メディア/コンテンツの透明性について_DataTailor_気になるNEWS_2020828
DataTailorにてメディア運営・コンテンツ作成に関連した気になるNEWSを、(なるべく)毎日更新!!!宜しくお願い致します。とお伝えしておきながら、またもや1カ月程経ってしましました。。
これからは、毎週1回更新を「コミット」して行きたいと思います。
■メディア/コンテンツの広告価値における透明性について
Integral Ad Science Japan 株式会社(以下、IAS)が「デジタル広告で発生する全コストの可視化のほか、アドフラウドの発生やコスト損失もリアルタイムで把握することができるため、デジタル広告のブラックボックス化を解決」というサービスを発表されました。
内容に関しては、IAS社に改めて詳細を伺いたいと思いますが、開示されている資料を確認するに、下記がポイントかと思います。
広告主が支払った広告費のうち、質の高いインプレッションに対して各媒体、デ ータやサービスに対してプラットフォームごとに「支払われた金額」と、アドフラウドやビューアビリティの低いインプレッションなど、不適切かつ不必要なインプレッションに対して「消費された金額」を選別、把握する
出稿側(広告主/代理店)視点としては、無駄な広告配信を抑制出来るということが本サービスのメリットかと思いますが、媒体社はこのトレンドをどのように捉えるべきなのでしょうか。
出稿側が、「どのような『ルール』で買い付けを行うか?」を体現し始めているので、媒体社は『ルール』を理解して、『ルール』に則した広告枠/メニュー/売り方をするべきだと思います。
アドフラウドやビューアビリティの低いインプレッションなど、不適切かつ不必要なインプレッション
これを如何にして減らす(まずは、測り、認識をするところから)ための、施策を整えて行くことが必要です。なお、施策は幾つかあるのですが、例えば、ビューアビリティ低いインプレッションに対しては、遅延読み込みを行っている媒体社さんもおられます。
遅延読み込みを適切に使用した場合、視認性が全体として高まる可能性があります。たとえば、ユーザーが下にスクロールしなかった場合、スクロールしなければ見えない位置にある広告スロットは読み込まれないため、送信される広告リクエストの数も少なくなります。
『ルール』を考えるにあたっては、昨年発表されたアドバタイザー宣言などはを参考にしていくのが良いと思われます。
1. アドフラウドへの断固たる対応
2. 厳格なブランドセーフティの担保
3. 高いビューアビリティの確保
4. 第三者によるメディアの検証と測定の推奨
5. サプライチェーンの透明化
6. ウォールドガーデンへの対応
7. データの透明性の向上
8. ユーザーエクスペリエンスの向上
今回のIASさんの対応で言うと、特に「2. 厳格なブランドセーフティの担保」「3. 高いビューアビリティの確保」「5. サプライチェーンの透明化」「7. データの透明性の向上」に寄与するものだと思います。
ちなみに、このような情報は、媒体社さんならば、JIAAの「ニュース」などを定期的にご覧になられることをお薦め致します。
■地域スポーツという「愛」が生まれやすいコンテンツについて
先のブランドセーフ/透明性などの話とは、打って変わってのテーマですが、コンテンツに関するもので、地元密着で「実に興味深い!」と思ったものについてです。
高校野球のメモリアル大会をはじめ注目大会やチームの紹介、県内高校の野球、サッカーチームの選手名鑑など地域のスポーツ情報を、鮮やかなグラフィック、正確なデータと共に紹介している。
青森と秋田で展開とのことですが、母校/地元校に対しての思い入れは、多くの人がもっているテーマで、他エリアでも十二分に展開しうるな。と思いました。
また、このメディア企業さんは、eスポーツの大会についても取り組んでおられようです。地元密着型のメディア企業さんの、このような取り組みを応援して行きたいです。
今回は、前半で少しテクニカルな話でもあるアドフラウド周りの話をしましたが、このような話も「良質なコンテンツ」を提供するメディア/個人があってこそだと思います。本noteでは、これからも継続的に、「コンテンツ」に関する話も発信していければと思います。
<<執筆>>原 直志
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