32歳の僕が24歳の僕に出会う話。
悩んでいる様子の後輩たち(24歳)を、飲めないお酒に誘う。新入社員にとって身近な先輩だったのは遠い日で、後輩にとって僕はお兄さんという訳ではなく、上司だ。
最近は年上と飲みに行く機会の方が多く、20代の飲み会は恋愛の話がほとんどだということを忘れていた。僕が一杯目のジンジャーエールを飲み終わらない内に、彼らに恋人がいるのかという話になった。
僕は昔から自分の経験や偏見から「こういう人間はこう」と決めつけて占うのが得意で、小さな兆しからその人の本質を勝手に見出して、十分条件