【通貨強弱の見極め】通貨強弱を裁量で判断する難しさとチューニング精度を高めるコツ
通貨強弱を裁量で判断する難しさと、チューニング精度を高めるコツ。
通貨強弱を裁量判断する場合、安定性は担保できるのか?考察するポイントは、インジケーターと裁量のバランスそして正確性だ。
通貨強弱を相場判断の目安にする、億を稼ぐトップトレーダーは多い。通貨強弱の判断方法は違う上に、インジケーターを使わないトレーダーもいる。
そういうセンスに任せるやり方を真似しても、同じ結果は得られないだろう。あなたは同じ経験値を持っていないのだから。
インジケーターと裁量判断の両方で確実に再現性の高い方法を選ぶのだ。トレード能力について自分を過信してはいけない。
✅通貨強弱の基本はサヤ取り。
例えば特定の通貨ポンドが急変している場合は、ポンドペアを比較する。ポンド円、ポンドドル、ユーロポンド、ポンド豪など。
その中で出遅れているペアを、狙い撃ちするのがセオリーだ。リスクオフの場合は、豪ドルなどと連動する場合もある。
つまり出遅れているから、値幅がまだ取れるという判断である。勢いが出始めているので、先行するペアは今から入るのは遅すぎて危険。
であれば出遅れているペアであれば、いずれサヤは収まるという算段だ。勢いが出てから入るのは、短期の場合、最も安全かつ利幅が取れる。
そのポンドペアを比べる場合に、各チャートのローソクや形状で判断するか、インジケーターのサインで判断するのか、やり方は様々である。
通貨強弱手法というのは、サヤ取り、うねり取り、とも言える。要は通貨ペアのギャップと、リスクリワードがうまいポイントを探す。
そこで裁量に任せるかインジを使うかの分かれ目となる。インジケーターを嫌う人は、判断が引っ張られるという感覚があるのだろう。
✅通貨強弱の激流を捕まえる。
特に短期トレーダーの場合は、流れが激流に変わるポイントを狙う。市場の午前中のボラのある時間帯で、さらに特定の通貨の流れが変われば、
世界のマネーは、一気にその通貨へ押し寄せてくるのだ。勢いの方向にポジションを泳がせるのが、最も効率が良い取り方と言える。
さらに出遅れたペアを狙えば、値幅が取れるのでリスクリワードが厚い。勿論、複数のペアでトレンドが収束するかどうかは注視する必要がある。
祭りが終わらなければ、何度でも出遅れているペアを狙えるわけだ。
✅インジケーターは必要か?
通貨強弱の比較メーターのようなインジをざっくり見る人もいれば、私のように1分の5通貨比較と2通貨のクロストレンドを注視する場合もある。
5通貨比較は主要通貨の相関や強弱のギャップをチェックする。2通貨のインジケーターは、トレンドの波を捉える上で重要だ。
多くのトップトレーダーは私のようにインジに頼っているとはいい難い。豊富な経験とスキルで、多通貨ペアを感覚と感性にまかせている。
いわば相場のシナリオを、個別ケースで分析しているとも言える。また同じ相場は存在せず、シナリオは随時変化することも知っているからだ。
今現在のレートから値が伸びるかどうか、どこまで伸びるのか?エントリーした場合のリスク許容値、これらでシナリオを組み立てる。
これを裁量で判断すると、センスが必要となるトレードになってしまう。安定して相場判断が下せるのか?迷いの多いトレーダーには危険な方法だ。
急変が短期なのかトレンドなのか、また騙しなのか本物なのか?急変の本質を見極めないと、大口の餌食になるだけなのだ。
私がインジケーターを使う理由は、判断基準を一定にするためだ。メンタルや判断がブレる場合でも、行動基準があればその後の再現性も高くなる。
だから相場に一貫性を持たせるために、インジケーターで精密に分析する。あらゆる相場を安定的に掌握できるようになりたいからだ。
✅通貨強弱はバイアスと判断しオシレーターと併用する。
インジケーターの場合は、私がクロストレンドを主軸としているので、ギャップが埋まるか広がるかを前提に、判断をしているということだ。
私の手法を導入される方で、ボリンジャーバンドと混同される場合もあるが、スクイーズやエキスパンションの流れで、レートが連動していくものではない。
あくまで2通貨の強弱なので、バイアスがかかるという認識だ。バイアスはトレンドの上位であり、需給バランスの重みでもある。
したがってバイアスの中で、レートの波が上下する場合があるということ。つまり、バイアス>トレンド>波、という値動きの連動性を見ていく。
だからオシレーターと併用して、値動きは予測をたてる必要がある。現在私の場合は、平均足系のヒストグラムを導入している。
つまりギャップが有る場合は、一定方向にバイアスが掛かっていると判断し、そのトレンド方向に乗って、オシレーターでタイミングを図っていく。
そうすると、逆ポジを持つリスクが激減するということになる。またトレンドの切り替わりも判断しやすい。
レンジを乱高下するような相場もあるので、オシレーターの判断は変わるが、トレンドの応じた何種類かのバリエーションを武器として持っておこう。
✅通貨強弱を合理的に判定できれば最強の手法となる。
通貨強弱は、裁量で相場のシナリオごとに考えていくよりも、インジケーターでバイアスの強さを明確にしていくことでリスクは減る。
迷いのないトレードができるのが、一番のメリットだということ。しかしながら多通貨のチャートを比較して分析できる能力は必須である。
インジケーターのサインでも騙しのような動きは当然ある。通貨の特性や連動性も十分データとして研究を積んでいく事をオススメする。
究極は特定の通貨が動き、連動性があり、ギャップが確認できるような、ボーナスステージだけエントリーすればいいという帰結になるだろう。
リスクが少なく儲かる所に的を絞って、全力トレードだ。
通貨強弱を裁量やセンスでやっている、スーパートレーダーに憧れるのも、ほどほどにして、キッチリとした判定基準を持ってやっていこう。
波動の周波数が一致したのかもしれませんね!