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【押し目攻略】高確率トレード、パターン見極め
押し目攻略、高確率トレード、パターン見極め。
ポジショニングがリスクを軽減。
今回は、押し目待ちの重要性と攻略について、解説する。
通貨クロストレンド手法は、トレンドを見極める手法だが、そのトレンド内でも乱高下するし、逆行する場合は押し目に向かっているケースとなる。
トレンドの方向感はあっているが、波に調和しなければ、連敗もあり得るのだ。私が、バイアス>トレンド>波と定義するのは、そのためだ。
押し目を意識することで、より精密なトレードができるだけではなく、より高確率に、さらにディフェンシブに立ち回ることが可能だ。
仮に勝っているトレーダーが同じ時間軸で、同じ通貨ペアをトレードをしていれば、トレード回数は、同じような回数になるし、エントリーも大体一緒だ。
それは入るポイントも、押し目を待つポジショニングも、大体同じになるからだ。つまり値幅を取れる確率の高いポイントは、実は限られているということになる。
逆説的に言えば、負けているトレーダーは、勝てるポイント以外で多くトレードをし、また押し目も意識していないので、余計な損失を増やしトータルの収支を圧迫している。
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✅勝ちのチャートパターン
勝てるチャートは、大まかに言えば2つ。一方通行の大きなトレンド相場か、値幅の取れるレンジ相場。
この相場を確実に取りきれば、勝率は9割でも勝てることも多い。方向感のない、ボラのない相場を避けて、値幅の見込めるチャートを狙うことだ。
この場合は方向だけではなく、勢いも考慮しなければならない。今ジャストで動いているかが重要だ、動かない、揉んでいる動きは不確定要素でしか無い。
そういうチャートに狙いをつけ、1時間足のトレンドラインで目標レートを決める。あとは、そこに辿り着くまでに、押し目を待ち続けてエントリーしていく。
一定の目標と方向を決めたら、逆方向は、よほどの値幅が無い限り狙わない。押し目の深さは分からないし、押し目で待ち構えている大口の初動でやられてしまう。
大口のアルゴは、この押し目のローソク足1本目の動きを見逃さない。勢いが強くなることも多いので、エントリーが遅れた場合は注意が必要だ。
トレンド方向のみにエントリーする順張り思考は、高確率トレードの大事なポイントである。押し目を待つという面においては逆張りだが、トレンドに対して順張りという認識だ。
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✅押し目の深さは予見できないが・・・
問題は『押し目の深さ』ということになる。この押し目の深さを予見できるかというと難しいだろう。
押し目が発生する要因は、主に短期の利益確定であると思ってよい。大口が利益確定して、さらにドテンしていればトレンドさえも変わってしまう。
大きな下落があった後に、大きな下ヒゲを付けて、そのリバウンドの反動を利用して大反発、そのままトレンド転換もありえる。
気付けば底Sをして踏み上げられている状態になり、大きな含み損を抱えることになる。こういうケースがあるので、的確に押し目を判断するのは難しい。
トレンドの押し目を意識するとともに、トレンドの終焉も頭に入れておこう。
トレンド転換は捕捉はできるので、押し目に入って逆行しても慌てることはない。冷静にポジションをドテンすれば良いだけだ。
押し目の深さは予見できないが、強いトレンドは15分MAなど短期ラインの抵抗にあう。これが前提になっているので、強いトレンドはMAまで引き付ければ基本はOK。
15分MAが突破されても、その後ろに1時間MAと4時間MAが抵抗になる。こういうラインを全て突破して、はじめてトレンド転換になるというわけだ。
押し目を狙うというのは、トレンドラインやMAに抵抗されるという前提で行うものだ。だから抵抗となるであろう、ラインでの揉み合いや力関係を見極めるようにしたい。
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✅押し目が浅かったら1分足で判断する
厄介なのは押し目がなくても、トレンド方向にどんどん進む場合があるということ。これはトレンドが強ければ、押し目が小さくなるのでエントリーが難しくなる。
私はクロストレンド手法の5分足で、トレンド反転を見極めるが、5分足のサインが微妙なときは、1分足のクロストレンドサインを目安にする。
強いトレンドの場合は、1分足は分かりやすい動きをしている場合が多いからだ。あまり小刻みに乱高下をしているケースは少ない。
1分足レベルなら、押し目に向かう動きでも逆行サインが出ているので従う。1分足で押し目エントリーをミスしても、5分足でトレンド転換がなければリスクはない。
素直にロスカットするか、ナンピンや両建て、色々状況判断に応じた方法をとろう。但し5分足のサインが転換したら、問答無用にロスカットである。
トレンドが強く、押し目が浅いなと思ったら、とにかく時間軸を短くする。これはトレード時間が1時間なら15分足にするなど、同じように対応できるということだ。
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✅トレンド内であればナンピンは有効
押し目の判断が浅かった場合は、その後ろのラインでナンピンしていこう。トレンド転換がなければ、やがてトレンド方向に戻るので、ナンピンのリスクは小さい。
勝っているトレーダーは、トレンド方向のナンピンは強気にしていくが、トレンドが転換すれば潔く、ロスカットするものである。
ナンピンは3回くらいまでが無難であるし、最終ラインは決めておくべきであろう。押し目判断が難しいからこそ、ナンピン戦略が有効になっているのである。
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✅押し目を見極めるには、多くの根拠を探そう
とにかくテクニカルのサインだけしか見ない人は、押し目も抵抗ラインも見ていない。他の通貨の連動性も見ていないし、ダウや金や原油も見ていないだろう。
押し目を多角的に判断するには、多くの情報を見る必要がある。通貨強弱手法であれば、その通貨が強い弱い根拠を、できるだけ多く探すことである。
必ず、リスクオンやオフ、円高円安、ドル高ドル安、連動したり逆相関になる要素が出現する。これは一斉にそういうチャート傾向になるので、ある程度ピンポイントで判断もできる。
根拠が多いのに、通貨によってはチャートは逆に行っている、そんなケースも多々発生するが、多くの根拠によって、その通貨のバイアスは自然に修正されていくものだ。
それくらい通貨強弱のウェイトは重い。
ダイバージェンスという言葉もあるが、通貨強弱においては、常に正しい方向を示唆する。通貨強弱を見ながら、押し目を常に意識する、これが高確率トレードの肝である。
波動の周波数が一致したのかもしれませんね!