【応募者数を約30倍にした新採用サイトはどのように作られたのか？】サイト制作の裏側大公開
こんにちは！株式会社データ・アプリケーション（東証スタンダード：3848）(以下、DAL)の経営企画管理本部・経営企画グループです。
前編・新採用サイトをリニューアルでは、コンセプトやコンテンツなど、新採用サイトの内容やDALが伝えたい思いをご紹介しました。
今回の後編では、サイト完成までの流れやリニューアルによる効果まで、応募者数を約30倍にした新採用サイト制作の裏側を大公開します！
プロジェクト始動のきっかけ
～社内に新しい風を吹きこむために～
前編では、当期重点施策「人材の獲得と育成」を達成するための施策の１つ、人材の価値を最大限に引き出すための人的資本経営の一環として、新採用サイトのリニューアルが行われたことをご紹介しました。
ではなぜ、今リニューアルが行われたのでしょうか・・？。
それはDALがEDI中心の会社から、社会のデータ連携、DXを牽引する会社への過渡期を迎えているからです。
EDIを安定的に運用することが最重要であった以前は、採用のターゲットはEDIの知識やノウハウをもったベテランが中心となっていました。
ですが今後、その基盤を引き継ぎながらも新しいチャレンジに向かい、DALをさらに発展させていくためには、社内に新たな人材、新たな風✨を吹き込むことが大切です。
売り手市場で採用が難しくなっている近年、それを実現させるにはどうするべきか？
・
・
・
検討した結果、社内の一大プロジェクトとして採用サイトのリニューアルに着手することになりました。
リニューアルに向けた道のり
・課題の洗い出し
以前の採用全般や採用ページの最も大きな課題は、事業内容を分かりやすく伝えられていなかったことです。
EDIはBtoBソフトウェアのなかでも特にインフラ、基盤に近い部分であり、事務系はもちろんITエンジニアもよく知らないことが珍しくありません。
以前の採用の中心は経験のあるエンジニアであったことから、事業内容の分かりにくさはあまりネックになっていませんでした。しかし、新たなタイプの人材を迎えるにあたって、事業内容や会社の特長を言語化できていないことは採用活動を難しくする一因となります。事前に事業内容が伝わっておらず、面談が実質的に説明会のようになってしまうこともありました…😢😢
そこで、「事業内容を誰にでもわかりやすくお伝えする！」ことを第一の目標に、採用サイトリニューアルプロジェクトが動き始めました。
・社内インタビュー第1弾（2022年11月頃）
はじめに取り組んだことが社員へのインタビューです。
「DALの魅力はなにか？」
「なぜ採用活動がなかなかうまくいかないのか？」
などなど、全社員の半数近く（！！）にDALと採用の現状について本音をヒヤリングし、伝えたい魅力や内容のイメージを練っていきました。
・構成とデザイン（2023年1～2月頃）
社内インタビュー結果をもとに、具体的な構成について制作会社さんとのディスカッションが始まりました。
プロジェクト単位での醍醐味や苦労話も伝えたいこと、これからのDALを支える若手メインのインタビューを掲載したいこと、などの要望をもとに提案書を作成してくださり、コンテンツが定まっていきました。
デザインにもこだわっています。真面目過ぎに見られがちなDALやEDIのイメージを変えるため、これからDXに寄与していくという将来性を感じさせる雰囲気、ポップで斬新な色使いを使った今っぽさを重視したデザインにしていただきました。
・コンテンツの作成/インタビュー第2弾（2023年初夏～）
掲載する対談や社員インタビュー、撮影を集中して行いました。社外の方とのクロストークとして、野村総合研究所の藤野様にご協力いただいたり、様々な部署の社員にお願いして話してもらったりと、初めてのことだらけで難しさもありながら、社内外含め多くの人との関わりのもと取材は順調に進みました。
はじめは、顔を出してのインタビューを社員が受け入れてくれるだろうか、、、という心配をしていたのですが、皆が快く協力してくれたことや、人前に立つことや話すことを楽しんでくれたことから、DAL社員の人柄の良さを再確認する良い機会にもなりました！
・チェックと公開（2023年12月～）
取材後にはそれぞれの記事やコンテンツのチェックを行います。実はこの作業がとても大変でした💦
しかしながら、その際にグループ内で仕事を割り振って適材適所で動いたことや、他グループがヘルプに入ってくれたことなど、ここでも社内の人たちの協力や助けを受けて、おおむね予定通り動き出しから約１年で、採用サイトを無事に公開することができました！
採用サイトのリニューアルは多くの時間的、金銭的投資をしたプロジェクトでしたが、それだけでなく、各プロセスにおける社員の協力が、完成に向けた大きな推進力になりました。積極的に人材を採用し、新しい力でDALを発展させていくことへの、会社全体の期待と熱意を、制作の道のりを通じて伝えられていましたら幸いです。
新採用サイトの効果
では実際、採用サイトリニューアルの効果は出ているのでしょうか？
答えは「Yes！！」です。
エージェントやスカウトを通じてアプローチしても、思うような反応が得られないことが多かったのに対し、リニューアルをしてから応募者が約30倍に増えました。
また、採用サイトで事業内容や求められているスキルが明確になったことで、求職者と会社のミスマッチも減っています。お互いに採用サイトという土台を共有していることで、面接の初期段階から建設的な会話ができるようになったためです。
加えて、サイトのリニューアルや、それに伴うかかわりを経て、社内でも人材採用に興味をもつ社員が増えたことも副次的な効果でした。比較的部署ごとの繋がりが薄い点がDALの課題でしたが、他グループの社員インタビューや募集ポジションを見ることで、部署を超えた全社的な視点を持つことができたのかもしれません。社員が知人を紹介・推薦するリファラル採用も活発になってきています。
今後も、この良い傾向を維持できるように採用・育成の強化を続けていきます。
おわりに～キャリア入社した社員よりメッセージ～
おわりに、新採用サイト公開後の2月にキャリア入社した社員よりメッセージをご紹介します。
『候補者は、自身が選考に応募している企業様のホームページ・サイトというのはやはり大抵は検索して見に行くものだと思います。私もデータ・アプリケーションの選考を受けていた際は勿論ホームページ・サイトを検索して見に行きましたが、まず、採用に特化したページがある時点で、「採用に力を入れているのだな」と思いました。また、採用サイト全体が美しいビジュアライズで見やすかったです。加えて、様々な職種の方のインタビューが顔写真付きで公開されていたことで、実際に働かれている方々のイメージがつきやすかったです（特に私は共に働くことになる上長の詳細なインタビューがあったので、大変ありがたかったです）。今後の事業展開に関する安原社長と他社様のインタビューや若手社員の座談会記事などコンテンツが豊富にあり、会社の現在と今後目指している方向性、全体的な雰囲気などを知るうえで、大変参考になりました。』（2024年2月経営企画グループ入社、H.K）
＜公式サイト＞
コーポレートサイト
IRサイト
当記事に関するお問い合わせはir@dal.co.jpまでお願いいたします。
（ご留意事項）
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。