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【SDGsの8つのマテリアリティはどのように決まったのか?】マテリアリティ特定までのプロセス大公開

こんにちは!株式会社データ・アプリケーション(東証スタンダード:3848)(以下、DAL)の経営企画管理本部・経営企画グループです。

DALでは、2023年5月、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に向けて、サステナビリティ基本方針を策定するとともに、事業活動を通じて優先的に取り組むべき課題として、環境・社会・ガバナンスの観点から8つのマテリアリティを特定しました。

「データと一緒にワクワクした未来」の実現のため、データ・アプリケーションが2030年までに優先的に取り組むべきこのマテリアリティはどのように決まったのでしょうか?

マテリアリティ特定までのプロセスは、簡単にこちらに記載していますが、SDGs推進委員会のワークショップの様子など、もう少し具体的にお話できればと思います。


事前:動画学習と従業員にSDGsに関するアンケートを実施

そもそもSDGsとは何か、SDGsの基礎を学ぶe-learingを全社に展開後、当社並びに社員の皆さま一人一人の現状を把握するため社会的課題(環境問題、人権問題、社会問題など)についてのアンケートを実施しました。
具体的には、当社の取り組み状況、具体的な改善の提案、個人的に取り組んでいること、SDGs推進委員会に期待することなどをヒアリングしました。

アンケートイメージ

SDGs推進委員会を設置


サステナビリティに関する取り組みを進めるため、各部門メンバーから構成されたSDGs推進委員会(以下、委員会)を設置しました。組織編成において気をつけたのは、多角的な視点を持つため、部署はもちろん、性別、年齢、役職などできる限り多様性を持ったメンバーで構成することでした・・!

そして、SDGsコンサルティングを行っている株式会社Drop(以下、Drop)さんの支援のもと、約2日間にわたるワークショップを行いました。ワークショップでは、「否定しない」ことをルールに、委員会にて様々なことを議論しました。

ワークショップDAY1:バリューチェーン分析

①    DALのバリューチェーン※上に存在する-(リスク)、+(機会)の課題はどのようなものがあるのか?を委員会にてブレスト

リスクの課題の洗い出し
機会の課題の洗い出し

※バリューチェーンとは、企業における各事業活動を価値創造のための一連の流れとして把握し、各工程に付加価値を見いだすフレームワークのこと

②    出てきた全課題をSDGS 17目標にグルーピング

次は、①で出てきた課題をSDGS17 目標にあてはめる作業をしていきます。

リスクと機会の課題をSDGS 17 目標にグルーピング

DAY1 終了後

17目標にグルーピングをしましたが、このままでは数が多すぎます・・。
そこで、後日、GRIスタンダードSASBなどの国際的なガイドライン、企業行動規範などを参照し、事務局とDropにてグルーピングを整理、DALが取り組むべき課題候補を21個に絞りました。

地道な作業・・・

具体的には、例えば、バリューチェーン分析で出てきた下記の意見を・・
 
・購買トレースを取ることで、フェアトレードを実現する
・人権方針の策定
・トレサビリティの確保

サプライチェーンの人権尊重という表現でまとめる作業です。

ワークショップDAY2:課題の2軸プロット

さて、いよいよまとめた21個の課題候補に対して、社会にとっての重要度プロットとDALにとっての重要度の2軸でプロットし、DALが取り組むべき課題の優先度をつけ、決定していく作業です・・!

社会にとって重要度は、事前にDropに行って頂き、委員会では、DALにとって重要と思う課題をプロットする作業を行いました。

①     3グループに分かれ、各チーム21個の課題のうち、それぞれ7つの課題ずつ割り振られ、DAL重要度をプロットします。

②     それをさらに全体で議論し、重要度の位置を調整・決定していきます。

③     21個の課題候補の2軸の位置が決定したところで、また各グループにわかれ、そのなかでもDALが優先的に取り組むべきと思われる課題を2つ〜3つ程度選んでいきます。

④     さらにそれを再度、全体で議論し、DALが取り組むべき8つのマテリアリティが決定しました!

2軸のプロット
【「DALとして1枚岩で取り組むべき事項ではないか?」など白熱する議論】

そして、抽出した重要課題について、SDGs推進委員会にて議論した結果を経営陣との議論と通じ、当社の経営戦略などとの整合性を確認し、DALが優先的に取り組むべき8つのマテリアリティを特定しました!!

データと一緒にワクワクする未来のための8つのマテリアリティ

きちんとした思考・議論のプロセスを経たマテリアリティ特定までの道のりはいかがでしたでしょうか?
 
もちろん、マテリアリティを決め、実行していくこれからが本番です。

8つのマテリアリティの指標とそのKPIを決め、PDCAを回していくことで社員一丸となって「データと一緒にワクワクする未来」を迎えられることを願い、実行していきたいと思います。🌎💪
 
最後に、今回、マテリアリティを特定、KPIを決めるにあたり支援していただいたDropの皆さま、忙しい業務の合間をぬってワークショップにご参加いただいたSDGs推進委員会の皆さま、ありがとうございました!

<公式サイト>
コーポレートサイト 
IRサイト 
当記事に関するお問い合わせはir@dal.co.jpまでお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。

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