「大和ミュージアム来館者データの可視化と分析」から見る効果的な自治体データの可視化
ごあいさつ
「データプラットフォームくれ」では、APIを用いた呉市のデータ提供と、それらのデータを活用したユースケースを公開しております。
ユースケースは現在5つ公開中です。
本noteでは、今回もユースケースを1つご紹介させていただきます。
大和ミュージアム来館者データの可視化と分析
今回ご紹介するユースケースは「大和ミュージアム来館者データの可視化と分析」です。
本ユースケースについて
本ユースケースは、呉市における主要な観光名所のひとつである大和ミュージアムの2017年の来館者平均値との比較値データを利用しています。
これは西日本豪雨災害及び新型コロナ感染症の影響を受けていない2017年の同施設の平均来館者数と、現在の来館者数を割ることで、2017年よりも来館者が多いのか少ないのかを値で示しています。
大和ミュージアムは県内外から来訪される方の多い施設であるため、呉市への来訪者の賑わいを表すデータとして利用し、カレンダーに大和ミュージアムの主なイベントを入力し、比較することで来訪パターンにどのような変化があるのかを可視化しました。また、曜日や気象情報といったデータを組み合わせています。
来館者数データの活用事例
来館者数データの活用事例としては、以下のようなものがあります。
マーケティング戦略の改善
カレンダーに挿入した大和ミュージアムの来訪者指数データを分析し、訪問者の増減パターンやピーク時を把握する事ができます。
その結果に基づいて、集客キャンペーンや宣伝活動のタイミングや内容を最適化する事ができます。
来館者数が減少傾向にある場合、特別なイベントやプロモーションを計画して、来訪者の関心を引きつけます。
施設運営の改善
気象データと来訪者数データを組み合わせて、気象条件が来訪者数に与える影響を分析する事ができます。例えば、天候が悪い日に来訪者が減少する傾向がある場合、屋内イベントや展示物の充実を検討します。
イベントデータを分析して、特定のイベントが来訪者数に与える影響を把握し、将来のイベント計画に反映させる事ができます。
地域観光の振興
大和ミュージアムの来訪者数データと呉市の他の観光スポットのデータを比較することで、地域全体の観光動向を分析します。
カレンダーに挿入したイベントデータとの関連性を探り、地域のイベントと観光スポットの相乗効果を検討する事ができます。
これらの活用事例は、大和ミュージアムの来訪者数データを複数の要素と組み合わせることで、観光施設や地域の魅力を最大限に引き出すための施策を検討するための手がかりとなります。
来館者数データは、特定の施設やイベントを訪れる人々の数や頻度に関する情報を提供しています。その施設に訪れる人々の数や変動を分析する事ができます。特定の施設やイベントの訪問者数に焦点を当てており、その施設やイベントの人気度や需要の変動を把握するために使用されます。
一方、前回ご紹介した人口データは地域の人口構成を把握し、人流データは人々の移動や行動パターンを把握するために使用されます。これらのデータを組み合わせることで、地域や施設の課題や機会をより深く理解し、効果的な施策の立案に役立てることができます。
【データプラットフォームくれ ユースケース:大和ミュージアム来館者データの可視化と分析URL】
「大和ミュージアム来館者データの可視化と分析」のユースケースでは実際にカレンダーのインターフェースを操作することができます。
ぜひ、データプラットフォームくれのAPI提供、ユースケースをご覧いただき、実際にご利用いただければ幸いです。データを利用した地域課題解決やスマート化をご体験ください。
【データプラットフォームくれ URL】
【データプラットフォームくれ APIドキュメント URL】