじゃんか」
「俺の高校は隣町だから」
「わかってるって」
「じゃあ、陽菜、気を付けるんだぞ」
「うん」
to be countined...
(皆さんこんにちわ。伊達政宗2です。本日は1235文字でした。合計で5027文字。目標の13万文字まで12万4973文字。頑張ります。応援、拡散、アドバイスをよろしく。ばいばい)
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