【MILスペック認定品の基礎知識】
MILスペック認定品の基礎知識
MILスペックにおいて、認定とは取得とは独立して、取得の事前に行われる処理のことである。そして、認定の目的とは製品が要求に適合していることを試験によって確立することにほかならない。言い換えれば、MILスペックにより認定品を製造する業者の能力を、証明することでもある。試験によって承認された製品は認定品としてに認定品データセット(QPD)に掲載される。また承認された製品は認定業者リスト(QML)に掲載される。世界中のユーザはこの公開されたQPDやQMLを参考にして、安心して使用ができるというわけである。
ところで米国防総省(DOD)認定プログラムの目的は製造業者が満足のいく性能証明を事前に試験をすることで要求仕様を満たすことにある。事前に認定品とすることで、取得リードタイムを削減できるからだ。また初回品の必要性を排除することによって、その試験費用をも削減することになる。試験は非常に高価であり、また特に重要である試験を実施するための時間をも節約することは非常に重要なことなのである。
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