データベースの開発環境の構築に数日?!いえいえ、秒でできる時代ですよ〜Snowflakeのゼロコピークローン
SnowflakeでセールスエンジニアをしているKTです。
データベースを使っていると、テストや開発を行いたいときもあると思います。そんな時、本番環境はできるだけ使いたくありませんよね。となると開発環境を用意しなければなりません。
オンプレミスの環境にしろ、クラウドの環境にしろ、本番に入っているデータを複製して別の場所に持っていこうと思ったら、まあそれなりに時間がかかると思います。
30分?2時間?半日?いや、あるいは数日かかるといった方もいました。
あまりにもデータが重すぎてすべてのデータの複製は諦めて、サンプルデータで開発環境を作ることだってありますよね。
でも本当は、できるだけ本番に近いデータでやりたいじゃないですか。値が違ったら意味ないかもしれないし、パフォーマンスだって計測したい。テストのために網羅性のあるデータを作るのだって、すっごく大変ですよね。
しかしSnowflakeを使えば、もう二度と開発環境構築に頭を悩ますことなんてありません。
なぜなら、開発環境はたった数秒で構築できるからです。
…いやいやいや。
そんなことあるわけないって?
これを見てください。
1秒32でTRIPSテーブルを元にしたTRIPS_DEVというクローンテーブルが作成されました。
えっ!?いやいや、すんごい軽いテーブルなんじゃない?
いいえ、1.7GBのテーブルです。
1.7GBじゃあ大したことないって? ではこちらをご覧ください。
59.6GBのテーブルを2秒08でクローンしました。
このクローンの驚くべきことは、実際にはデータを複製しているわけではないので、ストレージ料金も、コンピュートリソースの料金もかかってないということなんです。Snowflakeをすでに使ってる方はストレージとコンピュートの費用と言われてピンとくると思いますが、よく知らない方はとりあえず無視してください。
大事なことは、クローン(開発環境)を作るだけならタダ。実際にその環境をいじくるまで費用はかかりません。
これだけ高速に準備できて費用もかからないなら気軽に開発環境を準備していろんな実験を行いたくなりますよね。
つまり、いちいち定常的に開発環境を構築するためのリソースと工数を準備して、開発環境をメンテナンスするためのコストを支払う時代は終わったということです。
さて、こんな爆速で作られたクローンですが、クローンの元データが変わったり無くなったりしたとき、クローンはどうなるのか?
実際には複製されていないのだとしたら、当然影響が出るよね?と不思議に思われている方もいらっしゃることでしょう。
次回はこのクローンの元データがどんなに痛めつけられたとしても、クローンは全くもって元気でピンピンしていますよ!ということを証明いたします。
作るのは一瞬。しかし作られた後は完全な独立性を保っている魅力的なゼロコピークローン。
どうですか? 今すぐSnowflakeで実験してみたくなったのではないでしょうか。1ヶ月の無料トライアルで、本当にこんなことができるのかぜひみなさんの目で確かめてみてください!
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