データ分析初心者がBIツール触ってみた!~Tableau編~
1.はじめに
OACとPower BIに続いて、ハンズオンを通してTableauの機能と所感をお伝えしたいと思います。
Tableauが一番期待値が高かったので楽しみです!
ハンズオンでは、スーパーの売上についての分析をデータ接続からグラフ作成、関数の使用、ダッシュボード作成まで紹介しております。
Tableau Cloudのトライアルアカウントが必要になります。
2週間が無料期間で以後、有料アカウントに変更しないと使用できなくなるのでご注意ください。
2.Tableauとは?
セールスフォース社が提供するBIツールで、以下の特徴があるようです。
※ガートナー社の発表したレポートを参考
・Tableauコミュニティによる知識の熟成
ビジュアル分析開発者の大規模なコミュニティがあるようで学習のハブとなり、知識の蓄積とツール導入促進に一役買っているようです。
・誰でも扱える直感的かつ強力な分析ツール
他ツールと比べてもUIの分かりやすさに優れているようです。
・Slackなどの独自ツールとの連携
他製品のDBとの連携はもちろんのこと、SlackなどのSFDC製品とも連携できるようです。
個人的に調べている中でUIがいけてるな―という印象がありました。
TableauからSlackに通知できるようで、これがあればかなり社内にBIツールも浸透すると思いました。
興味あるのでまた調べてみます。
3.ハンズオンについて
Tableauのアカウント作成方法から始まり、ダッシュボード作成まで所要時間30分ほどになります。
短くていいなと思っておりましたが、スピーディに紹介されていくので適宜止めながら作業するのをおすすめします。
他方、時間が短いわりに内容が濃いのでタイムパフォーマンスがかなりいいと思います。
GUIについて
とにかく見やすいし、デザインが洗練されているという印象でした。
どの作業も対象項目に対して右クリックで編集できるためかなり直感的な操作でした。
全てスムーズに操作できるのでストレスをほぼ感じなかったです。
特にタイトルの編集はMS wordのように文字の編集が可能であり、挿入タブを活用すれば動的にも生成できるのがかなり便利だと思いました。
またフィルターの種類の指定や連続不連続の値を色で識別できるなどわかりやすいです。
分析機能について
・LOD関数について
グラフに関係するディメンションに関係なくても、指定したディメンションで計算してくれる関数です。
こちらはかなり便利で日付と売上のグラフに対してオーダーIDごとの利益を組み込むことがで着たり何かと便利だなと思いました。
グラフの粒度ってどうしても軸にある属性に左右されてしまうところがありますが、属性を複数持ってより粒度の細かいグラフを表現できるのが最高すぎます。
・計算式やグラフコメントの編集について
計算式にコメントを追加することで他者が見てもわかりやすいようにすることができます。プログラミングもそうですが、作成者が不在でもぱっとわかるような運用にできるのは魅力的だなと思いました。
またコメント内に他シートのグラフを組み込むこともできるので多角的に分析が可能になると思いました。
・連続と不連続について
メジャーや属性を連続と不連続の形に意図的に変えることができるようです。
年月日を通常通り時系列順に並べるのが連続、そうでなく自由に並べられるのが不連続という感じです。
分析に合わせて見やすい形にグラフを作成できそうでこれはかなり便利そうです。
・メジャーバリューやメジャーネーム
全てのメジャーを含んだ項目のことでピボットテーブルなどを作成する際に使えます。
項目を一つ一つ選択しなくても一瞬でグラフに設定できるので便利でした。
・ダッシュボード作成
グラフをそれぞれシートごとに作成してから、最後にダッシュボードに統合していました。
こうするとダッシュボード作成中にグラフを変更してしまう恐れもないですし、最後にまとめて作成することで思考が整理されていいなと思いました。
また画面左下にどのコンテナと表を用いているかが出ているので、視覚的にではなく、構造的にもダッシュボード画面を編集できるのがいいと思いました。
4.まとめ
Tableauは、UIも機能も充実しすぎてて感動してしましました(笑)
操作感も初心者に合わせていますし、LOD計算など特殊な関数や表現の幅も広いので分析で必要な機能がそろっているなと思いました。
熟練者にとっても深堀出来る機能が満載なのでデータ分析生活に花が咲きそうです。
ハンズオンの内容自体もTableauの強みを分かりやすく伝えているのでマーケティングとしても機能しているなと思いました。
Tableauの資格とろうかな。。。(笑)