「毎日データマネジメント」の結果を集計してみた
はじめに
8月28日から9月26日まで「毎日データマネジメント」として過去の記事の要約とリンクをXで投稿した。
内容によって注目を集めた記事、集めなかった記事があったので結果を集計して考察してみる。
仕事だとAPI使ってデータを取得したものをBigQueryに入れてLookerで可視化するみたいなことを言っているかもしれないけど、全て手作業で集計した。
なお、思いつきで始めただけなので結果がどうであれ、特にネクストアクションは無いです。
データマネジメントの進め方
著者のDMBOKを用いてCDO室を立ち上げデータマネジメントを推進した経験を基にデータマネジメントの進め方をまとめたkindle本を執筆しました。
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拡散された記事ランキング
Xの拡散アルゴリズムがわからないので、拡散されたから人気があるとは限らないが、データガバナンス系の記事が拡散された。
1位の個人情報保護法の用語については、ビジネス部門が論点を理解して対応できている事が多くないように感じるので、知りたい人が多かったのかなという印象はある。
コラム 改正個人情報保護法の関連用語を図を用いて説明します
DMBOK第16章「データマネジメント組織と役割期待」
データ用語解説 データガバナンスとは
高CTR記事ランキング
クリック数 ÷ インプレッションでCTRを算出した。
CTRが高いというのは、ポストの内容に興味を持って記事を読んでみたくなったということかなと。
データ利活用が進んでいる会社と言えばIT企業という感じな気がしますが、DX推進に力が入れられているため、意外とレガシー企業で取り組んでいる担当者も多いのかもしれない。
コラム 2025年の崖から落ちそうなレガシー企業でデータ利活用を推進している話
DMBOK第1章「データマネジメント」
コラム これからのデータ活用のために必要なのはデータプロダクトマネージャーだ
高イイネ率記事ランキング
イイネ率が高い記事はDMBOK解説記事が上位を占めた。
Xで自分をフォローしている人はデータマネジメントの情報を求めているからDMBOKの解説記事にイイネを押してくれるのかもしれない。
ただ、第1章は初回という事もあり、ご祝儀的なイイネがあったのかもしれないので例外的かも。
DMBOK第1章「データマネジメント」
DMBOK第5章「データモデリングとデザイン」
DMBOK第11章「データウェアハウスとビジネスインテリジェンス」
結果と考察
集計して気が付いた点を3つほどピックアップして、なぜそうなっているのか考察を書く。
1.DMBOKの実務的なところはあまり人気がない
セキュリティとかデータストレージとかそういった実務的な章はあまり人気がない。
個人的にもDMBOKよりもGoogle CloudとかAWSまたはクラウドベンダーが出している実際のツール群を参考にしたほうが具体的な情報が得られるため、あえてDMBOKで学ばなくてもいいと思っている。
2.DMBOKの解説より経験談のほうが読まれる
前半に出していたDMBOK解説記事よりも後半に出していたコラム系記事のほうが読まれていた。
これは単純に自分がDMBOK解説記事を擦りすぎたせいかもしれない。
3.DMBOKの解説で興味ありそうなのは組織の話
DMBOK解説記事の中で拡散されていたのは、第16章「データマネジメント組織と役割期待」、第17章「データマネジメントと組織の変革」という組織の章だった。
組織の話はどの会社にも当てはまるような内容なので、ターゲット層が多かったのかもしれない。
感想
まずは見ていただいた方、ありがとうございました。
自分が記事を書くときにはなるべく時間が経っても役に立つようなことを書こうと心がけており、ある程度ストックがたまったので掘り起こしてみようと思ったのが今回の取り組みです。
140文字以内で要約を書いたり、予約投稿の設定をしたり、Xの予約投稿の仕様がいけてなかったりと意外に大変でしたが、読んでいただいてよかったなと思います。
おわりに
自分の知識をまとめるためと今後誰かがデータマネジメントをやってみたいと思った時のきっかけとなるためにnoteを書くことにしました。
モチベーションのために役にたったという人はぜひ、フォロー&スキをお願いします。
ツイッター(@yoshimura_datam)でもデータマネジメントに係る情報をつぶやいてますので、よろしくお願いします。
最近は動画も作っているので、こちらもよろしくお願いします。
データマネジメントを学ぶ人が抑えておきたい本
DXを成功に導くデータマネジメント
DXを成し遂げるために必要なデータをどうマネジメントしていけばよいかが書かれている。
データ環境より、セキュリティの観点であったり、プライバシーの観点であったりといった非技術者向けの内容が多く書かれている。
データマネージメントに興味を持った人はまずは読んでみるとデータマネジメントでなすべき概要が理解できる。
実践的データ基盤への処方箋
データ利活用を行うために必要なデータ基盤の考え方と、利活用するためにはデータをどのようにマネジメントしていけば良いかを具体的な例を用いて説明されている。
技術が中心になるので現在データ技術に係る人がデータマネージメントに興味を持った時には、まず手に取ることをおすすめする。
個人データ戦略活用 ステップでわかる改正個人情報保護法実務ガイドブック
個人情報保護法を順守するための基本的な考え方が実務ベースで書かれている。2022年4月に施工される改正個人情報保護法で新たに追加される概念も同様に記載されている。
政府の出しているガイドラインよりも俯瞰的に読めるためデータプライバシーにかかわる人、データを使ったビジネスを推進する人は読んでおくとスムーズに業務が進められる。
データマネジメント知識体系ガイド(DMBOK)
自分も要約・解説記事を書いているDMBOK。データマネジメントに興味を持った人がまず手に取ると挫折することは間違いないほどのボリュームがある。
読めば読むほど味が出てくるので、データマネジメントを進めようとしている人は各家庭に1冊は是非買っておきたい。
データマネジメントが30分でわかる本
著者もDMBOKを読むためには非常にボリュームが多く読み解くには苦労するので、かみ砕いた解説書をまとめたと書いてある通り、DMBOKを独自解釈してわかりやすく書かれている。
DMBOKを技術者目線で読み解いた内容になっているので、実践的データ基盤への処方箋と同様データ技術に係る人におすすめする。